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2023年12月22日

律令制度とは何か? 日本の古代法体系について

神奈川県埋蔵文化財センターは、毎年「かながわの遺跡展」を開催しています。令和5年度のテーマは「華ひらく律令の世界」で、律令制度が導入された7世紀後半以降の日本の社会について紹介しています1.同センターでは、出土品展示会や講演会なども開催されています12.律令制度とは、中国唐朝の律令に基づく国家の法体系・制度を指し、古代日本において、律令を取り入れ法体系を整備し、それに基づいた国家制度・統治制度を指します。日本の律令制は、中国の制度を参考にしながら、概して7世紀後期(飛鳥時代後期)から10世紀頃まで実施されました。律令制度は、公地公民制の徹底に特徴があり、それまでの地方豪族の領地は収公されました。ただし、極めて高い朝廷の地位を持つ身分(三位以上)や大寺社へは、公務に準ずるとして特例制度を設け、指定した土地の収穫物から直接的に収入を得ることを認めました。また全面的な官僚制は採用せず、古代日本の伝統に基づく氏族制を認め併用しました。それまでの古代からの地方豪族は国司の下で郡司に任命・世襲され、古代村落内の戸(大家族)を把握し、その戸に住む一人一人を定期的に記録し(戸籍)、律令制の諸制度を実質的に支えることとされました1.







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