2018年04月28日
犬はもちろん、動物に与えられるべき5つの自由
今日は愛犬家 ディアーナです。
皆さんは、もうすぐゴールデンウィークですよね?
何か予定は決まっていますか?
私は愛犬とお出かけすることにしました。
今日に記事は犬に与えるべき自由について書かせていただきます。
9月20日〜26日は動物愛護週間です。これは、「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週間を設ける」と「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」によって定められているものであるということをご存知でしたでしょうか? 毎年ただ習慣的に行っているというわけではないのです。そうしたイベントに足を運ばれた方も多いことでしょう。また、イベント会場や動物愛護週間関連のパンフレットなどで「動物福祉」という言葉を目にした方も多いのではないでしょうか。
動物福祉(=Animal Welfare)って何?
日本語では「動物福祉」と訳されますが、人間の福祉とは意味が異なっています。元々は50年ほど前にイギリスで誕生した理念であり、簡単に言うと、「動物には5つの自由が保障されるべきである」とする考え方のことです。
当初は家畜動物を対象に考えられたもので、動物として生きていくのに最低限必要な環境やケアを提供するべきだという内容のものですが、それは家畜動物に限らず他の動物にも充分適用されるべき内容のものであり、現代ではペット動物にも取り入れられています。
では、その「5つの自由」とは何なのでしょうか?
1:飢えや渇きからの自由
命あるものは生きるにあたって栄養や水分を摂るということは必要不可欠です。犬を迎えたのはいいもの、だんだんと世話が面倒くさくなり、食事もろくに与えない、水入れはいつも空っぽ。そんな状況では、その犬に対して「死んでください」と言っているのと同じです。動物虐待にあたる行為であるということは忘れてはいけません。
ちなみに、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」では、「愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者は100万円以下の罰金」となっています。
2:痛みやケガ、病気からの自由
明らかに病気だと思われる、ケガをしている、体調が悪そうである、ということがわかりながら何も治療をしない、何も気配りをしないというのはよろしくありません。そうであるなら、すでにそこには自分のペットに対する愛情がないと言うしかないでしょう。
病気やケガがあるなら治すように努力するのはもちろん、病気にならないよう予防に心がけたり、健康管理を怠らないといったことは飼い主として最低限の義務となります。
3:不快からの自由
犬を庭につなぎっぱなしで、散歩にも行かず、小屋の周りは糞尿だらけ。室内犬であってもトイレの掃除もろくにしない、被毛の手入れもせずに毛玉だらけで悪臭がする。このような状況では周囲の人間にも迷惑がかかりますし、何より当の犬は相当不快なはずです。
被毛の手入れもせず放置し放題であれば、皮膚病になってしまうこともあるでしょう。本来、犬の習性としては自分の寝場所ではウンチやオシッコをしないものです。習性に相反する不衛生な環境の中で過ごす犬たちは、いったいどういう気持ちで過ごしているのだろうかと想像してみたくもなります。少なくとも、不衛生である分、病気の発生も考えられ、いいことは何もありません。
4:恐れや不安からの自由
いつも何かに怯えている、いつも何らかの強いストレスにさらされているとしたら、人間でなくても精神的にまいってしまいます。言うことをきかないからとガミガミ怒鳴る、叩きつける、自分のイライラを犬にぶつける。そんな飼い主に飼われている犬は気が休まる暇もないでしょう。
大震災の後、犬にもPTSD(心的外傷後ストレス障害)があることが話題となりましたが、そのくらい犬は繊細な一面をもっています。おざなりな言い方ですが、犬は機械やオモチャではありません。人間社会の中で暮らす術しかない犬たちなのですから、共に暮してもらう以上、彼らの精神的健康面も配慮してあげるべきでしょう。犬は、それに応えてくれるだけの心をもった動物です。
5:動物として基本的、かつ自然な行動がとれる自由
短いチェーンでつなぎっぱなしにされ、散歩にもろくに行ったことのない犬は、犬としての基本的な行動をとることができずにいます。体の大きさに合わず、狭い囲いの中に入れっぱなしにされている犬も同じこと。こうした生活を強いられた犬はストレスの塊になっているか、それを通り越して諦めの境地に至っているかもしれません。
犬好きであるなら、愛犬を自由に歩かせてあげたいと思うところですが、人間社会の中ではなかなか難しいところがあります。犬たちには我慢をしてもらわなければなりません。しかし、その中でも、犬としての自然な行動がとれる自由は与えてあげるべきでしょう。
この記事をお読みいただいている方は、これら5つの自由を充分に愛犬に与えてあげていらっしゃるだろうと思いますが、悲しいかな、今もって飼育放棄や虐待といったものがなくなったわけではありません。むしろ、これら5つの自由を与えないということは虐待に等しいのだということを認識できていない人もまだ多くいます。今後、こうした理念が少しでも広まるよう、動物を愛する一人一人が意識をもつ必要があるのではないでしょうか。
https://inochiwochinagou.wixsite.com/mysite
http://camp-fire.jp/projects/view/75082?utm_source=lineat_pj&utm_medium=social&utm_campaign=75082
皆さんは、もうすぐゴールデンウィークですよね?
