2022年06月30日
【アレアレ症候群】物忘れが多い人メタボな人は認知症になりやすい!?「ボケないための食事術」とは
好きだった俳優の名前や映画のタイトルが思い出せない。大事な会議や商談の場で取引先の担当者の名前
が出てこない。昨日食べた昼食が何だったか思い出せない。
こうした「イメージ配もい浮かぶのが該当する言葉が出てこない」症状に思い当たることがあったら
それは、もしかしたら「アレアレ症候群」の典型的な症状かもしれません。
そしてこのあれあれ症候群は放置するとけいどにんちしょう(MIC)認知症になるリスクもあるといわれていま
す。治療が国難と言われる認知症。そうなってしまう前にまずは日々の食生活や生活習慣から―――という
のはわかっているがなかなか難しいのも現実。
今回は糖質制限食の第一人者である医師・江部康二先生にインタビューしました。
アレアレ症候群や認知症予防の観点からお話をお聞きしました。
〇 糖質制限食は記憶力アップの効果あり
‐−認知症の予防と糖尿病の治療法には共通するところがありそうですね。
江部: それに関しては脳の「海馬」について知っておくと理解が深まります。
まず海馬というのは脳の記憶を司る部分ですよね。これはあまり知られていないのですが、海馬はインスリ
ンを分泌しているのです。アルツハイマー型認知症になった人は脳内の海馬におけるインスリンがうまく
作用していないのです。
ー−−糖尿病の患者さんがすい臓のインスリンがうまく作用しないと同じですね。
江部:そうですね。しかし海馬のインスリンとすい臓のインスリンの作用は微妙の異なります。ただ結果
として「インスリン分泌作用とインスリンの効果がうまく働いていない」という言い方ができます。
アルツハイマー型認知症が第3の糖尿病と呼ばれている所以はそのあたりでしょうね。
‐−−アレアレ症候群やその延長としての認知症の予防するためにはどんなことをすればいいでしょうか
江部: やはりつらくない範囲で糖質制限でしょう。私がやっている「スーパー糖質制限」では1日3食
に1回あたりの食事の糖質量で10gから20以下を目指します。
それは大変だという方は「プチ糖質制限」で夜だけでも糖質をやめることを推奨しています。
ちなみにテニスのノバタ・ジョコビッチ選手はこのプチ糖質制限をやっているそうです。練習量(運動量)
の多い朝と昼は糖質を食べますが夕食はキッチリ糖質制限です。
‐−−ジャコビッチ選手もそうですが多少の糖質をとってもやはり日中にたくさん運動していることで血糖
値が下がりやすいんですね。
江部: そうですね。それが明治、大正のころまでの日本人ですよね。1日の食事のうち炭水化物が7〜8
割を占める暮らしでも基礎的運動が多かったため糖尿病や肥満の人は少なかったのです。
「日本人は昔からコメを食べていた」というのは幻想
‐−−糖質制限するとなるとごはんやパンを食べられないと捉えがちですが「それが無理」という方やなかな
か実行に踏み出せない方も多いともいます。
江部: そういう方は「日本人は昔から米を食べていた」とよく言われますが全く誤解です。
世界史から見ると1万年前に今のヨルダン川流域で小麦の栽培が始まり遅れてアジアでもコメの栽培が始ま
った。
日本列島に住み始めたのは約3万8000年前で日本人が米作を始めたの弥生時代は2500年前ですから
日本人は3万5000年間米を食べていませんでした。ですから日本字がぬかしからコメを食べ続けていた
というのは幻想です。
‐−−近代になるまで上流階級以外はあまり白米を口にしていなかったという話を聞いたことはあります。
江部:特に地方に住む庶民はアワ、キビ、ヒエの生活でしたからね。そもそも白米は農民は食べられるよう
なものではなかったですね。日本人は本格的に1日3食の白米を食べる習慣が広がったのは明治時代の陸
群誕生以降です。陸軍に来たら、銀シャリを朝昼晩食べさせるという誘惑をして兵士を募集した。この
時代のあたりが多くの日本人が白米を日常的に食べ始めた頃なんです。
◎ 脳が一番好むエネルギー源【ケトン体】とは
‐−ところで私も個人的に糖質制限をやっているのですが、糖質接種を出来るだけやめてからいろいろ体調
がよくなった気がします。目覚めがよくなったり集中力が増したように感じています。
江部:糖質制限を始めてしばらくすると【ブドウ糖―グリコーゲン】をエネルギー源にしていた代謝から
「脂肪酸―ケトン体」をエネルギー源とする代謝に切り替わります。実は脳が好むエネルギー源はケトン体
なんです。近年では糖尿病治療薬としてケトン体を上げる薬があったり、脳だけでなく腎臓の方にもケトン
タイはいいものであるという研究があります。
‐−−ケトン体維持が認知症予防の一つのきっかけになるということですね。そして【糖化】【酸化】をおさ
えて老化を防ぐことがアレアレ症候群や認知症の予防にとって肝要だということが分かりました。
投下の原因は当然糖質の摂取ですがあらためて傘下の原因は何ですか。
江部:活性酸素ですね。人間は息を吸ってはいてしま師からどうしてもエネルギーを作ったときに活性酸素
を発生してしまいます。もともと人間には活性酸素を無毒化する酵素(SOD)が備わっていますのでビタミン
C,ビタミンA、ビタミンE 抗酸化作用があります。
‐−−では酸化予防にはビタミンCなどの摂取が肝心なんですね。
江部:そうです。そして人にとって20歳ぐらいから活性酸素を除去するSODがピークの年齢だとしたら
これは経年的に減っていきます。でも運動習慣がある人は抗酸化作用も保たれます。
以後詳しく知りたければ下記をご覧ください。
https://karadachannel.jp/beauty-health/6897/
ご覧いただきありがとうございます。
