信仰について

　創価学会と立正佼成会との違いはどこにあるのかと考えた時、創価学会は3代にわたってその基礎が築かれたこと、初代・牧口常三郎、2代目・戸田城聖、3台目・池田大作とその基礎が築かれたのに対して、立正佼成会は初代・庭野日敬に続く2代目以降の人物に見るべき人材がいなかったことが、立正佼成会の衰退に繋がっているのではないかと思われます。
　創価学会は日蓮大聖人の弟子や信者に送った手紙を一冊の本にまとめた、則ち「日蓮大聖人の御書」を教義として取り入れてているのに対して、立正佼成会は釈迦が晩年に説いた「法華経」を教義の基本的に据えています。「日蓮大聖人の御書」も法華経に基づいていますが、そこには法華経に対する日蓮大聖人の考えが色濃く入っています。
　則ち、創価学会はこの「御書」と日蓮大聖人が書き表したとされる掛け軸の真ん中に南無妙法蓮華経と書き、4隅に四天王と向かって左側に愛染明王、右側に不動明王、その他法華経にゆかりの人物等の名前の書かれた「御本尊」に向かって南無妙法蓮華経と唱える「唱題」を基本とした祈りを捧げるのが基本です。
これに対して立正佼成会は仏像に向かって祈りを捧げるのが基本です。