2017年07月01日
No.84 石ころリトグラフ「かたつむり」
石ころリトグラフ「かたつむり」
久しぶりの記事となりました。この数ヵ月、特にサボっていたわけではありません。他に仕事ができたもので、ちょっと版画制作の量が減りました。それでも作品は週に一つくらいのペースで作っているのですが、投稿するのがなかなか…。
とにかく、相変わらず小さな版画をこつこつと作成しております。
紙プレス版画もかなり技法が安定してきました。
しかし、ちょっと違うことにも挑戦、ということで、最近試行錯誤を繰り返しているのが、「石ころリトグラフ」なのです。
本格的なリトグラフとなると、道具や設備が大変ですから、何とか手持ちのもので、小規模に、いつもの小さな版画ができないものかと、考えたものです。
リトグラフは、水と油がはじきあうことから、石版に油性のもので描写したところに、水を打って、油性のインクをのせて、描写したところだけにインクが着けて、それを刷り取るという、平版の版画です。
原理は分かるのですが、石の質、その面、描写するもの、水の量、刷り方、…等々、実際の技法はやってみなければわかりません。
実は、一ヶ月前からいろいろとやっていましたが、悪戦苦闘、失敗の繰り返しでした。
どんな石が適しているのか。
何で描くか。
そして、水をどう使うか。
インクをどうのせるか。
ある程度できても、一枚ではつまらない。やはり、安定して複数枚刷れるレベルまでの技術がほしいところです。
やっと、5〜7枚くらいは、同じようなものができるレベルまでの技術がわかりました。
石ころリトグラフ版画・半紙 版画部分縦横約5×6p 黒一色
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