新版 魔術師たちの心理学―トレードで生計を立てる秘訣と心構え (ウィザードブックシリーズ) 新品価格 |
こんにちは(^-^)
今日紹介する本は、
『(新版)魔術師達の心理学』
です。
今回この本を記事にしようと思ったのは、この本が、前回紹介した本がカバーしていない内容を丁寧に説明しているからです。
前回紹介したラリーウィリアムズの本が相場での攻め方を説明した本とすると、今回紹介するタープ博士の本は、相場での身の守り方を重点的に説明してくれる本だと言えます。
相場に挑み始めた最初の段階では、多くの人が攻め方にしか目がいかず、身の守り方には無頓着といったことが良く見られますが、これは仕方ない事だと思います。
私もそうでした。
さらに言うと、私はこの本を手に取っていたにも関わらず、身の守り方には興味がいかず、エントリー手法ばかりに興味がいっていたのです。
じゃあ、その効果がなかった本をなんで紹介するんだよ(・ε´・)
という話ですよね。
この本だけではないですが、守りに関する本は、相場を始めたての人間にとって魅力的ではないことがほとんどです。
なぜなら、守りに関する本は、初心者が持ちやすい淡い期待を否定するものだからです。
ではその淡い期待とは何かというと、
・相場を張れば一発ドカンと儲けれるかも・・・
・自分の持つ資金も、1か月後には倍に出来るのでは・・・
・勉強や苦労をしなくても、簡単にお金を増やせるのでは・・・
などといった事です。
ここに書いたことが不可能という訳ではありません。
やろうと思えば確率は低いと思いますが出来ると思います。
しかし、この本の著者や守りに関する本の著者が、こうなって欲しいと考えているトレーダー像は、相場で継続的に勝ち続けられるトレーダーです。
そうなるために必要な身の守り方というのは、上に書いたような期待を壊すほど現実的で理論的なのです。
私はこの本を手に取った当時は、まだまだ甘くて(今でも甘いですが)どうしてもそういった期待を捨てたくなかったんだと思います(;^-^A
しかし思いっきり負けて、悔しくて、強く勝ちたいと思った時に、しばらく本棚に眠っていたこの本をまた読もうと思ったんですね。
そうして、少し知識を付けて、少し勝てるようになります。
でも、少しするとまた浮かれて負けるんです。
で、また読もうかな、と。
繰り返しでしたね。(というか今もですが。苦笑)
しかし、負けて悔しいと思ったときに手に取るのが「攻め方の本」であるか「守り方の本」であるかで、相当その人のトレーダーとしての力は変わると思っています。
はっきり言って最初のうち、手法は重要ではありません。
移動平均のみで売買するものであったり、価格のみで売買するものでも、守りがしっかりしていればトータルプラスにもっていくことが出来ます。
しかし、守りがしっかりしていない場合、いくら手法が良くても成績が安定しないばかりか、成績を検証することも出来なくなります。
このために、出来るだけはじめのうちから手元に守りについての本を置いておくことは大事だと考えています。
もう一度になりますが、興味はなかなか湧かずとも、悔しい時は自然と本に手が伸びます。
その時本棚になにがあるかが大事だということです。
それでは最後になりますが本の内容を紹介したいと思います。
・投資におけるそれぞれの要素の重要度
・トレードする上での受けるバイアスについて
・手仕舞いの各種方法の紹介と重要性について
・ポジションの大きさの決め方
・最大ドローダウンの対処法
・ルール別の例を挙げての解説と比較
などなどです。
ボリュームもあり、論理的で納得のいく内容だと思います!
おススメ!!(o≧д≦)ノ
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