たんたんのごはん

新学期が始まって1週間、 習い事も園のクラスも新しいためたんたんはともかくママンは緊張の連続である。 非常に疲れた。 どこへ出かけるのも億劫だったこの土曜、ちんすこうを一緒に作る。 先月ちんすこうを買っておやつにあげたらとても気に入ったたんたん。 ママンかつてちんすこうをよく作っていた時期があった。 なにしろ材料がシンプルで作り方も簡単なのである。 適当に作っていたら割合がおかしくなってぺしゃんこに広がったりもしたが、 とにかくあれは簡単でよかった。 出来上がったちんすこうをたくさん食べたたんたん。 また作ろう。 そしてママン午後から微妙にダウン。 とても疲れて昼寝、 昼寝から起きてもシャキンとできずごろごろ、 簡単にカレーうどんを作って、食べて、そのまままたこっそり布団へ戻り、 たんたんをだんなに任せて寝た。 「ママは具合が悪いから云々」とだんながたんたんに言い聞かす声が聞こえたが、 その後ぱたぱと足音、枕元にたんたんがやってきて「ママだいじょうぶ、」とひそひそ声で声かけたんたん。 2、3回さすってくれたと思うと「ママのびょうきがなおるようになにかつくってあげる」とか何とか言って居間に戻っていった。 わがままで頑固で大変だと感じることも多いが、心優しいたんたんなのであるｖ■