2024年03月03日
『まいちゃんと特別なひなまつり』
『まいちゃんと特別なひなまつり』
あるまちに、まいちゃんという元気な女の子が住んでいました。
まいちゃんはひなまつりが大好きでした。
なぜなら、その日はおじいちゃんとおばあちゃんが遠くから遊びに来てくれて、
家族みんなでお祝いをするからです。
ある年のひなまつりに、おじいちゃんとおばあちゃんが到着すると、
おばあちゃんがまいちゃんの手を取り、
「ひなまつりってなんだか知ってるかい?」と聞きました。
まいちゃんは「ううんわかんない」と、首を振りました。
おばあちゃんがにっこり笑いながら、話始めました。
「ひなまつりはね、昔から女の子の健康と幸せを願って祝う日なんだよ。おひなさまは、その願いを叶えてくれる大切なお人形なんだよ。」
「昔の人たちは紙の人形を川に流して、自分たちの災いや病気を人形に移して、流し去ったんだ。それが、今のようにお家でおひなさまを飾って祝う風習に変わったんだよ。」
まいちゃんは目を輝かせながら聞いていました。
「だから、ひなまつりには、女の子の一生が幸せでありますようにと願いを込めて、おひなさまを大切に飾るのよ。」
その後、家族はおばあちゃんの手作りのちらし寿司やひし餅を食べて、楽しいひなまつりを過ごしました。
まいちゃんは、おひなさまの意味や、女の子にとってひなまつりが大切なことを知って、もっともっとひなまつりが大好きになりました。
夜、まいちゃんはおじいちゃんとおばあちゃんに「ありがとう」と言いました。
「来年も、一緒にひなまつりを祝おうね」とおじいちゃんが言うと、まいちゃんはうれしくて「うん!」と強く頷きました。
それから、毎年幸せなひな祭りが訪れました。
おしまい
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