2009年04月10日
痩せの大食い体質には、なれないの?
努力して体系維持している人とは別に、カロリーを気にせず健康で大食い。なのに、太らない体質の人は、ダイエットに苦労している人から見ると何とも羨ましい話ですよね。痩せの大食い体質になることは、できないのでしょうか?
そこで、好きなものを気にしないで食べ、太らない体質のメカニズムと、痩せの大食い体質に近づけるヒントを探ってきました。
参考にしたのはギャル曽根ちゃん。大食いだけど、本当に美味しそうに味わって食べ、見苦しさがない。と人気の彼女ですが、尋常じゃない量を食べるので「後で吐いているのでは?」という噂も流れました。そこで、一時期盛んだったのが、彼女の体質の検証番組。残された検証の結果には、「痩せの大食い」を解き明かすヒントが豊富なのです。
検証で分かったのが、ギャル曽根ちゃんは、食べ物の消化スピードが異常に速いということ。普通、食べ物を摂取してから排泄するまで、24時間〜48時間掛かりますが、彼女の場合、およそ半日で排泄されてしまうのです。また、排泄物を調べると、食べ物がそのままの形で混じっていたり、食べたもの全てを消化・吸収せずに、排泄していることも分かりました。
口から食べたものは、歯で噛み砕かれて唾液で分解され、胃で更に消化・吸収され、小腸で残りの栄養分を吸収し、大腸で水分を吸収され、排泄物になるという一連の経過をたどります。
ギャル曽根ちゃんの「食べてから出るまでが早い」というのは、それだけ体内での食べ物の停滞時間が長いことを指し、食べ物がそのままの形で排泄されることが多い事からも、全ての栄養が吸収されていないことが予測されます。
これだけだと、家族全員痩せの大食いと言う「曽根家の体質」の問題。になりますが、後天的に痩せの大食い体質になれる方法があったのです。
それは「褐色脂肪細胞」の働きを活発にする。という方法。
褐色脂肪細胞とは、名前こそ脂肪細胞ですが、余分なエネルギーを蓄える(一般にいう)脂肪と違って、エネルギーを使う脂肪。褐色脂肪細胞は、全身につく脂肪ではなく、背中・わきの下・腎臓周辺に限局しています。
この褐色脂肪細胞の働きが活発な人=エネルギーの消費が活発で太れない人(痩せの大食い)だったのです。
もちろんギャル曽根ちゃんも、サーモグラフィ検査で褐色脂肪細胞の働きが盛んなことが判明しました。
さて、後天的に痩せの大食い体質になる方法、つまり褐色脂肪細胞の働きを活発にする方法ですが、褐色脂肪細胞は低い温度で活性化することが分かっています。つまり、褐色脂肪細胞のある背中・わきの下・腎臓を冷やしながら運動すると褐色脂肪細胞が活性化されるのです。
例えば水の中で行う水泳や、雪の中で行う、スキー・スノーボードなどが挙げられます。
痩せの大食い。消化吸収しにくい身体になるのは無理でも、エネルギーを消費し続ける身体になることは可能だったのです。
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