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それでも食べる 2012/02/18.13:01 .DIARY

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子供の頃、よくお祭りに連れて行ってもらった。
私はお祭りよりも出店が楽しみだった。
往来の人が何か食べていると私も欲しくなる。
笑顔で食べている光景がとてもおいしそう。
どうして人が食べているものって、あんなにおいしそうにみえるんだろう。

母にうるさくねだって、それを食べる。
おいしいときもあれば不味いときもある。

出店の五平餅がとてもおいしそうにみえた。
母に買ってもらい食べてみると、イメージしていたものと全然違う。
ご飯と団子の混ざったようなものだった。

もともと私はおはぎというもの嫌いだった。
ご飯が甘いなんて許せなかった。
五平餅を食べて、私はおはぎを思い出したのだ。
私が変な顔をしていると、「ほら、ごらんなさい」と母は言った。

ある日、お祭りに行った。
おねだりしても母にだめ押しされ、何も食べずに家へ帰る。
夜中、私は「うー、うー」とうなされるのである。
食べたら食べ過ぎで、うなされる。
食べても、食べれなくても、よくうなされる。
意気地はないのに食い意地だけはある。

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