広告代理店の営業。
とにかく、歳より若く見えたい。
サプリメントとファッションにお金は惜しまない。
「そんな歳に見えない」
と、言われるオンナでいたい。
今日は、12歳年下の誠と一泊の出張で営業。
商談は上手くいった。
2000万の広告予算の仕事をもらった。
お客さんとの食事の後、ふたりで飲み直しで乾杯。
ホテルの帰り道。
「ほんと、美智子さんの営業力ってすごいですね」
誠が言った。
「ありがとう」
「僕、あこがれです」
「嘘でも嬉しいな」
「嘘じゃないですよ」
「手、つないでいいですか?」
ドキッとした。美智子の返事も待たず、誠が手をつないできた。
結構、動揺。
ホテルに近づいてきた。
ホテルの前の交差点が赤で立ち止まった。
「キスしてもいいですか?」
美智子の返事も待たず、誠がキス。
ホテルのロビーで鍵をもらった。
「今日のことは忘れてあげる」
自分の部屋にさっさと向かった。
この年齢になったら焦りたくない。
恋も大切にたい。
そう言いながらもドキドキしている。
明日からの仕事が楽しくなりそう♪
恋愛が何よりものサプリメントかも・・・。
そんなことを思った。
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