何か予定は決まっていますか?
私は愛犬とお出かけすることにしました。
今日に記事は犬に与えるべき自由について書かせていただきます。
9月20日〜26日は動物愛護週間です。これは、「ひろく国民の間に命あるものである動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるようにするため、動物愛護週間を設ける」と「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」によって定められているものであるということをご存知でしたでしょうか? 毎年ただ習慣的に行っているというわけではないのです。そうしたイベントに足を運ばれた方も多いことでしょう。また、イベント会場や動物愛護週間関連のパンフレットなどで「動物福祉」という言葉を目にした方も多いのではないでしょうか。
動物福祉(=Animal Welfare)って何?
日本語では「動物福祉」と訳されますが、人間の福祉とは意味が異なっています。元々は50年ほど前にイギリスで誕生した理念であり、簡単に言うと、「動物には5つの自由が保障されるべきである」とする考え方のことです。
当初は家畜動物を対象に考えられたもので、動物として生きていくのに最低限必要な環境やケアを提供するべきだという内容のものですが、それは家畜動物に限らず他の動物にも充分適用されるべき内容のものであり、現代ではペット動物にも取り入れられています。
では、その「5つの自由」とは何なのでしょうか?
1:飢えや渇きからの自由
命あるものは生きるにあたって栄養や水分を摂るということは必要不可欠です。犬を迎えたのはいいもの、だんだんと世話が面倒くさくなり、食事もろくに与えない、水入れはいつも空っぽ。そんな状況では、その犬に対して「死んでください」と言っているのと同じです。動物虐待にあたる行為であるということは忘れてはいけません。
ちなみに、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」では、「愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者は100万円以下の罰金」となっています。
2:痛みやケガ、病気からの自由
明らかに病気だと思われる、ケガをしている、体調が悪そうである、ということがわかりながら何も治療をしない、何も気配りをしないというのはよろしくありません。そうであるなら、すでにそこには自分のペットに対する愛情がないと言うしかないでしょう。
病気やケガがあるなら治すように努力するのはもちろん、病気にならないよう予防に心がけたり、健康管理を怠らないといったことは飼い主として最低限の義務となります。
3:不快からの自由
犬を庭につなぎっぱなしで、散歩にも行かず、小屋の周りは糞尿だらけ。室内犬であってもトイレの掃除もろくにしない、被毛の手入れもせずに毛玉だらけで悪臭がする。このような状況では周囲の人間にも迷惑がかかりますし、何より当の犬は相当不快なはずです。
被毛の手入れもせず放置し放題であれば、皮膚病になってしまうこともあるでしょう。本来、犬の習性としては自分の寝場所ではウンチやオシッコをしないものです。習性に相反する不衛生な環境の中で過ごす犬たちは、いったいどういう気持ちで過ごしているのだろうかと想像してみたくもなります。少なくとも、不衛生である分、病気の発生も考えられ、いいことは何もありません。
4:恐れや不安からの自由
いつも何かに怯えている、いつも何らかの強いストレスにさらされているとしたら、人間でなくても精神的にまいってしまいます。言うことをきかないからとガミガミ怒鳴る、叩きつける、自分のイライラを犬にぶつける。そんな飼い主に飼われている犬は気が休まる暇もないでしょう。
大震災の後、犬にもPTSD(心的外傷後ストレス障害)があることが話題となりましたが、そのくらい犬は繊細な一面をもっています。おざなりな言い方ですが、犬は機械やオモチャではありません。人間社会の中で暮らす術しかない犬たちなのですから、共に暮してもらう以上、彼らの精神的健康面も配慮してあげるべきでしょう。犬は、それに応えてくれるだけの心をもった動物です。
5:動物として基本的、かつ自然な行動がとれる自由
短いチェーンでつなぎっぱなしにされ、散歩にもろくに行ったことのない犬は、犬としての基本的な行動をとることができずにいます。体の大きさに合わず、狭い囲いの中に入れっぱなしにされている犬も同じこと。こうした生活を強いられた犬はストレスの塊になっているか、それを通り越して諦めの境地に至っているかもしれません。
犬好きであるなら、愛犬を自由に歩かせてあげたいと思うところですが、人間社会の中ではなかなか難しいところがあります。犬たちには我慢をしてもらわなければなりません。しかし、その中でも、犬としての自然な行動がとれる自由は与えてあげるべきでしょう。
この記事をお読みいただいている方は、これら5つの自由を充分に愛犬に与えてあげていらっしゃるだろうと思いますが、悲しいかな、今もって飼育放棄や虐待といったものがなくなったわけではありません。むしろ、これら5つの自由を与えないということは虐待に等しいのだということを認識できていない人もまだ多くいます。今後、こうした理念が少しでも広まるよう、動物を愛する一人一人が意識をもつ必要があるのではないでしょうか。
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