2019年11月23日
漢(おとこ)の香り。
深夜のコンビニで働いていた時の話。
お酒が飲めない。
けど、おつまみは大好きだったりする。
紅茶を飲みながらである。
通勤ラッシュを避けるために、バイト上がりはよくバックルームで雑談をしながら少し時間を潰していた。
そのうちにオーナーが来る。
しばらくしてかじっていた『香味さきいか(105円)』が無くなる。
新しく買う。
袋から出すと、さきいかの香りが広がる。
良い香りである。
お客さんの入りやプライベートの話、誰が可愛いとか他愛ない話題でバックルームが和む。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、またしてもさきいかの香りが広がる。
良い香りである。
素晴らしい。
「好きだな」とオーナーにツッコまれる。
オーナーは大学進学を機に地方から東京に移り住んだらしく、東京の言葉が馴染んでいる。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、さきいかの香りが広がる。
わりと広範囲にさきいかのの香りが広がっている。
「またか」と軽くオーナーに笑われる。
「新人は動けるようになってきたか?」と聞かれる。
「ええ、良くなってきてます」と答える。
「そうか」返すオーナー。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、さきいかの香りがかなり広がる。
もはや止まらない。
止められない。
何人たりとも俺の前を走らせない。
「お前…」失笑しながら脱力するオーナー。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、さきいかの香りが充満する。
嗚呼、さきいか。
ビバ、さきいか。
ハレルヤ、さきいか。
日本の誇りなり、さきいか。
呆れ返りつつ吹き出すオーナー。
「お前、イカ臭いんだよっ!!」
ガーン!!!
お酒が飲めない。
けど、おつまみは大好きだったりする。
紅茶を飲みながらである。
通勤ラッシュを避けるために、バイト上がりはよくバックルームで雑談をしながら少し時間を潰していた。
そのうちにオーナーが来る。
しばらくしてかじっていた『香味さきいか(105円)』が無くなる。
新しく買う。
袋から出すと、さきいかの香りが広がる。
良い香りである。
お客さんの入りやプライベートの話、誰が可愛いとか他愛ない話題でバックルームが和む。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、またしてもさきいかの香りが広がる。
良い香りである。
素晴らしい。
「好きだな」とオーナーにツッコまれる。
オーナーは大学進学を機に地方から東京に移り住んだらしく、東京の言葉が馴染んでいる。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、さきいかの香りが広がる。
わりと広範囲にさきいかのの香りが広がっている。
「またか」と軽くオーナーに笑われる。
「新人は動けるようになってきたか?」と聞かれる。
「ええ、良くなってきてます」と答える。
「そうか」返すオーナー。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、さきいかの香りがかなり広がる。
もはや止まらない。
止められない。
何人たりとも俺の前を走らせない。
「お前…」失笑しながら脱力するオーナー。
さきいかが無くなる。
新しく買って袋から出すと、さきいかの香りが充満する。
嗚呼、さきいか。
ビバ、さきいか。
ハレルヤ、さきいか。
日本の誇りなり、さきいか。
呆れ返りつつ吹き出すオーナー。
「お前、イカ臭いんだよっ!!」
ガーン!!!
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