物事を学ぼうとするときには、科学的な原理原則をしっかりと学びたいと思っても実際に必要に迫られたものしか頭に入らないという問題があります。私の場合は仕事(リラクゼーション)で身体に関する知識を学ばなければならないのですが、正直なかなか頭に入らないもので困ったものです。
そんなとき自分の趣味に紐付けて学べると、頭にスルスルと入りやすくなります。私の趣味は「合気道」なので、武道・格闘技関連の情報集めが結果的には身体に関する学びにつながります。
「科学的」に「武道・格闘技」を追求し、解剖学や力学を学べる面白い本を読んだので紹介してみます。それがコチラ♪
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格闘技の科学 力学と解剖学で技を分析! (サイエンス・アイ新書) 新品価格 |
私がまだ20歳そこそこの時に読んだ「格闘技・『奥義』の科学−わざの真髄−」を図書館で読んだことを思い出して読むことにしました。解剖学など身体に関する勉強をする身としてはめちゃくちゃ面白く、すぐに試したくなるような衝動に駆られました。
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本書の概要/私の印象に残ったポイント
本書は8つの章に分けてそれぞれ学問を修めていなくてもわかりやすい解説がなされています。
1.打撃の科学
2.突き・パンチの科学
3.蹴り・キックの科学
4.つかみ・投げ・極めの科学
5.防御の科学
6.稽古・練習の科学
7.武器・実戦の科学
8.気の科学
2.突き・パンチの科学
3.蹴り・キックの科学
4.つかみ・投げ・極めの科学
5.防御の科学
6.稽古・練習の科学
7.武器・実戦の科学
8.気の科学
それぞれの項目では解剖学や力学のデータを用いて科学的に分析し、解説なされているのと同時に著者である吉福康郎氏の武道・格闘技の実践経験や話も加わるとより楽しめる本になっています。1ページずつテーマと解説が書かれているので、とても読みやすく興味のあるページから読むこともできますしスキマ時間に少しずつ読むのもおススメです。
個人的には合気道や剣道の嗜みがあり、かつ総合格闘技などを視聴するのも好きなので各章それぞれ楽しむことはできましたが、特に「第4章・つかみ・投げ・極めの科学」と「第5章・防御の科学」はとても良い勉強になりました。理由は「自分のやっていることを明確に言語化してくれている」からです。
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これは全ての章で言えることですが、武道・格闘家が自分のテクニックを明確に言語化したい場合には非常に参考になります。「こういう身体の使い方をすればこういう力学が働くから有効か・有効でないか」ということが人に説明できるようになるでしょう。なので、指導者の方や自身の動きに興味がある実践者には参考になる本だと思います。
これは身体運動のみならずビジネスやその他の物事にも私は思うのですが、自分のやっていることをできるだけ伝わりやすいように言語化する能力というのは、それだけでも1つの価値になります。
この本をキッカケに解剖学や力学、しいては武道・格闘技をはじめとした人間の運動そのものに興味をもってみてもらえると、武道愛好家であり施術屋である私はとても嬉しく思います。まー奥が深いですよー武道・格闘技はね(^^)
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