2022年10月24日
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中古ドメインとは
中古ドメインは過去の”検索エンジン評価”を活用できることからSEO的に有利と言われており、新規ドメインと比較すると各観点でリードを得られる可能性が高いとされています
集客数が収益に直結するアフィリエイトサイトには、 SEO観点の効用を意識したドメインの取得が必須です。
みなさんは「中古ドメインは新規ドメインと比較して検索上位に表示されやすい」
「中古ドメインはWebサイトを公開してからインデックスされるまでのスピードが速い」
というような話を聞いたことはありますか?
一般的に中古ドメインは過去の”検索エンジン評価”を活用できることからSEO的に有利と言われており、新規ドメインと比較すると各観点でリードを得られる可能性が高いとされています。しかし、本当に中古ドメインの方がSEO的に有利なのでしょうか?
そこで今回、中古ドメインと新規ドメインでそれぞれWebサイトを作成し、インデックス速度などを実際に比較してみました。
中古ドメインのメリット・デメリット
メリット
・過去に運用されていたサイトの被リンク(バックリンク資産)が活用できる
・インデックススピードが速い
・検索上位に表示されやすい
デメリット
・高額になる場合がある
・過去の悪い評価も引き継いでしまう
過去にそのドメインを使用していたサイトに貼られていたリンクや検索エンジンからの評価を引き継ぐことを考えると、SEOの観点となると中古ドメインを利用することのメリットはとても大きいです。そのためサイト集客の効率化が期待でき、労力や時間のコストダウンが見込めます。
しかし、過去に運用されていたドメインがペナルティを受けていたなどの悪い評価も引き継いでしまう可能性があるため、注意も必要となります。また、高品質な中古ドメインは高額になる可能性もあるため、ドメイン購入費用が高くなる可能性もあります。
しかし、過去に運用されていたドメインがペナルティを受けていたなどの悪い評価も引き継いでしまう可能性があるため、注意も必要となります。また、高品質な中古ドメインは高額になる可能性もあるため、ドメイン購入費用が高くなる可能性もあります。
新規ドメインのメリット・デメリット
メリット
・安価で取得できる
・今までの運用歴に左右されない
デメリット
・検索エンジンから評価を受けるまでに時間がかかる
SEO観点でみたときに、中古ドメインと比較すると新規ドメインはどうしても不利になってしまいます。しかし、新規ドメインは安価で取得できる・今までの運用歴に左右されない、というメリットもあります。
それぞれのドメインのメリット・デメリットを理解した上で中古ドメインと新規ドメインを使い分けるのも一つの手かもしれないですね。
集客数を上げたいWebサイトにとって検索順位は非常に重要なポイントとなります。そうなると、検索エンジンからのインデックス登録ののち検索順位で上位に上がるためには、更新頻度やページ数、コンテンツの品質、リンク数といったSEO対策が必須。これらの量や質を良いものにするためにはある程度の期間の運用が必要不可欠となります。
ドメインオーソリティ (DA:Domain Authority)
Webサイト(ドメイン名)が検索エンジンの順位において、どの程度評価されていたかを表す指標です。0〜100で数値化したもので、数が大きいほど評価が高かったことを示します。(SEOmozが提唱する用語)
外部リンク数 (被リンク数)
ドメイン名に対して、外部サイトから貼られていたリンク数を表す指標です。数が大きいほどリンクの数が多かったことを示します。また、良質な被リンクが多ければ多いほど検索エンジンからの評価を受けやすく、SEOにおいて有利になります。
ドメイン年齢
ドメインが検索エンジンにインデックスされてから経過した期間(年数)のことです。過去のウェブサイトを閲覧できるサービス「Wayback Machine」で、最も古くに保存された日〜現在までの年数を記載しています。
※ドメインオーソリティは数多くあるSEO対策のひとつですが、あくまで新規ドメインよりも外的要因により優位性が高いというものであり、必ず上位で表示されたり他のSEO対策が必要ないというものではありません
中古ドメインと新規ドメインの違いを検証してみた
検証内容中古ドメインと新規ドメインで実際にサイトを作成して比較する
作成するサイトのテーマを2つ設定
それぞれのテーマで中古ドメインと新規ドメインを一つずつ取得し、ブログサイトを作成
テーマ 「子供」
実際育児する中で起こったことや病気に関しての記録や調査についてまとめたブログ
それぞれの中古ドメインの取得時のスペック
WayBack初回記録年 | 2007 | 2010 |
---|---|---|
バックリンク数 | 445 | 1948 |
バックリンクドメイン数 | 88 | 128 |
ソーシャルメディア共有数 | 1 | 19 |
バックリンク元のページスコア合計 | 61 | 98 |
検証の進め方
・中古ドメインは設定したキーワードを連想することのできる文字列かつ、過去そのキーワードに関連するサイトを運用していたドメインを取得。
・新規ドメインは中古ドメインと似た文字列ドメインを取得。
・同じサーバーでWordpressを利用し、テーマやプラグインなども全て同じに設定するなど、環境は全て統一。
・Googleのサーチコンソールで状況を確認。
インデックススピードを比較
本来、同じ内容のサイトはGoogleからコピーサイトなどとして認識されペナルティを受けてしまう可能性が高くなるため、実際のサイト作成では絶対にやってはいけないことですが、今回は中古ドメインと新規ドメインの比較のため、敢えて全く同じ内容の記事を登録していきました。すると、幸いペナルティを受けることはなかったものの、新規ドメイン側ではインデックス登録されないページが続出しました。それに比べて中古ドメインのサイトはすべてのページが公開後すぐにインデックスされるという結果になりました。
サイト公開30日後にインデックスされたページ数
子供サイト
中古ドメイン
新規ドメイン
犬サイト
中古ドメイン
新規ドメイン
※それぞれ23ページ公開
中古ドメインは、子供サイトも犬サイトも投稿した23ページすべてが公開後すぐにインデックス登録が完了。
一方、新規ドメインはほとんどのページがインデックスされない、という結果になりました
中古ドメインは、子供サイトも犬サイトも投稿した23ページすべてが公開後すぐにインデックス登録が完了。
一方、新規ドメインはほとんどのページがインデックスされない、という結果になりました。
サイト公開後30日間の表示回数・クリック数の比較
次にサイト公開後の表示回数とクリック数を比較していきましょう。
表示回数:ユーザーの検索結果にサイトへのリンクが表示された回数
クリック数:検索結果表示後にクリックされサイトにアクセスされた回数
中古ドメインは、子供サイトも犬サイトともにほぼ毎日、検索結果に表示されました。子供サイトについてはクリックも発生しています。
一方、新規ドメインはインデックス登録されたページもほとんど検索結果に表示されずクリック数に関しては0。
インデックス登録に続き、表示回数やクリック数に関しても中古ドメインと新規ドメインで大きな差がつくことになりました。特に検索結果への表示回数の差は一目瞭然です。
さらに中古ドメインと新規ドメイン、どちらもインデックス登録された状態での表示回数やクリック数を検証すべく新規ドメイン側がインデックス登録されるようSEOを調整(metaタグ・titleタグの変更など)していきました。
インデックス登録後の表示回数・クリック数の比較
犬サイトに関しては、表示回数/クリック数ともに中古ドメインは新規ドメインの約5倍の数値。子供サイトに関しては、表示回数は約5倍、クリック数についてはなんと約38倍もの数値になりました!
この検証を通して
新規ドメインと比較して、中古ドメインの方がインデックススピードが速いこと
検索表示されるページ数が中古ドメインの方が多く、その後のクリック数つまりは訪問数も伸びやすいということ
という結果が数値として表れました
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