ワラビーちゃんの徒然日記

アビガンは、今年3月に新型インフルエンザが流行し他の薬が効かないと国が判断した場合に、厚生労働大臣の要請を受けて製造を開始するという特殊な承認薬で、富山化学工業が日本国内での製造販売承認を取得しました。

アビガン画像


アビガンは今世界で感染が拡大しているエボラ出血熱への効果が一部で確認されたため、ギニア政府は11月、エボラ熱を対象に臨床試験（治験）を実施すると発表しています。

もし、効果が確認できた場合には急増が見込まれる出荷要請に備える必要がありますので、富山化学工業が属する富士フイルムは、11月中旬から追加生産すると発表しています。　

現在、富士フイルムは２万人分の在庫と30万人分の原料を確保して模様です。

フランスでは、リベリアで感染した女性看護師にアビガンを含む複数の未承認薬が投与され、回復していますし、アフリカ以外で初めて感染したスペインの女性看護スタッフもアビガンの投与を受け、「ウイルス検査で陰性になった」と欧米メディアが伝えていますので、ギニアの臨床実験でも効果が確認されるといいですね〜。

エボラ出血熱の感染者は世界で急速に拡大していて、ＷＨＯの17日の発表では西アフリカを中心に9216人に達し、死者は4555人にのぼっているとのこと。

ＷＨＯは１週間あたりの新規感染者数が12月初旬までに５千から１万人に増える可能性があると警鐘を鳴らしています。

世界経済にも影響を及ぼす恐れが高まってきているので、アビガンがエボラを駆逐してくれることを期待します。