2014年10月18日
小渕優子 辞任
小渕優子さんが安倍改造内閣の目玉として騒がれたのはわずか一か月前です。
女性政治家の期待の星であり、初の女性相宰相候補のナンバーワンとさんざんもてはやされたていましたが、その可能性はあっさりなくなってしまいました。
小渕さんが指摘されている問題は大きく二つです。
一つは5年間で1000万円にのぼる不透明な支出を政治資金に計上していたことと、観劇会などで費用を一部負担した疑惑であることです。
不透明な支出としては、小渕さんの姉の夫が経営する服飾雑貨店と姉のデザイン事務所への約500万円の支出と、事務所費や組織活動費としてベビー用品や高級ネギなどを購入していたことが指摘されています。
観劇会などでの費用負担としては、小渕さんの後援会が東京の明治座で2007年から毎年、観劇会を開催していましたが、明治座に払った入場料や食事代などが計6529万円だったのに対し、受け取った参加費が計1199万円だったことです。
つまり、5330万円の差額が発生していたことが問題視されているのです。
公職選挙法は地元選挙区の有権者への寄付を禁じています。
病気のお見舞いやお祭りへの差し入れ、結婚式でのご祝儀も禁じるなど、非常に厳しい規定になっていますので、もしも1万円を超える観劇会に地元有権者を無料で招待したり、実際の費用よりも安い参加費しか受け取っていなかったのであれば大問題になります。
二つ目は経済産業大臣として、国民に背を向けて、経済産業省の官僚の操り人形ぶりを加速させているのではと指摘されていることです。
太陽光発電推進をあっさり見直して再生エネルギー促進者や国民を裏切る決定をしたり、その一方で、電力会社の電力料金値上げは言いなりの状態です。
政治資金不正使用疑惑が事実であればかなり悪質であり、大臣辞任どころの話では済まなくなるでしょう。
カネへの執着心が少ないから清廉潔白であるとは限らないということでしょうか。
誠実で、優秀な政治家を見極めるのは本当に難しいですね。
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