大日本序列主義国家

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「キミ！ここは『社員専用』のエレベーターだ。キミのような派遣（契約社員・パート）は階段を』使いなさい」

これ、ひどい場合には『幹部専用』なんて冠してヒラや係長クラスには使わせないエレベーターもある大企業様があるそうですが、ハッキリ言って権威丸出し過ぎて可愛そうになってくる。
こういう会社においては序列は完全に「身分制度」そのものであって、そういう会社における非正規はおおよそ「奴隷」並みの扱いも珍しくない。

こういう会社においての末端の業務は実はあってもなくても会社の業務には軽微程度の支障しか発生しない。なので非正規の人はこういう会社からは逃げた方がいい。本気で。

何故かと問うに所詮は「偉い人が威張りたい」から雇うのであり、階層構造となってる序列主義会社において「各階層の人の威張る対象が存在するのが望ましい」訳。ヒラといえど正社員であり、それらが上から威張られてモチベーションを保つ為に非正規を雇う、そういう図式は日本では珍しくない。
繰り返すが非正規社員自体は「辞めても替わりが居る」から雑に扱われる。
末端の仕事自体は結局非正規だろうがなんだろうが「居なくてもなんとでもなる」。
なので日本の大企業の非正規は止めておいたほうがいい。絶対に。

夜もふけて飲み街も酔客で賑わう頃、ちょっと広めな大通りに喧騒が起こっていた
「コノヤロウ、生意気な！こっちは○○商事（大企業）の部長だぞ！」
「それがどうした、こっちは△×会社（中堅企業）の専務だぞ！」
「コノヤロウ！」
「コノヤロウ！」
「ギャフベロハギャベバブジョハバ」



二人とも見たところいい年（初老）で分別がついてていいはずだが、周りの迷惑もお構いなしに掴み合って見苦しいことこの上ない。

高度成長期からバブルが弾けた後もこういう大人気ない人たちは少なからず居て、喧嘩も原因がともかく「どっちが格上か」にすり替わっているので口に出るのが自分の会社での身分である。それが例えば親会社子会社の関係であろうとお構いなし。これが平や係長程度だとお互い「ミットモナイ」ことを知ってるからか、ケンカにはならない。せいぜい口論して周りがなだめて止まるくらいである。

通常、会社の外に出たらただの人である。天才であっても２０歳過ぎればただの人になる日本で、人より偉そうに出来るのが結局会社の肩書きしかない。それもまた序列主義者のみすぼらしい肩肘張った空威張りではるが、現状本当に会社を出たら何もないのである。

会社の中であれば「部長！専務！」だの肩書きでまかり通るし、下のものはちゃんと（うわべだけではあるが）敬いもする。威張れる場所はそこ（会社）しかないのだけれども。



「権威症候群」という言葉がある。
本来は飼い犬のしつけに関する言葉で、犬は基本的に社会生活の中で育ってきた種族であり、本能的に家族のなかの自分の序列を見極める。そして基本的には子供等も居るとして犬は自分を絶対に最下位の序列には就こうとしない。子供が居れば子供より序列が上、更に家族の最上位者の次位に就くことを求める。そして、しつけが行き届かない場合は自分が序列の最上位者として家族全員に牙を剥く。

こういう序列上位者となると権威を誇示しようとして例えば家の外の人に吠え掛かったり、散歩の途中で人や他の犬に噛み付こうとしたりする。

結局は序列主義者というのはこういう「しつけのなってない犬」と一緒で一種の病気と言っても過言ではない。

みなさま、はじめまして。
この度妙なタイトルのブログをはじめることとなりました。

ブログの趣旨は日本に昔から伝わる不条理の底にある序列主義を各視点から問題点等を炙り出し、もって日本の思想において害悪でしかないことを啓発していきたいと思っています。



昔からも権威を嵩に来て威張り散らす人というのは多々見られました。
多くの場合は初老から高齢の男性というのが相場であり、たいていの場合は
・若いくせに『生意気』だ
・私は偉いんだぞ
・高齢者としてだけでなく成功者としても敬え

といった、とにかく自己顕示欲も承認欲求も肥大化しており相手が権威職（警察や政治家等）でないと見るや「上から目線」を貫いてくる尊大な態度が普遍的でしょう。また、こういう方は飲食店等でもとにかく威張り散らし、身の丈に合わない過剰なサービスも要求したりします。

また、外資系でない日本の企業はほぼ例外なく年功序列制度由来の序列構造が存在し、それが現在の問題先送りや責任転嫁、思考停止を生み出して日本の企業価値はどんどん下がっています。ＳＨＡＲＰなどはとうとう外資に身売りしてしまいましたが、結局経営者はまともな責任は負ってなかったでしょう。ただ職がなくなっただけという。

以後、個々の序列構造を紹介し、根底に流れる思想の源流を追って生きたいと思います。