イチョウ葉エキスは天然由来の物質のため、産地や収穫の時期、作り方によって品質が左右されます。
規格の内容は、フラボノイド配糖体が22〜27%、テルペノイドが5〜7%などです。
イチョウ種子の外皮に多く含まれるギンコール酸は有害物質の一つで、イチョウ葉にも入っており、接触皮膚炎やアレルギーを引き起こすおそれがあります。
有害な作用を防ぐため、イチョウ葉エキスのギンコール酸は5ppm以下にするよう規格で定められています。
さまざまな成分を含有するイチョウ葉エキスは、どのような作用を持つのでしょうか。
活性酸素は抗菌作用の一面もありますが、脂質を酸化させるほか、炎症反応に関わり、生活習慣病や老化の原因と考えられています。
「めぐり」をサポートするイチョウ葉エキスは、脳梗塞や動脈硬化が不安な人にうれしい成分です。
ドイツで行なわれた研究では、間欠性跛行で悩む人たちにイチョウ葉エキスを投与したところ、痛みを感じずに歩ける距離が伸び、症状も和らいだことが確認されています。
これまでに行なわれた研究では、イチョウ葉エキスは月経前症候群を和らげる可能性があると報告されました。
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