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2014年06月13日
プリプロをしよう3 音を録ろう!(リズム録り)
大変な長らくお待たせしました。
ここからは実際に音を録ると言うことと注意点について書いていこうと思います。
誠に勝手ではありますが、具体的な操作方法についてはSONARを使わせていただきます。(必要があれば)
それでは始めたいと思います。
まずプリプロのおおよその流れを説明しようと思います。
01.楽曲のキーを決める
02.楽曲のテンポを決める
03.仮ギター(鍵盤、ベース)を録る
04.ドラムを録る(プリプロ本録)
05.ベースを録る
06.リズムギター(鍵盤)を録る
07.リードギター(鍵盤)を録る
08.ボーカルを録る
09.コーラスを録る
そんなの当たり前だろ!的な内容も含まれていますが実際の所、致命的ななミスなってしまうこともあるので一つ一つ確認しながら進めていきましょう。
特に赤色で書いてある2項目については本番のレコーディングになると取り返しの付かないことになるのでプリプロの時点でシッカリ詰めておきましょう
今回は05.ベース録りまでとさせて頂きます。
ここまでを一般的にリズム録りとかって言います。
01.楽曲のキーを決める
これ、初歩の初歩ですがすごく重要な項目です。
よくあるんですけど・・・
ライブだとテンション上がってるから歌えるんですけどね(笑)とか
実はサビがめっちゃキツイんですよね(笑)とか
笑えない冗談がボーカル録りの時に発生することが少なく無いです。
ホントに笑えないんでやめて下さい。
今から全部録音やり直し状態です。
このキーでなきゃダメだ!って言うのは十分理解できるのですが、それならばボーカルさんは本番のレコーディングでは完璧なコンディションにしてきて下さい。
音源とライブのキーが違ったっていいじゃない。
全く同じなら音源なんて売る必要ないしね!
プリプロのうちにしっかりやってね。
02.楽曲のテンポを決める
これも初歩の初歩ですけど大変なミスになります。
実際にボーカル録りになった時に、「あれ?なんかちょっと早くね(笑)」見たいな事少なく無いです。
こうなるとどうにもならないのでマジでプリプロの時にちゃんと詰めて。
03.仮ギター(鍵盤、ベース)を録る
これは曲にもよります。ドラムを打ち込みでプリプロを作るときはこの工程は必要ないです。
ギター始まりの曲やベース始まりの曲、鍵盤始まりの曲やブレイクがある曲などの時にすることが多いです。
この工程自体に問題はないのですが、「仮だし割りとラフでもいいべ(笑)」と適当な感じになってしまうとその後に乗っかるすべての楽器のリズムが雑になってボーカルが乗る頃には意味がわからなくなってることがあります。
特に、AメロからBメロにつなぐキメの部分、サビに入る部分、曲の終わりなどを曖昧にしていると後で同仕様もなくなるのでこの時に細かく詰めておいて下さい。
04.ドラムを録る(プリプロ本録)
この工程はドラムを打ち込みでプリプロを作る場合には必要ないです。
プリプロと割りきって打ち込みで作っておくことを強くおすすめします。
理由はドラム録音はセッティングに一番時間がかかる上に性質上どうしてもスタジオを取らなければいけないので少なからず予算が発生します。ここでお金をかけるのであれば本番のレコーディングでお金をかけるなり、ドラムの練習にお金をかけるなりしたほうがいいと思います。
それでもドラムを録りたいと言う方は後々セルフドラムレコーディングの記事を書こうと思うのでそちらを御覧ください。
05.ベースを録る
いよいよリズムに音程が乗ります。だが油断するな。お前がこけると曲が死ぬ。
ベース録りはクリックよりもドラムを意識しましょう。ドラムがクリックに合わせていると言っても100%は無理です。(100%出来る人もいるかも・・・)ベーシストはドラムがクリック外してるのに気がついて馬鹿にするのではなく、そのノリに乗っかって下さい。
クリックは絶対ではない。ただの目安だ。空気の読めるベーシストほど良いベーシストはいない。KYよくない。
この段階になると仮ギターの時に決めておいたABメロのつなぎの決めやサビの終わりなど細かいぶぶんが絡んできます。いい加減にすると後が困るのでしっかりしましょう。特にベースはアタックやリリースなどの表情がすごく鮮明に出るので注意。
それからベースのエフェクターやスラップなどのフレーズがあるときはそれらを別のトラックに録るのか、ひとつのトラックに録るかもキメておいたほうがいいです。
僕は何も言われなければ別のトラックに取りますがこだわりがあればガンガン言ったほうがいいと思います。
(採用されるかどうかは本番のレコーディングのエンジニア次第ですが・・・)
ここまででリズム録りです。
次回からはコードギター、その他上モノを録るときの注意点を書いていこうと思います。