女性ホルモンのエストロゲンは3種類あり、エストラジオール>エストロン>エストリオールの順番で強い作用を示します。
更年期の貼る薬のエストラーナテープは、この中で一番強いエストラジオールが主成分で、エストリオールの10倍です。
エストラジオールの数値は病院の血液検査をすることで分かり、生理周期の状態によっても大きく値がなり13〜160が正常値です。
生理が完全になくなり閉経すると数値が10以下になるので、更年期として薬が必要かどうか症状だけでなく採血による血液検査でも調べられるわけです。
エストラーナテープはを貼ることで分泌が下がった女性ホルモンの数値を皮膚から成分を取り込んで辛い症状を緩和させる仕組みです。
またエストラジオールは、酸化ストレスによる加齢を防ぐようで精神的に疲労されている中年の女性にも有効です。
閉経した女性の場合は生理は来ませんが、不妊症治療にもエストラーナテープは使われます。
エストラーナテープは不妊治療では、体外受精で胚移植を行うときによく使われます。
卵胞ホルモンの働きにより、月経周期の前半は子宮内膜を厚くし、受精卵の着床の準備をします。
月経周期の後半は黄体ホルモンとともに働き、子宮内膜を受精卵が着床できる状態にしてそれを維持していきます。
めでたく妊娠した場合は当然生理はきませんが、そうでなかった場合は、生理が来ます。
エストラーナテープは女性ホルモンを補うものなので、ホルモンのバランスが変わって、生理が遅れたり早まったりすることはあります。
▼詳細はこちらから▼
ホルモン補充療法(HRT)・貼り薬とジェル
エストラーナテープはかゆい
エストラーナテープの副作用で太る?(眠気・頭痛)