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2017年07月24日
くまのぬいぐるみ@
小さい頃、肌身離さず持ち歩いていたぬいぐるみがあったことを
ふと思い出した。
祖母は9人兄弟の長女で、すぐ下の妹(大叔母)と仲がよく
しょっちゅう行き来していた。
当時は電車ではなく蒸気機関車で、祖母におぶわれて祖母の
実家や大叔母の嫁ぎ先へ同行させられていた。
広島県の呉線を走る、広駅から竹原までどれくらいの時間が
かかっていたかは定かではないが、大好きな時間だったと思う。
もう50年以上も前のことなのに、竹原の商店街のあかりだけは
うっすら記憶にある。その時に大叔母が買ってくれたものだと思う。
もしかしたら、もう少し大きくなった時に買ってもらった時のことを
聞かされたのかもしれないが。
大叔母の家は川沿いにあって旅館を営んでいた。いつも着物を着て
まあるい手あぶりのそばで煙管をふかしている粋な人だった。
石川さゆりさんに似たきれいな人だった。
父の着物好きはこの大叔母の影響かもしれないと思う。憧れが
あったのかも・・・