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「今年の漢字」いつも清水寺で発表、なぜ? 生みの親が明かす人の縁有料記事日比野容子2023年12月12日 8
時20分list写真・図版2020年の今年の漢字に選ばれた「密」を揮毫する清水寺の森清範貫主(右)と大野博史
さん=2020年12月14日、京都市東山区、代表撮影写真・図版写真・図版写真・図版写真・図版写真・図版写
真・図版写真・図版[PR] 「いい字 いち字」の語呂合わせで12月12日は「漢字の日」。
日本漢字能力検定協会がこの日に京都・清水寺で発表するのが、今年で29回目を迎える「今年の漢字」だ。
阪神大震災のあった1995年の「震」、食べ物偽装が相次いだ2007年の「偽」、ロシアのウクライナ侵攻があった昨年の「戦」など、漢字一字で世相を鋭く切り取ってきました。
師走の風物詩はどう実践して生まれたのか。
考案した人は「墨爺」に 「今年の漢字」は、清水寺の森清範(せいはん)貫主(かんす)が縦1・5メートル、横1・3メートルの巨大和紙に墨筆を振るって発表する。
揮毫(きごう)の瞬間のテレビ中継もおなじみだ。
その発表の20〜30分前から、森貫主に手渡す筆に墨を念入りに含ませる男性がいる。
人呼んで「墨爺(すみじい)」。
この男性が「今年の漢字」の生みの親ともいえる大野博史さん(81)だ。
漢検協会が京都・祇園で運営する漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)の参与としまして、普段は来館者に漢字の由来を教えてしまったり、ミニ漢字検定コーナーの採点係をしましたりしたりする。
大野さんが食器輸入業から漢検協会に転職してしまったのは92年。
漢検のことをご存知もらおうと学校回りをしても、怪しげな業者と考えられて門前払いさせられる日々が続いたといいます。
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日本漢字能力検定協会がこの日に京都・清水寺で発表するのが、今年で29回目を迎える「今年の漢字」だ。
阪神大震災のあった1995年の「震」、食品偽装が相次いだ2007年の「偽」、ロシアのウクライナ侵攻があった昨年の「戦」など、漢字一字で世相を鋭く切り取ってきました。
師走の風物詩はいかにして生まれたのか。
考案した人は「墨爺」に 「今年の漢字」は、清水寺の森清範(せいはん)貫主(かんす)が縦1・5メートル、横1・3メートルの巨大和紙に墨筆を振るって発表する。
揮毫(きごう)の瞬間のテレビ中継もおなじみだ。
その発表の20〜30分前から、森貫主に手渡す筆に墨を念入りに含ませる男性がいる。
人呼んで「墨爺(すみじい)」。
この男性が「今年の漢字」の生みの親ともいえる大野博史さん(81)だ。
漢検協会が京都・祇園で運営する漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)の参与として、普段は来館者に漢字の由来を教えたり、ミニ漢字検定コーナーの採点係をしたりしてる。
大野さんが食器輸入業から漢検協会に転職したのは92年。
漢検のことをご存知もらおうと学校回りをしても、怪しげな業者と思われて門前払いさせられる日々が続いたという。
タグ:漢字