が出てこない。昨日食べた昼食が何だったか思い出せない。
こうした「イメージ配もい浮かぶのが該当する言葉が出てこない」症状に思い当たることがあったら
それは、もしかしたら「アレアレ症候群」の典型的な症状かもしれません。
そしてこのあれあれ症候群は放置するとけいどにんちしょう(MIC)認知症になるリスクもあるといわれていま
す。治療が国難と言われる認知症。そうなってしまう前にまずは日々の食生活や生活習慣から―――という
のはわかっているがなかなか難しいのも現実。
今回は糖質制限食の第一人者である医師・江部康二先生にインタビューしました。
アレアレ症候群や認知症予防の観点からお話をお聞きしました。
〇 糖質制限食は記憶力アップの効果あり
‐−認知症の予防と糖尿病の治療法には共通するところがありそうですね。
江部: それに関しては脳の「海馬」について知っておくと理解が深まります。
まず海馬というのは脳の記憶を司る部分ですよね。これはあまり知られていないのですが、海馬はインスリ
ンを分泌しているのです。アルツハイマー型認知症になった人は脳内の海馬におけるインスリンがうまく
作用していないのです。
ー−−糖尿病の患者さんがすい臓のインスリンがうまく作用しないと同じですね。
江部:そうですね。しかし海馬のインスリンとすい臓のインスリンの作用は微妙の異なります。ただ結果
として「インスリン分泌作用とインスリンの効果がうまく働いていない」という言い方ができます。
アルツハイマー型認知症が第3の糖尿病と呼ばれている所以はそのあたりでしょうね。
‐−−アレアレ症候群やその延長としての認知症の予防するためにはどんなことをすればいいでしょうか
江部: やはりつらくない範囲で糖質制限でしょう。私がやっている「スーパー糖質制限」では1日3食
に1回あたりの食事の糖質量で10gから20以下を目指します。
それは大変だという方は「プチ糖質制限」で夜だけでも糖質をやめることを推奨しています。
ちなみにテニスのノバタ・ジョコビッチ選手はこのプチ糖質制限をやっているそうです。練習量(運動量)
の多い朝と昼は糖質を食べますが夕食はキッチリ糖質制限です。
‐−−ジャコビッチ選手もそうですが多少の糖質をとってもやはり日中にたくさん運動していることで血糖
値が下がりやすいんですね。
江部: そうですね。それが明治、大正のころまでの日本人ですよね。1日の食事のうち炭水化物が7〜8
割を占める暮らしでも基礎的運動が多かったため糖尿病や肥満の人は少なかったのです。
「日本人は昔からコメを食べていた」というのは幻想
‐−−糖質制限するとなるとごはんやパンを食べられないと捉えがちですが「それが無理」という方やなかな
か実行に踏み出せない方も多いともいます。
江部: そういう方は「日本人は昔から米を食べていた」とよく言われますが全く誤解です。
世界史から見ると1万年前に今のヨルダン川流域で小麦の栽培が始まり遅れてアジアでもコメの栽培が始ま
った。
日本列島に住み始めたのは約3万8000年前で日本人が米作を始めたの弥生時代は2500年前ですから
日本人は3万5000年間米を食べていませんでした。ですから日本字がぬかしからコメを食べ続けていた
というのは幻想です。
‐−−近代になるまで上流階級以外はあまり白米を口にしていなかったという話を聞いたことはあります。
江部:特に地方に住む庶民はアワ、キビ、ヒエの生活でしたからね。そもそも白米は農民は食べられるよう
なものではなかったですね。日本人は本格的に1日3食の白米を食べる習慣が広がったのは明治時代の陸
群誕生以降です。陸軍に来たら、銀シャリを朝昼晩食べさせるという誘惑をして兵士を募集した。この
時代のあたりが多くの日本人が白米を日常的に食べ始めた頃なんです。
◎ 脳が一番好むエネルギー源【ケトン体】とは
‐−ところで私も個人的に糖質制限をやっているのですが、糖質接種を出来るだけやめてからいろいろ体調
がよくなった気がします。目覚めがよくなったり集中力が増したように感じています。
江部:糖質制限を始めてしばらくすると【ブドウ糖―グリコーゲン】をエネルギー源にしていた代謝から
「脂肪酸―ケトン体」をエネルギー源とする代謝に切り替わります。実は脳が好むエネルギー源はケトン体
なんです。近年では糖尿病治療薬としてケトン体を上げる薬があったり、脳だけでなく腎臓の方にもケトン
タイはいいものであるという研究があります。
‐−−ケトン体維持が認知症予防の一つのきっかけになるということですね。そして【糖化】【酸化】をおさ
えて老化を防ぐことがアレアレ症候群や認知症の予防にとって肝要だということが分かりました。
投下の原因は当然糖質の摂取ですがあらためて傘下の原因は何ですか。
江部:活性酸素ですね。人間は息を吸ってはいてしま師からどうしてもエネルギーを作ったときに活性酸素
を発生してしまいます。もともと人間には活性酸素を無毒化する酵素(SOD)が備わっていますのでビタミン
C,ビタミンA、ビタミンE 抗酸化作用があります。
‐−−では酸化予防にはビタミンCなどの摂取が肝心なんですね。
江部:そうです。そして人にとって20歳ぐらいから活性酸素を除去するSODがピークの年齢だとしたら
これは経年的に減っていきます。でも運動習慣がある人は抗酸化作用も保たれます。
以後詳しく知りたければ下記をご覧ください。
https://karadachannel.jp/beauty-health/6897/
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タグ:糖質制限食
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