モバイルとは
外でもネットが使えるの?モバイルとは
モバイル(モバイルデータ通信)とは
携帯電話会社の3GやLTE回線等の電波を使って、ノートパソコンやスマートフォン、
タブレット等をインターネットに接続することができるサービスのことです。
先生:
普通、スマホでは外出先でもネットができますが、パソコンだと無理ですよね。
生徒:
んー、家の中で使っている無線LANっていうのと同じような感じ?
先生
そうです。帰省先でも、旅行中でもネット検索をしたりブログを書いたりできるんですよ!
生徒
へー、そうなのね。旅先でブログなんて、なんだかカッコいいわね。
で、その「モバイルデータ通信」っていうのを使うにはどうしたらいいの?
先生:
モバイルデータ通信サービスを行っている通信会社と契約をします。
あとは、モバイル用のルーターがあればOKですよ。
サービスエリアについて
外出先でもインターネットができる」と説明しましたが、「通信会社が対応しているサービスエリアに限り」という条件がつきます。
通信会社によって、電波の届いていない場所もありますので、自分の行動範囲(通勤経路やよく行く外出先など)がサービスエリア内に入っているかどうかを事前に確認しておくことも重要です。
モバイルデータ通信には何が必要?
生徒:
モバイル用のルーター?なにそれ?もうカタカナ言葉が多くて困るわ・・・。
woman01
先生:
パソコンをインターネットにつなげる機器です。
Wi-Fiタイプなら、一度に複数台繋ぐことができるんですよ。
モバイルルーターとは
携帯電話会社の3GやLTE回線等の電波を中継することができる小型の端末です。 USBタイプとWi-Fiルータータイプがあります。
USBタイプ
USB端子に差し込んで使います。接続できるWi-Fi対応機器は1台だけですが、USB端子から直接電力供給されるので、バッテリーがいりません。
ビジネスや学校でノートパソコンを使うことが多い方にお勧めです。
Wi-Fiルータータイプ
持ち歩いているパソコンやタブレット等にWi-Fi機能があれば、複数台のWi-Fi対応機器をインターネットに同時接続することができます。
パソコンもスマホもタブレットも同時に繋げたい・・・という方にお勧めです。
生徒:
えー、なんだかおトク!私「おトク」に弱いのよね。
ということは、一家に一台ルーターがあれば家族みんなで使えるってこと?
woman01
先生:
そうですね。Wi-Fiタイプなら複数台繋がりますからね。
woman02
生徒:
いいわね!でも、設定とか難しいんでしょ?
うちの夫やってくれるかしら?あ、でも頼んだら機嫌が悪くなるわー。
モバイルルーターの特徴
工事不要
端末が届けばすぐに使える!
料金定額制
月額通信費用(4,000円程度)+ルーター端末費用
先生:
ご心配なく。工事は要りませんよ。
woman02
生徒:
え!工事がいらない?素敵!もしかして、Wi-Fiタイプのルーターを家族みんなで使えば、
今契約している固定回線はいらなくなるってことかしら?
woman01
先生:
そうなりますね〜。ただしルーターをずっと家に置いておけば・・・ですけどね。
生徒:
・・・・・・あ!そうね!誰かが外に持って出かけたら、家ではネットができなくなる!?
woman01
先生:
ですよねー。なので、家では光などの固定回線、外ではモバイルというふうに組み合わせて使うと良いですよ。
モバイルルーターについての注意事項
生徒:
なるほどー!ふー、あぶないところだったわ。まだ他にも注意する点ってある?
woman01
先生:
だんだん慎重になってきましたね。他に注意する点としては、通信速度と通信速度制限です。
woman02
生徒:
やっぱり他にもあるのね・・・。よく聞いておかなくちゃ。
woman01
先生:
まずは通信速度について。場所によっては、速度が不安定になります。
woman02
生徒:
携帯でもつながりにくいところがあるものね。
通信速度について
携帯電話の電波の弱い所、サービスエリアの境界や、無線が入りにくいところ(地下、トンネル、山間部、海上など)では通信速度は落ちてしまいます。また隣接する建物の影響を受けます。
電波の弱い地域で常時インターネットに接続したい場合は、光ファイバーやADSLなどの固定回線をおすすめします。
先生:
次に通信速度制限について。
みんなが公平に回線を使えるように制限が設けられています。
通信速度制限について
モバイルデータ通信は、通信会社の回線を利用者で分け合って使っています。
一部の利用者だけが大量のデータ通信を連続して行っていると、それによって回線が混み合ってしまい、他の利用者が接続しにくくなる「渋滞」の状態になるわけです。
そこで、通信会社が大量のデータ通信利用者に対して「ある一定量の通信を超えましたから、他の利用者に回線を譲ってくださいね」という意味で、通信速度を落とすなどの制限をかけます。これが通信速度制限(帯域制限)です。
※通信速度制限がない通信会社もあります。
生徒:
なるほど、よく考えられてるわねー。
woman01
先生:
このような注意点もふまえて、サービスを選ぶ必要があります。
woman02
生徒:
わかった、確認してみるわ。あー早く外でもネットしてみたいわ。
woman01
先生:
通信会社やサービスによって、サービスエリアや月額料金、端末料金、通信速度制限が違いますので、自分の使い方に合ったものを選んでくださいね。
LTEとは
何がそんなにすごいの? LTEとは
お店の人が「LTEだから速いですよ!」と言っていたけれど、実はよくわからないまま帰ってきてしまいました。
「そもそもLTEってなに?」「何がどれだけすごいの?」でも、今さら人に聞けないし・・・
今回は「LTE」について、分かりやすく説明します。
そもそもLTEってなぁに?
