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2018年01月15日
家庭菜園でトマト・ネギ・玉ねぎが2倍おいしくなる塩の撒き方
意外かもしれませんが、家庭菜園で塩をまく人がいますし、管理人も塩をまくことがあります。
塩をまくメリットは野菜の甘さやミネラル補充ができる点ですが、デメリットもあるので、注意が必要です。
今回は塩の使い方についてお伝えします。
塩を使う効果
基本的にはミネラル補充が主な役目になります。
塩には様々なミネラルが配合されており、畑系の肥料だけではなかなか補えない成分が入っています。
作物にミネラル成分を補給することで味を良くすることが出来ます。
海水のミネラルが作物の味を良くすることを不思議な思う方も多いでしょうが、実は海のミネラルは陸地から流れ込んだ土の成分が元になっているのだそうです。
陸地は上流の皮から土砂が少しずつ流入したり、陸地が海の波によって削れたりしたものです。
塩の使い方
2種類あります。
・水と塩を混ぜて、じょうろで葉にまく。
・根元に塩をまく。
どちらの撒き方であったとしても十分に成長した作物に行いましょう。
水と塩の希釈倍率ですが、10リットルの水に、一つまみの半分ほどを目安にします。
管理人のおすすめは雨の予報がある日に、十分に成長した野菜の根元に塩をパラパラとほんの少しだけまいてあげること。
どちらの頻度であったとしても月1か2週間に1回を目安にします。
塩を使ってもいい野菜
塩が苦手な作物でなければ、幅広い野菜に使用可能ですが、特に変化を感じるのはネギ・玉ねぎ・トマトです
ネギと玉ねぎで、甘みが濃くなり、汁が増えるように感じます(この感覚は管理人のものであり、個人差があるはずです)。
トマトも甘みが強くなり、おいしくなりますが、塩が濃くなると身が膨らみません。
ただし、大玉桃太郎トマトにわざと濃く塩水を撒き、身を小さくさせるという裏技もあります。
使ってはいけない野菜
きゅうりは駄目です。
薄ければいいかもしれませんが、塩に対する耐性が低いため、枯れやすいです。
ウリ科はやめたほうがいいのかもしれません。
塩のデメリット
塩を大量に撒くと植物が枯れてしまいます。
植物によっては塩の免疫がなく、すぐに枯れてしまうものもあります。
トマトの場合、ミニトマトに濃く撒いた場合、取り返しがつかないくらいに小さくなり、それ以上成長しません。
多くの野菜の味を良くする反面、量と頻度を増やすと植物に悪影響を及ぼすことを覚えておきましょう。
塩を使って、おいしく野菜を作ろう!
塩は家庭菜園においてなかなか補充しづらいミネラル成分を含んでいて、多くの野菜の味をよくするという嬉しい効果を持っています。
管理人はトマトが甘くなるようにと撒くことが多いです。
塩はトマト以外にも玉ねぎとネギとの相性が抜群なので、玉ねぎとネギを作っている方に特にオススメします。
塩はスーパーで売っていて、ミネラルが入っていそうなものなら大丈夫です。
ただ、塩を間違って濃く撒いたら嫌という方はミネラル系の資材を使うことをおススメします。
以下に紹介するのはミネラル豊富な昆布を粉砕したものなので、塩を直接撒くのに比べて、刺激が優しい上に、補給できるミネラルの種類も豊富という優れもの。
2017年09月12日
家庭菜園で使えるコンパニオンプランツ8つの組み合わせ
コンパニオンプランツとは相性の良いAの植物とBの植物を同じ場所に植えて、生育をよくしたり虫を寄せ付けなかったりするテクニックで、家庭菜園でも出来ます。
コンパニオンプランツは知っているけれど、肝心の野菜の組み合わせは知らない……という人も多いのではないでしょうか。
管理人は一時期、本を購入するくらいにハマっていたので、簡単に出来るものをご紹介します。
コンパニオンプランツの効果
組み合わせを紹介する前に書いておきます。
効果を感じるかどうかは個人差が大きいです。
管理人は自分の家庭菜園でやってみましたけど、ほとんど効果を感じなかったのと管理が面倒で徹底はしていません。
今では気休め程度に気が向いた時にする程度です。
レタス×キャベツ(ブロッコリー)交互植えでキャベツの虫除け
レタス、キャベツ(ブロッコリー)、レタス、キャベツ(ブロッコリー)、レタスと交互に植えることで、レタスがキャベツの害虫を寄せ付けないというもの。
コンパニオンプランツの中では手軽に出来るのですが、キャベツに虫が来ます。
