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2015年11月13日

自他の区別がつかない人ー自他境界の問題


精神科や心療内科で臨床をしていると、自他境界がなかなか持てない人と出会うことが多いです。

自他境界とは、自分と他人と境界線のことで、健康な人はこの境界線が明確です。

逆にメンタルに不調を抱きやすい人はこの境界線が非常にあいまいなことが多いのです。

境界があいまいになってくるとどんなことが起こってくるのでしょう?

例えば、私は相手の気持ちを100%知ることはできません。
そして相手も私の気持ちを100%理解することなど不可能です。

健康な人はこのことをしっかりと明確に分けています。

しかし、自他境界があいまいな人は、「相手は私のことを完全に理解しているものだ」「私も相手のことを全てわかっていないといけない」と思ってしまいます。

そうなると、相手のプライバシーに土足で踏み込んでくるようになります。

「なんでわかってくれないの!!?」
「もっと私のことをちゃんと見てよ」
「これをするのが当然ってなんでわからないの?」

選択理論的に言えば、相手に外的コントロールを使ってしまいます。

そして、自他境界があいまいな人は相手の言動に振り回されやすくなります。
相手との壁がない分、不用意に相手の言動を受け入れてしまうのです。

選択理論的に言えば、相手からの外的コントロールされてしまいやすくなるのです。

自他の区別がない人は、コントロールできないものをコントロールしようとするため、精神エネルギーを消耗しすぎてしまい、うつ病や精神疾患、引きこもりや不登校になりやすくなります。

自他境界を明確にするためには、カウンセリングを受けるか、心理療法を受けるか、ソーシャルスキルを身に着けていくかです。

また、コントロールのない良い人間関係を経験していく必要もあります。

もし、相手からの言動に振り回されてしまいやすかったり、相手の言動が許せなかったりするのであれば、ぜひ一度カウンセリングを受けてみるのがいいでしょう。
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