2022年01月06日
東海・北陸 R02-035
胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
1 抗コリン成分であるメチルベナクチジウム臭化物の副交感神経系の働きを抑える作用は消化管に限定されないため、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現れることがある。
2 パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すが、抗コリン成分と異なり、眼圧を上昇させる作用がないため、緑内障の症状の悪化を招くおそれはない。
3 鎮痛鎮痙作用を期待して、エンゴサク(ケシ科のエンゴサクの塊茎)、シャクヤクが配合されている場合がある。
4 消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、アミノ安息香酸エチルが配合されている場合がある。
〜解答・解説〜
1 正
2 誤 パパベリンは眼圧を上昇させるため、緑内障の悪化を招くおそれがある。
3 正
4 正
1 抗コリン成分であるメチルベナクチジウム臭化物の副交感神経系の働きを抑える作用は消化管に限定されないため、散瞳による目のかすみや異常な眩しさ、顔のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現れることがある。
2 パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すが、抗コリン成分と異なり、眼圧を上昇させる作用がないため、緑内障の症状の悪化を招くおそれはない。
3 鎮痛鎮痙作用を期待して、エンゴサク(ケシ科のエンゴサクの塊茎)、シャクヤクが配合されている場合がある。
4 消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、アミノ安息香酸エチルが配合されている場合がある。
〜解答・解説〜
1 正
2 誤 パパベリンは眼圧を上昇させるため、緑内障の悪化を招くおそれがある。
3 正
4 正
タグ:胃腸鎮痛鎮痙薬
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