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2020年09月27日
ダルビッシュに打者呆然 スイング不可能な“158km剛球”に米度肝「絶対的なエグさ」
リーグ単独トップの8勝目ダルビッシュ、打者呆然の外角直球が「大変な球だ」
米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手は25日(日本時間26日)、敵地ホワイトソックス戦で先発し、リーグ単独トップの8勝目を挙げた。今季最終登板で注目を浴びているのが、外角低めギリギリに決めた“158キロ剛球”による見逃し三振。実際の動画を米名物セレブが公開すると、「大変な球だ」「絶対的なエグさ」などと現地ファンの度肝を抜いている。
これは打てる球じゃない。4-0の3回2死三塁。ダルビッシュは左打席にモアン・ヨンカダを迎えた。カウント0-2からの3球目。渾身の力を込めて投じた98マイル(158キロ)の剛速球は、糸を引くような軌道で外角低めいっぱいに決まった。画面に表示されたストライクゾーンの枠に重なるほどギリギリいっぱい。打者も手が出ず、呆然としながら審判に視線を送ったようだ。
「ピッチングニンジャ」の愛称で知られ、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている名物セレブのロブ・フリードマン氏は、自身のツイッターに精度抜群の1球の動画を公開。「ユウ・ダルビッシュの98マイル」とつづると、米ファンからは「ヤバすぎる」「信じられない」「オーマイガー!」「絶対的なエグさ」「興味深いモーションだ」「大変な球だ」「精密機械」などと驚いた様子のコメントが相次いでいる。
ダルビッシュは7回を3安打5奪三振無失点。日本人初のサイ・ヤング賞の期待もかかる最終登板で10-0での完封勝ちに貢献し、リーグ単独トップの8勝目を挙げた。最多勝もほぼ手中に収めている。
2020年09月25日
25日の公示 巨人が亀井を抹消しトレード加入の香月を登録 ロッテ荻野が復帰
ロッテは荻野と二木、西武は國場が登録
25日のプロ野球公示で巨人はロッテからトレードで加入した香月一也内野手を登録し、亀井善行外野手の登録を抹消した。広島は一岡竜司投手を登録した。
ロッテは荻野貴司外野手、二木康太投手を出場選手登録。西武は十亀剣投手、伊藤翔投手を抹消し、國場翼投手と西川愛也外野手を登録。楽天は塩見貴洋投手を登録した。
【セ・リーグ】
■出場選手登録
巨人 香月一也内野手
阪神 能見篤史投手
阪神 藤浪晋太郎投手
阪神 谷川昌希投手
阪神 齋藤友貴哉投手
阪神 上本博紀内野手
阪神 北條史也内野手
阪神 熊谷敬宥内野手
阪神 高山俊外野手
阪神 島田海吏外野手
広島 一岡竜司投手
■出場選手登録抹消
巨人 亀井善行外野手
阪神 岩貞祐太投手
阪神 馬場皐輔投手
阪神 小林慶祐投手
阪神 小川一平投手
阪神 岩崎優投手
阪神 木浪聖也内野手
阪神 糸原健斗内野手
阪神 陽川尚将内野手
阪神 福留孝介外野手
阪神 江越大賀外野手
【パ・リーグ】
■出場選手登録
西武 國場翼投手
西武 西川愛也外野手
楽天 塩見貴洋投手
ロッテ 二木康太投手
ロッテ 荻野貴司外野手
■出場選手登録抹消
西武 十亀剣投手
西武 伊藤翔投手
ロッテ 加藤翔平外野手
前田健太の4シームの被打率は先発メジャー1位! なぜ平均147キロの“平凡”なボールが打たれないのか?
変化、幻惑――前田健太の今シーズンのピッチングを見ていると、そうした言葉が浮かんでくる。
ミネソタ・ツインズの前田は現地時間24日、2020シーズン最終戦に登板。6回3失点で白星を挙げて、日米通算150勝を達成した。今季成績は11先発して66.2回を投げ、6勝1敗、防御率2.70、80奪三振。WHIP(1イニングあたりに許した走者の数)はメジャートップの0.75と素晴らしい数字を残し、目前に迫ったポストシーズンではツインズの1番手として活躍が期待されている。
今季の前田のピッチングを一度でも見たことがあれば誰でも気づくと思うが、現在の武器は「チェンジアップ」だ。広島時代は習得するのに時間がかかりあまり投げておらず、渡米当初も投球割合は平均10%前後しかなかったものの、本人も自信を深める中でその頻度は上昇。昨年は23.5%までアップすると、ツインズに加入した今季は29.5%と投球の3割近くを占めるまでになった。
このチェンジアップに、日本時代から圧倒的な切れ味を誇ったスライダー(38.5%)が68.1%の割合で構成され、ばったばったと打者を抑える光景はもうお馴染みのものだろう。ただ実は、前田が操るボールで最も打たれていないのが「4シーム」、いわゆるストレートである。被打率はスライダーが.216、チェンジアップが.122、そして4シームが.083と並んでいる。
この数字は前田という括りでなくとも突出しており、今季4シームを150球以上投じた全222投手中で被打率.083はメジャー2位、先発に限れば堂々のトップに君臨している。ただ、これも前田の投球を見たことがあれば分かるだろうが、彼の球威自体は“並”だ。
平均球速91.6マイル(約147.4キロ)は222人中182位、回転数も2272回転/分でメジャー平均を下回っている。それでも、被打率は平均球速メジャー1位(98.5マイル/158.5キロ)のジェイコブ・デグロム(.182)、回転数メジャー1位(2775回転)のトレバー・バウアー(.313)らを抑えての先発1位というのは、摩訶不思議という感じがしてくる。