先生:
LTEとは携帯電話の新しい通信規格のことなんです。
生徒:
通信規格?
先生:
3Gってわかります?
生徒:
あの、これのことですか?
先生:
そうです。
今は、3G回線で通信していますっていうことです。
woman02
生徒:
はー。遅いってことですか?
先生:
そうですね。LTEに比べると遅いです。でも、LTEの前の通信規格は3Gでした。
GはGeneration(ジェネレーション)ということで第3世代と言われています。
生徒:
なるほど。じゃ、次は4Gじゃないんですか?
woman01
先生:
はい、そうです。で、このLTEは「3.9G」と呼ばれていて、次の4Gへの橋渡し的な通信規格に位置付けられているんです。
でも、LTEを「4G」と呼ぶことが公式に認められているので、「4G」と呼んでいる通信会社もあります。
生徒:
へー、進化してるってことなんですね。
woman01
先生:
かんたんに言うとそうです。通信規格の進化ですね。
LTEとは
第3世代携帯電話(3G)を進化させた通信規格でロング・ターム・エボリューションの略。
次世代の4G技術への橋渡し役として3.9Gともいわれています。
LTEは何がすごい?
生徒:
進化したってことは分かったんですけど、
LTEって何がそんなにすごいんですか?
woman01
先生:
とにかく速いんです。
woman02
生徒:
とにかく速いって・・・どのくらい?
woman01
先生:
今までの3Gと比べると10倍くらいってところでしょうか。
woman02
生徒:
えーー!!10倍も!
先生:
すごいでしょ?
自転車と新幹線くらいの差でしょうか?
woman02
生徒:
なるほど。じゃ、次は4Gじゃないんですか?
woman01
先生:
それはすごいですね!
私のスマホも新幹線並に速いってことですね!
LTE通信をするためには何が必要?
woman01
先生:
LTEに対応していれば、タブレットでも直接LTE通信をすることができますよ。
woman02
生徒:
パソコンではできないんですか?
woman01
先生:
パソコンをLTEで通信するには、LTE対応のモバイルルーターが必要です。
LTE通信をするには
LTE通信をするには2つの方法があります。
LTE対応モバイル端末
LTEに対応したスマートフォンやタブレットなどを使って、直接LTEで接続します。
LTE対応モバイルルーター
LTEに対応したモバイルルーターでLTE接続し、パソコンやスマートフォンなどとW-iFiで接続します。
月額通信費用は、4,000円前後。サービスエリア内ならどこでもLTE通信ができます。
Wi-Fiとの違いは?
woman02
生徒:
そういえば、最近Wi-Fiって言葉もよく聞きますけど、あれとは違うんですか?
woman01
先生:
LTEとWi-Fiは使っている回線の種類が違うんです。
LTEは携帯電話用の回線、Wi-Fiはインターネットの回線を使っています。
生徒:
具体的にはどう違うんでしょう?
woman01
先生:
分かりやすい違いといえば、通信距離の違いです。LTEは遠くにある基地局と通信するのに対し、
Wi-Fiは数メートル〜数十メートル圏内にある無線LANルーターと通信します。
LTEとWi-Fiの違い
LTE
携帯電話の通信規格。 遠くにある基地局と通信します。
サービスエリア内であれば、高速なインターネットが楽しめます。
一定量を超えてしまうとそれ以上は速度が制限されてしまうという通信速度制限(帯域制限)があるため注意が必要です。
Wi-Fi
無線の通信規格。 数メートル〜数十メートル圏内にある無線LANルーターと通信します。
そのため、無線LANルーターがある自宅や会社、または公衆無線LANサービスに対応したカフェや駅にいる必要があります。
LTEを使う上で気をつけておきたいこと
woman02
生徒:
わかりました。あと、LTEを使う上で気を付けることを教えてください。
woman01
先生:
はい、まとめておきますね。
LTEの注意点
サービスエリアについて
現時点ではまだ限られたエリアでしか利用することができません。
しかし、通信各社の最新モデルのほとんどがLTE通信に対応するなど、スマートフォンの標準仕様となりつつありますので、今後対応エリアは広がることが予想されます。
一定量を超えてしまうとそれ以上は速度が制限されてしまうという通信速度制限(帯域制限)があるため注意が必要です。
通信速度制限
一定量を超えてしまうとそれ以上は速度が制限されてしまうという通信速度制限(帯域制限)があるため注意が必要です。
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