2015年11月10日
郵政3社の今後の動向はどうなるか?主な株価指数とインデックス組み込みの見通しについてまとめてみました。
新規上場祭りの異常な熱気も少し落着き始めてきた郵政グループ3社の株価ですが、今後の動向はどうなるのでしょうか?
昨今の株価指標と、注目されるインデックスへの組み込まれ予測についてまとめてみました。
郵政グループ3社の主な株価指標
郵政グループ3社の主な株価指標(11/5終値ベース)は以下の通り
日本郵政
PER:22.14
PBR:0.54
利回り:1.26%
ゆうちょ銀行
PER:24.96
PBR:00.57
利回り:1.41%
かんぽ生命
PER:27.79
PBR:1.18
利回り:1.44%
・ゆうちょ銀行と日本郵政の実績PBRを除けば、特に割安感のある水準ではない。
・特に大きく株価が上昇したかんぽ生命については、東証1部平均と比べても割安感のある水準とは言えない。
つまり割高なので普通に考えれば下がる可能性が高い。
インデックス買いの見通し
株価指数に連動させるよう運用されているインデックスファンドの場合、新たな銘柄が構成銘柄に採用されると、既存の保有株を売却して、新規構成銘柄を買うことになります。
これが、「インデックス買い」と呼ばれるものです。
郵政グループ3社は、年末までに主要な3つのインデックスの構成銘柄になると推定されています。
株式市場では以下の3つのインデックス買いの規模が推定されています。
11/10:3社ともにFTSEインデックスの構成銘柄。(ロンドン取引所の100%子会社)
11/19:日本郵政とゆうちょ銀行の2社がMSCIインデックスの構成銘柄(米国MSCI Inc.算出)。
12/29:3社ともにTOPIXの構成銘柄(東証株価指数)。
★11/10 本日大引けにFTSEによるインデックス買い(3社合計約300億円)が発生しました★
これだけのインデックス買い需要があると、多少割高でも12月に向けて株価の下支えとなり、更に割高な水準まで上昇する可能性がありかもしれません。
私は年末までが一旦の勝負時だと思います。
特にかんぽ生命!!
郵政グループ3社の株は投資初心者の保有比率が高いため、予測不能な動きをすることもあります。
周りの熱気に呑みこまれないよう、こういった指標を観測して冷静に取引を進めていきたいと思います。
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