2019年11月11日
FX超入門4 〜スワップポイント(その2) スワップポイントのリスクとは?〜
こんにちは (^_^)/
前回の記事では、理解を簡単にするために
「毎日スワップポイントを受け取れる」
というプラスの面しかお話ししませんでした。
ですが今回は、その逆
「毎日スワップポイントを支払わなければならない」
すなわち「毎日損しちゃう(´;ω;`)」
場合についてお話しします。
----------------------------------------------
@売買の方向を間違えて保持した
(買いか売りかを間違える)
Aスワップポイントがマイナスに転換!
B為替相場の急変動
----------------------------------------------
@売買の方向を間違えて保持した
前回お話ししたように、
「スワップポイントがプラスになる通貨ペア」を
「買って保持すれば」
「毎日スワップポイントをもらえます」
ですが、誤って「売った状態で保持」するとどうなるでしょう?
そうです!
スワップポイントを
「毎日自分が支払う」
ことになってしまいます。
これは大チョンボですよね。。。
Aスワップポイントがマイナスに転換!
どこのFX運営会社でも口座開設や利用前に、必ず「重要事項」をお読みくださいというような文言があり、その中で、こんな感じの表現が出てきたりします。
「スワップポイント(金利差調整額)をお受取りまたはお支払いいただきます。スワップポイントは、一定期間固定されたものではなく、取引対象通貨の金利情勢などに応じて変動し、受取りから支払いに転じることがあります。」と。
これは、何を言ってるかというと、
「オーストラリアは日本より金利がうんと高いから、オーストラリアドル/円(AUD/JPY)を買って持ってさえいれば、毎日スワップポイントでウハウハ〜\(^_^)/」
な〜んて安易に長期保持していたら、、、
ある日突然・・・
オーストラリアと日本の金利が逆転!!
気づいたら、「スワップポイントを毎日自分が支払う状態になってた!!」
な〜んてことも「ありうる」と、言っているんです。
まあ、日本の金利は世界の中でも最低水準ですから、オーストラリアドル/円(AUD/JPY)のような通貨ペアだとそうそうないはずですが、「将来に渡って絶対ないとは言いきれない」という事です。
当然のことながら、過去の実績をみて「スワップポイントのプラス/マイナスが頻繁に入れ替わっている通貨ペア」のようなものの取引だったとしたら、絶対にこのリスクを考えなければなりませんよね。
B為替相場の急変動
「スワップポイントがプラスの、とある通貨ペア」を
「1万通貨買って持っていて」、
「毎日スワップポイントが50円もらえている」
と仮定します。
この時、上記通貨ペアを買った時点より
「1円」円高になったと仮定すると、通貨ペアの実質的価値は1万円下がった事になりますよね。
あれえ、、これって200日分のスワップポイントに相当するじゃないですか!
せっかく貯めたスワップポイントも、これでは水の泡です。
円安になるまで持ち続けられれば結果的にはプラスになるので、それを待つ手もある?かもしれませんが、円安を待っている間に、Aの話しのように金利がひっくり返った場合は、さらに損失が膨らんでしまう結果となります。
(これはそもそも論外ですけど、「買ったときがすでにかなりの円安の状態」だったとしたら、もう…お話しになりませんよね…)
@についてはチョンボという事で注意するしかないですが、、、
A、Bをできるだけ回避して運用できるようにするためにはどうしたらよいでしょう?
・スワップポイントのプラスが比較的大きく、
・長期的にみてもスワップポイントの変動が小さい通貨ペアを
・できるだけ円高の時に買う
こんな感じでしょうか。
そうはいっても、上記をちゃんと判断するためには、それなりの学習と経験の蓄積が必要になってきます。
儲かりそうだからやってみようという安易な考えで始めるのではなく、為替相場や金利の動向を見る力を養うところから始めないといけませんね!
ではまた(@^^)/~~~
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9406676
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック