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2018年10月05日

戦慄の本格ミステリー「首無館の殺人」

表紙のおどろおどろしさ。

“その館では、首のない死体が首を抱く”

“戦慄の本格ミステリー”

という謳い文句に惹かれ手に取った「首無館の殺人」。

首無館の殺人 (新潮文庫) [ 月原 渉 ]

価格:594円
(2018/10/5 18:26時点)


前回読んだのがミステリーとはいえ殺人物ではないミステリーで、ちょっと消化不良だったことからも(読みごたえはありましたけどね)、“本格ミステリー”という言葉に惹かれて手に。

ここはガツンと、王道物が読みたいという欲求があったんですね、はい。

ストーリーは…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
没落した明治の貿易商、宇江神家。
令嬢の華煉(かれん)は目覚めると記憶を失っていた。

家族がいて謎の使用人が現われた。
館は閉されており、出入り困難な中庭があった。
そして幽閉塔。

濃霧たちこめる夜、異様な連続首無事件が始まる。
奇妙な時間差で移動する首、不思議な琴の音、首を抱く首無死体。
猟奇か怨恨か、戦慄の死体が意味するものは何か。
首に秘められた目的とは。本格ミステリー。

「首無館の殺人」背表紙より
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


明治!
令嬢!
幽閉塔!
首無し死体!

いや〜
王道の単語が並んでます。

ちなみに、こちら、10月1日に発売されたばかりでした。
新刊のところになかったからわからなかったよ…。


主人公は、令嬢のお嬢様。
いきなり記憶喪失で目覚めたところから始まります。

なんだか訳あり気味な家族に家。

そして、頭脳明晰、なにか目的があってそばに使えているような召使のシズカさん。



次々と家族が首無し死体になるんですが、シズカさんが名探偵よろしく推理していくのですが、わけわからんことも…。
天才ゆえに、真相をいち早く読み取ってるんだろうけど的な個所が多い。

だもんだから、読み手としては記憶喪失のお嬢様と同じく「それは一体どういう意味なの!?」と推理を重ねていきます。


*ここから先は、ちょっとネタバレ的?ヒント的?な内容になりますので、これから読む人は無視してください。





首無し死体というと、“入れ替わり”の王道です。

確かにこの「首無館の殺人」も入れ替わりによりものなんですが、そう単純な入れ替わりではない。

最後、
「あっ、そういう入れ替わりですか!?」
と、これまでのシズカさんのわけわからん言動にも納得。
悪と正義が入れ替わり、殺された人たちの立場がガラリと変わります。

まぁ…
途中からうすうす勘づく人もいるのではないでしょうか?

なにせ、牡丹の入れ墨!!
ですからね…。



なかなかおもしろかったので、執筆された月原渉(ツキハラ・ワタル)さんの著作をちょっとリサーチ。

その中で気になったのは、「使用人探偵シズカ―横濱異人館殺人事件―」。

これって、使用人のシズカさんですか!?

すごい気になるなぁ〜
次はこれを読みたいなぁ〜

posted by hatarakumama2009 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) |
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