少しは減るのかもしれませんが、キャベツは食べられます。
レタスにキャベツ(ブロッコリー)の虫除け効果があるのなら、いっそ、レタスをジューサーで砕いたものを水で薄めたエキスをキャベツにまいてあげたほうがいいんじゃないかと思いました。
ただし、これは管理人もやったことがないので、やった結果、キャベツの生育がおかしくなっても責任は取れません。
あくまでも、レタスとキャベツを一緒に植えたけれど、キャベツを食べられまくった時にレタス汁をまいたほうが効果あるんじゃ……と思ったというだけの話です。
春菊×アブラナ科野菜を植えて、アブラナ科の虫を追い払う
平畝を作り、畝の中央にアブラナ科野菜を作り、左右に春菊を植えます。
そうすると、アブラナ科の虫を春菊が寄せ付けない効果が期待出来ます。
管理人は春菊と小松菜などを混色しましたが、レタスとキャベツより効果を感じました。
レタスも春菊もキク科で、どちらもキャベツなどのアブラナ科の野菜を寄せ付けない効果があります。
進化の過程で、虫を追い払えたのがキク科で、そのとばっちりを全て受けたのがアブラナ科なのでしょうか……。
それとも、アブラナ科としては追い払いたかった害虫は青虫よりもセンチュウだったのでしょうか(カラシ菜はセンチュウ退治に使えます)
きゅうりと長ネギを一緒に植えて、生育促進。
きゅうりを植える時、きゅうりの根っこにニラの根っこを絡ませるようにして一緒に植えるというもの。
きゅうりの成長を長ネギが助けてくれます。
ナス×パセリを一緒に植えて、害虫を追い払う
ナスが土に根を張った頃に、株元にパセリを植えるだけ。
害虫を防ぐ効果が期待出来ます。
他にもナスとパセリはどちらも乾燥を嫌う野菜で、ナスは日向、パセリは日陰を好むという特徴があります。
ナスがパセリのいい日陰になり、パセリが水の蒸発を防ぐとのことです。
パセリも結構大きくなるので、時々、千切って小さくしてあげると良いでしょう。
トマト×ニラを一緒に植えて連作障害軽減
トマトの根っこにニラの根っこが絡むように植えてあげると、そうすると、病気の発生を抑えることが出来るとされます。
輪作が出来ない事情があるプロ農家ならまだしも、輪作が可能な家庭菜園ではあまり使わないほうがいいテクニックです。
連作障害の土では野菜の品質の低下は避けられません。
トマトとバジルを一緒に植えて生育促進
トマトとバジルを一緒に植えると、トマトの味が良くなるというもの。
トマトの隣にバジルを植えておけば大丈夫です。
これは管理人やりました。
昨今のトマトの品種は基本的にどれも味が良いので、トマトの味の変化は分かりませんでしたが、家庭菜園の見栄えは良くなりましね。
それと、バジルが思った以上に大きくなり驚きました。
食べるものは和食が多い管理人はバジルの使い道が思い浮かばず、バジルを無駄にしたという思い出になってしまいました。
バジルを料理に使えるという人は積極的にやるといいでしょう。
管理も面倒くさくないので、個人的におススメです。
人参と枝豆を一緒に植えて、生育が促進
平畝を作り、枝豆を左右に植え、人参を畝の中央に植えます。
生育が促進されるとのことでやったことがありますが、枝豆収穫をする前に人参の間引きをした時は、枝豆を掻きわける必要があるので、大きくない家庭菜園とはいえ大変でした。
赤シソと青シソを植えるとお互いの害虫を追い払い合う
管理人の家庭菜園では勝手に赤シソが生えてくるのですが、青シソの近くに生えると、青シソの葉裏がほんのり赤くなります。
しかも、大葉虫に食われてるし。
それでも、少しは害虫も軽減出来るのかもしれません。
とりあえずは葉裏の色なんか気にしないという方にはおススメです。
管理人は青シソは裏も表も緑色じゃないと嫌なため、無理でした。
同類の方は興味本位でもやめましょう。
まとめ
コンパニオンプランツは害虫を寄せ付けなかったり、生育を助けあう効果を持つ野菜の組み合わせのことをいいます。
家庭菜園でも簡単に取り入れやすいです。
昔は農薬とかの技術がなく、こういう組み合わせは結構、大切だったみたいで、昔の日本にもちらほらあったみたい。
今は野菜の品種改良も進み、病気や害虫に強くて育ちやすい上においしい野菜が多いので、やってみたけれど、効果が実感出来ないという人も多いと思います。
私もその中の1人です。
それでも、組み合わせを試すのは楽しいことではあります。
コンパニオンプランツが効果を一番発揮出来るのは、昔ながらの品種改良も何もされていないような野菜を育てるような場合だと思います。