アンチエイジング　ライフ　〜ビューティー

肌老化の4大原因のひとつ「皮膚の菲薄化」
老化により、肌のハリが無くなりしわが目立ってきます。それは、表皮のターンオーバーの速度が遅くなったり、真皮層の弾力成分であるコラーゲン、エラスチン、またその間を埋めるゼリー状の物質、ヒアルロン酸などが疲労し、劣化していくことが原因と考えられます。真皮層が菲薄化（＝薄くなる）するのです。

皮膚の菲薄化対策
まずは紫外線対策や活性酸素対策などをしっかりすること。
そしてもうひとつは、表皮のターンオーバーのサイクルを正常にしたり、真皮にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など肌の弾力成分の破壊を防ぎ、これらの成分を生み出す「線維芽細胞」を活性化させることです。

肌再生成分
ビタミンＣ
美しい肌の万能成分、ビタミンＣ。抗酸化成分、コラーゲン増加作用など、美白効果以外にも、実にさまざまな有効作用があります。
大変壊れやすい成分ですが、「リン酸Ｌアスコルビル」など、ビタミンＣの分子を改善した「ビタミンＣ誘導体」とすることで、壊れにくく、有効成分が浸透できるようになりました。また、最近では高濃度のまま安定化された「高濃度安定型ビタミンＣ」もあります。
肌再生作用としては、浸透したビタミンＣが真皮層の線維芽細胞を活性化して、コラーゲンを生成します。しわ対策に有効です。

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肌再生成分
レチノイン酸（※医師の指導下でのみ使用可能）
ビタミンＡ酸であるレチノイン酸。表皮の細胞分裂を早め、ターンオーバーを促します。それにより表皮の厚みが増し、角質層を薄くしていきます。しかも、表皮のヒアルロン酸の成分を増やし、肌にみずみずしさを与えます。また、真皮層に働きかけ、コラーゲンを活性化させます。
ただし、作用が強い分、皮膚への負担も大きく、皮がむけたり、赤くなるなどの副作用があり、経過を見ながらの治療が必要となりますので、医師の指導下でのみ、使用が可能です。
アメリカなど海外では、外用薬としてしわ治療に用いられていますが、日本ではまだ薬としての販売が認められておらず、医師が自家製剤として調合しています。

レチノール
ビタミンＡのことです。レチノイン酸に似た物質で、肌に塗ると一部がレチノイン酸に変化します。表皮細胞に作用して細胞の増殖を促進、表皮の厚みを増す作用があります。ただし、同じ量のレチノイン酸と比べると効果は約２０〜３０分の１です。
しかし、安全性が高く、皮がむけたり赤くなったりという副作用はほとんど無く、化粧品として安心して使える成分です。レチノール自体は酸素や紫外線に弱く非常に壊れやすい成分なので、容器のふたをきちっと閉めるなどの管理をしてください。

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肌再生成分
植物性女性ホルモン様成分（イソフラボン等）
肌老化の内的要因が女性ホルモンの減少です。減少したホルモンを補うために注目されたのが、女性ホルモンのような作用がある「植物性女性ホルモン様成分（イソフラボンなど）」です。この成分は真皮層のコラーゲンの代謝活性を向上して、肌に張りを持たせる作用が期待できます。

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