2016年06月08日
1943年6月8日、瀬戸内海で沈没した旧海軍の戦艦「陸奥」の慰霊祭営まれる…元乗組員ら参列
先の大戦中の昭和18(1943)年6月8日に瀬戸内海で原因不明の事故のため爆発、沈没した戦艦「陸奥」の殉職将兵の慰霊祭が8日、沈没地点に近い山口県周防大島町伊保田の慰霊碑前で営まれた。
遺族や町関係者ら約100人が焼香。生存者の元1等兵の篠原喜一さん(93)=長野県小海町=が車いすで参加した。当時、仲間と毎日歌ったという軍歌「海ゆかば」を慰霊碑の前でささげ「仲間の遺骨がまだ海の底に沈んでいる。体が続くまで供養し続けたい」と語った。
陸奥は建艦当時、世界七大戦艦の一つとされ「長門」と並び旧海軍の主力艦だったが、停泊中の周防大島の北約3キロ沖で沈んだ。70年からの8年間に遺骨や主砲などのうち7割程度が引き揚げられたが、残りは今なお海中に沈んでいる。
沈没した戦艦「陸奥」の殉職将兵の慰霊祭で、手を合わせる生存者の篠原喜一さん(前列左から2人目)ら=8日、山口県周防大島町
引用元:http://www.sankei.com/west/news/160608/wst1606080058-n1.html
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