2020年09月08日
底辺とは
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都会で年収300万以下、地方都市で200万以下で生活している人達が日本のカーストの一番下に位置しています。
これはいわゆる貧困層とか生活困窮者とか底辺と呼ばれる人たちで、低賃金の肉体労働で口に糊をしている人達です。
このカーストの特徴は、収入と支出のバランスが常にギリギリだということです。
給料日に振り込まれたお金が、翌月の給料日前にはキレイさっぱりなくなっている、そんな生活を毎月(正確には何年も)続けているんです。
そういう生活をしていると、何か不慮の事態が起こったら、そこで生活が破綻するのです。
今年(正確には去年の年末に中国武漢で)発生した新型コロナウイルスの感染拡大で、非常事態宣言が出されたわけですが、その時に真っ先に苦境に陥ったのがこの枠の中で生きていた人達です。
肉体労働というのは、言葉を変えて言えば、肉体を使えない時にはお金が入らないということで、ノーワーク、ノーペイになるわけです。
その時になにがしかの蓄えがあれば、時間を稼げる訳ですが、それすら無いと(ほとんどの場合は無いんですよ)、いきなり生きていけなくなるんです。
ところがバブル崩壊以降、特にここ10数年のデフレ社会では、このカーストで生き続けることがそれほど苦痛ではなくなったんですよ。
ワタシはバブル経済を知っているので、お金に不自由するつらさ、苦しさ、切なさ、情けなさが骨身にしみたモノですが、最近の若い人達(バブル崩壊以降に社会に出た人達、最年長で40歳未満までの人達)は、この枠の中でそれなりに人生を楽しめているんです。
これはどういうことかというと、最低限の生活をするのにそれほどのお金が必要ではなくなったということであります。
今やパソコンかスマホがあれば、漫画、音楽、映画、AV、ニュース、ゲームはほぼタダ同然で使えるんです。
つまり暇つぶしや娯楽にかけるためのお金が不要になったんです。
これに発泡酒にストロングゼロ、大五郎のような安酒を組み合わせて、コンビニのつまみ、スーパーの半額になった惣菜を組み合わせたら、年収200万でもまぁそれなりに楽しく生きられるんですよ。
おまけに地方だと、そういう仲間達が寄り添ってマイルドヤンキーみたいな感じで徒党を組みますから、寂しさとか疎外感、劣等感とかは感じにくいんですね。
お金がかからず、まぁまぁ楽しく暮らせて、仲間もいたら、これでもう充分だと考える人がいても不思議じゃありません。
ところがこのカーストというのは、板子一枚下は地獄になっていまして、今回のコロナみたいなことが起こると、あっという間に破綻するんです。
たとえコロナのようなことがなくても、肉体は年と共に衰えるわけですから、今から10年後、20年後、そして老後と思考の時間軸を伸ばしていくと、最後は必ず破綻するようになっているんです。
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