2020年09月22日
【ロッテ】沢村拓一、移籍後初セーブも10回2死から3四球「はっはっはっ!大反省です」
◆パ・リーグ 日本ハム3―5ロッテ=延長10回=(20日・札幌ドーム)
ロッテの沢村は底抜けに明るかった。2点リードの延長10回。2死から3四球で満塁とされたが、ギリギリで踏みとどまった。試合後のベンチ裏。移籍後初セーブと知らされると、野太い声で笑った。
沢村「はっはっはっ! 大反省です! (四球)1つくらいならしょうがないけど、今日は3つなので」
拭った汗には、冷や汗も交じっていただろう。守護神の益田が同点の9回に登板していたため、2点を勝ち越した直後の10回、クローザー役を託された。元同僚の大田を空振り三振に仕留めるなど簡単に2死を奪ったが、最後に移籍後初の試練が待っていた。
平沼に四球を与えて新天地4試合目で初の走者を許すと、7球連続ボールを含め、3連続与四球。慎重な沢村が顔をのぞかせたが、土壇場で開き直った。2死満塁からストレートにめっぽう強い“直球破壊王子”の異名を持つ渡辺に直球勝負で二ゴロ。トレード加入後、4試合連続無安打無失点で初セーブをマークした。
沢村「ホッとしました。チームが連敗中だったので、一つとれたのは大きい。でも、個人的には、もっと大胆に行けば良かった。反省点です」
新加入の剛腕が踏ん張り、首位ソフトバンクと1・5ゲーム差に再接近。試合後は猛スピードで着替え、チームとともに仙台へ移動した。「また勝利に貢献できるように頑張りたいです」と話す沢村の表情は使命感に満ちていた。必要とされる喜びを力に変え、次戦もブルペンの電話が鳴る時を待つ。
今後の活躍にも目が離せない。
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