今週の金曜日が最重要
マーケットはジャクソンホールにおけるパウエル議長の講演を
「ハト派」的と解釈したようで、
会見後、米金利は低下し、ドルは少し下落、米国株は上昇しました
ジャクソンホール後(赤枠)の下落の後、
休み明けはドル円もpivotラインのS1とpivot値の間での動きで
大きな動きはありませんが、若干ドル高に傾いているようです。
マーケットは金曜日に向けて身構えているようにも見えます
しかしながら、本当にパウエル議長講演が
「ハト派」的だったかというのは、微妙なところだと思います
なぜなら、ずっと金融緩和論者であったパウエル議長も
年内テーパリングを認めたことです
米金融環境は次第にゆっくりながらも
締まっていくことになったことと言えるでしょう
今月の米経済指標や経済イベントは重要です
中でも金曜日の雇用統計です
テーパリングが早まるかどうかという問題もありますが
85万人以上という数字を見たときに
市場がどのように反応するのか注意が必要です
パウエル議長は「ハト派」ということで終わっている今
強い数字を見たときに、パニックになる可能性もあります。
そして今月下旬にはFOMCがあります
引き締めがはっきりと打ち出されれば、
マーケットも調整するでしょう。
金曜日、ドル高方向で身構えます。