2020年09月01日
【巨人】岡本和真「ボールの縫い目が見える」神の目で原辰徳監督を巨人最多1066勝へ導く
巨人の岡本和真内野手(24)が、打撃の神様の力を借りて“神の目”復活を目指す。1日のDeNA戦(東京D)は、レジェンドOB川上哲治さんの「生誕100年記念試合」。ナインは永久欠番の「16」を背負って臨み、岡本は「喜びを感じながらプレーしたい」と意気込んだ。原監督は、巨人史上最多の通算1066勝を誇る川上監督まであと7勝。打撃2冠に立つ4番が再加速し、指揮官を偉業へ導く。
強力な後押しをもらえる。連覇へのヤマ場となる13連戦の初戦、1日のDeNA戦は、巨人の黎明(れいめい)期を支えた大打者、川上哲治さんの「生誕100年記念試合」として開催される。岡本らナインは川上さんの「16」を背負って試合に臨むことになり、「永久欠番を背負って試合に出られる喜びを感じながら、精いっぱいプレーする姿を見せたいです」と誓った。
川上さんといえば、首位打者を5度獲得し、プロ野球初の2000安打を達成した「打撃の神様」。4番として巨人歴代1位の1658試合出場という、すさまじい記録も持つ。岡本が入団する前の13年に亡くなっているため面識はないが、数々の記録が物語るように、まさに伝説の人物。「選手として2000安打、監督としてV9を達成された偉大な方。『ボールが止まって見えた』ことに衝撃を受けます」と目を丸くした。
岡本が言うように、川上さんの「ボールが止まって見えた」という名言はあまりに有名だが、実は岡本自身も似たような感覚を持っている。好調時にはなんと、ボールの縫い目が見えるというのだ。
「スローモーションとかではないですけど。ある程度、球が来て、『あっ、(縫い目が)見えている』って感じです。誰でも当たり前に見える、と思っていたんですが…」入団直後、驚がくの特殊能力をそう告白していた。
打撃の神様は生前、ボールが止まって見えたワケについて「『間』の取り方の問題。トップでボールを呼び込めれば、ボールは止められます」というコメントを残している。岡本が縫い目をとらえている時も、おそらく同じように理想的な「間」の取り方ができているということなのだろう。
現在、18本塁打、50打点でリーグ2冠に立つ。4番として申し分ない活躍だが、絶好調だったシーズン序盤を考えれば、全開ではないはず。「チームに貢献する打撃が継続できるようにしたい。しっかり打てるように頑張ります」。川上監督が持つ球団トップの通算1066勝へ、あと7勝。偉大なる領域へ、原監督の“レジェンド超え”は秒読みに入っている。背中の「16」に宿るパワーを借りて4番が“神の目”を取り戻せば、13連戦中の偉業達成は確実だ。(尾形 圭亮)
◆川上哲治生誕100周年試合の主な企画
▽背番号 選手・監督・コーチら全員が永久欠番となっている川上氏の背番号「16」のユニホームを着用。
▽来場者に 川上氏が愛用した赤バットと背番号「16」をデザインしたボールが一組となった特製キーホルダー(非売品)をプレゼント。
▽記念グッズ 東京D22ゲート前の直営グッズショップ「G―STORE」と場内の1階コンコース「G―STORE TOKYODOME」でフェースタオルとピンズセットを販売。
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