そこで、動画を見てほしい。この映像は24日の登板で前田が投じたスライダーとチェンジアップと、その2つを重ねた投球映像となっている。それぞれの切れ味鋭い変化ももちろん凄いのだが、ポイントは最後のシーンだ。ともに大きな曲がりの変化をしているにもかかわらず、投球を重ね合わせてみると、打者の手元までまったく同じ軌道を通っていることが一目で分かるはずだ。
いわゆる「ピッチトンネル」。簡単に言えば、打者がボールを認識するとされるホームプレートから7.2m離れた場所(トンネル)に投げる技術であり、このトンネルが限りなく小さく、また同じ軌道で入ってくると、打者はどんな球種か分からなくなってしまう。メジャーでは一流クラスの投手はほぼ全員がこれを習得しており、前田も同様である。
この映像にあるように、4シームをこの圧倒的な変化球と同じ軌道で偽装することで、前田の“平凡”な4シームは“最強”へと昇華しているのではないだろうか。そういえば先日、2000年代最強投手として君臨し、殿堂入りも果たしたペドロ・マルティネスはこう言っていた。
「ケンタ・マエダは自分のやっていることをよく理解している。打者を圧倒しているわけではない。しかし、打者の裏をかいて抑えている。ただ“投げている”のではなく、しっかり“投球”しているのだ。彼はまさにボールの“フーディーニ”だ。あらゆるコースにボールを消失させるような投球をしている」
フーディーニとは、「脱出王」の異名で名を馳せた天才マジシャンである。まさに今季の活躍、そして映像を見ていくと、ペドロの言葉がなるほどと思えてくるのではないか。最後は明らかに外れたボール球なのに、打者が本気でスウィングして空振りする様は、まさに前田の“天才マジシャン”ぶりが証明された姿ではないだろうか。
ツインズは現在ポストシーズン16連敗という、大一番に弱い球団の一つである。そのチームに突如現れた「脱出王」がいつものようにボールを消失させる投球で打者を圧倒し、そしてチームを負の連鎖から“脱出”させるのか。その答えは、前田が登板するであろうポストシーズン初戦、30日に分かるはずである。
今後の活躍にも期待したい。
オリックス・山岡泰輔VS日本ハム・マルティネス…スタメン発表
コロナ代役の阪神小幡、プロ初三塁打で貴重な追加点
<ヤクルト−阪神>◇25日◇神宮
代役スタメンの阪神小幡竜平内野手(20)が、リードを広げる貴重な追加点を呼んだ。
2−1の4回。1死から7番坂本が右中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメークした。1死二塁となり、小幡はヤクルト高梨の外角高め直球を逆方向へ。打球は左中間を抜け、快足を飛ばしてプロ初の三塁打とした。「つなぐ意識で打席に入りました。強気に打ちにいったことがいい結果につながりました。ここからも集中して頑張ります」。
試合前には、これまで二塁でスタメン出場していた糸原が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、遊撃スタメンを張っていた木浪も球団独自の濃厚接触者として出場選手登録を抹消されていた。小幡は代役として16日巨人戦(東京ドーム)以来、出場6試合ぶりの遊撃スタメン。20歳の若虎が、チームの緊急事態を救う一打を放った。
今後の活躍に期待したい。
【巨人】亀井善行が左脚内転筋違和感のため登録抹消 21日に負傷交代
【中日】アルモンテ、身内の不幸とコンディショニング不良で巨人戦欠場
日本ハム栗山監督 20安打の話題に「それは関係ない」上原は称賛
「西武2−12日本ハム」(24日、メットライフドーム)
日本ハムは打線が爆発し快勝。2カード連続で勝ち越しを決めた。
先発の上原は7回5安打2失点(自責1)と好投。今季4度目の先発登板でようやく初勝利をつかんだ。
打線は今季最多の20安打を放ち、先制した二回から八回まで毎回得点を重ねた。
栗山監督は好投した上原に「素晴らしかった。今日みたいに、絶好調じゃないときに、どうやってまとめるかという成長を待っていたので、そういう意味では内容のあるピッチングだったと思います」と称賛した。一方で20安打12得点の打線については、「それは関係ない。明日から頑張る。たくさん打ったのは関係ない」とぴしゃり。25日からのオリックス戦(京セラドーム)を見据えた。
今後も指揮官の采配に期待したい。
中日・柳が大炎上…初回リードもらうも逆転許す 今季最短2イニング6失点KO
◇25日 巨人−中日(東京ドーム)
中日の柳裕也投手(26)が大炎上した。
1回に1点のリードをもらったものの、すぐに捕まった。1回は吉川尚、松原の連続安打でいきなり無死一、二塁のピンチを招くと、坂本にはカーブを右中間に運ばれ適時二塁打とされた。さらに岡本の遊ゴロ、中島の適時打でこの回計3点を失い、逆転を許した。
2回には2死走者なしから安打と盗塁、四球で一、二塁とされると、岡本には右翼へ3ランを浴びた。その後、3回の打席で代打が送られて降板。8月5日のDeNA戦(横浜)の2イニング2/3を上回る今季最短の2イニング8安打6失点だった。
柳は今季ここまで3勝5敗。前回18日の阪神戦(ナゴヤドーム)では大山に満塁本塁打を浴びるなどで敗戦投手となっていた。
次回の登板に期待したい。