2020年09月22日
天理の1m93右腕・達 7回11K零封で8強貢献!さらなる目標掲げる「理想は1イニング10球」
◇令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会奈良県予選 3回戦 天理9―0橿原 ※7回コールド(2020年9月21日 橿原市運動公園硬式野球場)
来秋ドラフト候補に名が挙がる天理の1メートル93の長身右腕・達孝太投手(2年)が先発。7回3安打無失点、11奪三振の好投でチームを準々決勝へと導いた。
初回から角度のある直球を軸に、三振の山を築いた。8―0の3回には無死満塁の場面を招いたが、2、3番打者を空振り三振に仕留めるなど得点は許さない。「カウントを変化球で取ったりして、理想とは違ったけど、慎重に投げることができた」。細心の注意を払い、危なげなく7回を投げ抜いた。
勝利の原動力となったエースに、中村良二監督(52)はあえて厳しい言葉を投げかける。「7回で108球は投げすぎ。100は切らないと」。トーナメントを勝ち進むためには体力の温存も必要となり、加えて今年からは「1週間500球以内」の投球制限も設けられた。テンポの良さを追求すると同時に、今後を見据えると“省エネ”を学習していく必要性もある。「彼が普通に投げることができれば、試合はつくれる」と期待は大きいからこそ、高いレベルの内容を要求する。
達は「三振を取りに行く中で打ち取ることができれば。理想は1イニング10球」と掲げた。最速154キロ右腕の大阪桐蔭・関戸をはじめ、全国的に同学年の投手のライバルは多い。それでも「自分は球速以上に、打者にスピードを感じさせるタイプ」と他者は気にしない。自己最速は145キロで、まだまだ伸びしろは十分。潜在能力に加え、長身に長い手足など、自分だけの武器で勝負する。
今後の活躍に目が離せない。
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