2018年10月05日
戦慄の本格ミステリー「首無館の殺人」
表紙のおどろおどろしさ。
“その館では、首のない死体が首を抱く”
“戦慄の本格ミステリー”
という謳い文句に惹かれ手に取った「首無館の殺人」。
前回読んだのがミステリーとはいえ殺人物ではないミステリーで、ちょっと消化不良だったことからも(読みごたえはありましたけどね)、“本格ミステリー”という言葉に惹かれて手に。
ここはガツンと、王道物が読みたいという欲求があったんですね、はい。
ストーリーは…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
没落した明治の貿易商、宇江神家。
令嬢の華煉(かれん)は目覚めると記憶を失っていた。
家族がいて謎の使用人が現われた。
館は閉されており、出入り困難な中庭があった。
そして幽閉塔。
濃霧たちこめる夜、異様な連続首無事件が始まる。
奇妙な時間差で移動する首、不思議な琴の音、首を抱く首無死体。
猟奇か怨恨か、戦慄の死体が意味するものは何か。
首に秘められた目的とは。本格ミステリー。
「首無館の殺人」背表紙より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明治!
令嬢!
幽閉塔!
首無し死体!
いや〜
王道の単語が並んでます。
ちなみに、こちら、10月1日に発売されたばかりでした。
新刊のところになかったからわからなかったよ…。
主人公は、令嬢のお嬢様。
いきなり記憶喪失で目覚めたところから始まります。
なんだか訳あり気味な家族に家。
そして、頭脳明晰、なにか目的があってそばに使えているような召使のシズカさん。
次々と家族が首無し死体になるんですが、シズカさんが名探偵よろしく推理していくのですが、わけわからんことも…。
天才ゆえに、真相をいち早く読み取ってるんだろうけど的な個所が多い。
だもんだから、読み手としては記憶喪失のお嬢様と同じく「それは一体どういう意味なの!?」と推理を重ねていきます。
*ここから先は、ちょっとネタバレ的?ヒント的?な内容になりますので、これから読む人は無視してください。
首無し死体というと、“入れ替わり”の王道です。
確かにこの「首無館の殺人」も入れ替わりによりものなんですが、そう単純な入れ替わりではない。
最後、
「あっ、そういう入れ替わりですか!?」
と、これまでのシズカさんのわけわからん言動にも納得。
悪と正義が入れ替わり、殺された人たちの立場がガラリと変わります。
まぁ…
途中からうすうす勘づく人もいるのではないでしょうか?
なにせ、牡丹の入れ墨!!
ですからね…。
なかなかおもしろかったので、執筆された月原渉(ツキハラ・ワタル)さんの著作をちょっとリサーチ。
その中で気になったのは、「使用人探偵シズカ―横濱異人館殺人事件―」。
これって、使用人のシズカさんですか!?
すごい気になるなぁ〜
次はこれを読みたいなぁ〜
“その館では、首のない死体が首を抱く”
“戦慄の本格ミステリー”
という謳い文句に惹かれ手に取った「首無館の殺人」。
価格:594円 |
前回読んだのがミステリーとはいえ殺人物ではないミステリーで、ちょっと消化不良だったことからも(読みごたえはありましたけどね)、“本格ミステリー”という言葉に惹かれて手に。
ここはガツンと、王道物が読みたいという欲求があったんですね、はい。
ストーリーは…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
没落した明治の貿易商、宇江神家。
令嬢の華煉(かれん)は目覚めると記憶を失っていた。
家族がいて謎の使用人が現われた。
館は閉されており、出入り困難な中庭があった。
そして幽閉塔。
濃霧たちこめる夜、異様な連続首無事件が始まる。
奇妙な時間差で移動する首、不思議な琴の音、首を抱く首無死体。
猟奇か怨恨か、戦慄の死体が意味するものは何か。
首に秘められた目的とは。本格ミステリー。
「首無館の殺人」背表紙より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
明治!
令嬢!
幽閉塔!
首無し死体!
いや〜
王道の単語が並んでます。
ちなみに、こちら、10月1日に発売されたばかりでした。
新刊のところになかったからわからなかったよ…。
主人公は、令嬢のお嬢様。
いきなり記憶喪失で目覚めたところから始まります。
なんだか訳あり気味な家族に家。
そして、頭脳明晰、なにか目的があってそばに使えているような召使のシズカさん。
次々と家族が首無し死体になるんですが、シズカさんが名探偵よろしく推理していくのですが、わけわからんことも…。
天才ゆえに、真相をいち早く読み取ってるんだろうけど的な個所が多い。
だもんだから、読み手としては記憶喪失のお嬢様と同じく「それは一体どういう意味なの!?」と推理を重ねていきます。
*ここから先は、ちょっとネタバレ的?ヒント的?な内容になりますので、これから読む人は無視してください。
首無し死体というと、“入れ替わり”の王道です。
確かにこの「首無館の殺人」も入れ替わりによりものなんですが、そう単純な入れ替わりではない。
最後、
「あっ、そういう入れ替わりですか!?」
と、これまでのシズカさんのわけわからん言動にも納得。
悪と正義が入れ替わり、殺された人たちの立場がガラリと変わります。
まぁ…
途中からうすうす勘づく人もいるのではないでしょうか?
なにせ、牡丹の入れ墨!!
ですからね…。
なかなかおもしろかったので、執筆された月原渉(ツキハラ・ワタル)さんの著作をちょっとリサーチ。
その中で気になったのは、「使用人探偵シズカ―横濱異人館殺人事件―」。
これって、使用人のシズカさんですか!?
すごい気になるなぁ〜
次はこれを読みたいなぁ〜
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