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O.N.OのLive盤と新作

いちおうカテゴリHIP HOPに入れてますけど、最近のO.N.Oのトラックは完全にテクノですよね。(Tha Blue Herb含む)
だいぶ前のインタヴューで彼が好きなアーティストにManitobaと答えてたのもうなずけます。
しかもいまだに基本MPCでトラック製作してるなんてほんますごいです。
このデジタル全盛のご時勢に。
友人でもサンプリングのみでOvalみたいなトラック製作してた人いてましたけど、ほんまどおやってあんな音出すのかなあと思います。

O.N.Oの最近出たライブ盤と新作共に愛聴しています。
ライブ盤は基本「Signalog」の曲が多いですがさすがやなあという感じで飽きません。
ガンガンハードな感じです。
新作「Slow Day Over Here」は一転チルな感じで、まあもともとそういうアルバム作るつもりで製作されたようですが、才能ある人は何でも出来るんやなあと、リラックスして聞き流せる感じです。
この新作にはUnderground ResistanceのMad Mikeも賛辞を送ったそうで(まあ彼は土俵CrewのDJ wessunに「URのDJになってほしいから、やる気あるならデトロイトに来い」なんて言う人ですから、いやDJ WESSUNは私も大好きで世界を見ても超一流のDJだと思いますが、ちょっと日本人に対するリップサービスが多すぎかなあと)、まあO.N.O聴いたことない人にはまず「Signalog」から聴いていただきたいです。

O.N.O (THA BLUE HERB) MACHINE LIVE 2007.08.18



Andrew Weatherallの新作

彼は時代の先見性はあると思ってるんですが、作曲能力がないなあと今まで思ってました。
Two Lone Swordsmenのアルバムでもいいなと思ったのは「Tiny Reminder」くらいで、最近のロカビリー路線の「Wrong Meeting」とか「Wrong Meeting 2」とかは「あちゃー、やってもた・・・」って感じで(Gun Clubの「Sex Beat」のカヴァーは最高ですが)、まあDJでロカビリーとかかけるのはかっこいいんですが、彼はDJとかプロデューサー、エンジニアとして才能を発揮するタイプなのかなと思ってました。
ちなみに自分が好きなDJトップ3に絶対アンディは入ってきます。

でも、今回発売されたアルバム「A Poet On The Pioneers」はすごい好きです。
まず曲がいいなと思いました。
ロックともレゲエともダブともテクノともなんとも形容しがたい曲が並んでるのですが、1曲目「Fail Me May, Sail We Must」とかめっちゃいいです。
この言葉は彼は刺青いれてるらしいある船乗りさんの言葉らしいのですが、「沈没するかもしれんけど航海いかなきゃいけねえんだよ!」ってなんかめちゃかっこいいのです。
さすが常に時代の最先端を行ってたというか進みすぎてたというか引っ張ってきた彼に似合う言葉です。

ちなみに日本盤にはボーナストラックが2曲あります。




   
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