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2024年01月02日

寝てばっかりで大金を稼いだ「三年寝太郎」は実在した!? 武田信玄ゆかりの武将だった!? 

【寝てばっかりで大金を稼いだ「三年寝太郎」は実在した!? 武田信玄ゆかりの武将だった!? 】

3年間にもわたって寝てばかりだったという三年寝太郎。彼のモデルは、草履を使って砂金をかき集め、それを元手に水利施設を作って村を開拓したという、とんでもない偉人だったという説がある。しかも、かの武田信玄ゆかりの人物だったとも。それって、本当のことなのだろうか?

■寝てばかりの「三年寝太郎」が行った、仰天の金稼ぎ

 「三年寝太郎」とは、伝承の中に登場する、いわゆるおとぎ話の主人公である。文字通り、3年間も寝てばかりいたという厄介者で、庄屋の子とはいえ、鼻つまみ者として村人たちから笑い者にされた男であった。

 それがある時、何を思ったか、ガバッと起き上がるや、父に「千石船(せんごくぶね)を作ってくれ」と頼みこんだ。もちろん、父が驚いたことはいうまでもない。しかしこの父親、何とも息子には甘かったようで、言われるまま千石船を作ってやったという。と、今度は、「船いっぱいの草鞋を買ってくれ」とも。それも渋々ながら叶えてやると、寝太郎はどこへとなく船出していってしまったのだ。

 それから40日も過ぎたある日のこと。船に乗った寝太郎が帰ってきた。しかし、船内を見ると、泥だらけの草鞋でいっぱい。誰もががっかりしたことは想像に難くない。そればかりか、またもや父にねだって大きな桶を作ってもらい、「泥だらけの草鞋を入れて洗え」とも。もはや開いた口が塞がらないと言うべきだが、これにもまたも息子の言うがままにしたというから、呆れるばかりである。

 しかし、その後の展開が意外であった。三日三晩かけて使い古した草鞋を洗い終わり、上澄みをそっと流し捨てて中を覗いて、びっくり仰天! なんと、桶の底にピカピカ光る砂金がうず高く盛り上がっていたのだ。

 実はこの男、佐渡の金山に出向き、そこで働く人々に頼み込んで、新品の草鞋と履き古した草鞋とを交換してもらっていたのだ。使い古した草鞋の底に付いた金を、何食わぬ顔でかき集めて持ち帰ったという次第。寝太郎はそれを売ったお金で、川を塞きとめるための堰や水路を作って、村の荒れた土地を美田に変えていったという。めでたし、めでたし……と、まあ、これが三年寝太郎のお話である。

■駅前の銅像や、神社まで…地元で大人気の寝太郎

 この物語が伝えられたのは、山口県の南西、山陽小野田市の厚狭(あさ)地区である。ただし、この伝承、ただの作り話というわけではなかった。同地には、寝太郎用水路や寝太郎堰とも呼ばれる大井手なる水利施設など、三年寝太郎物語に登場するものと同様の遺物が現存するからだ。

 さらには、大井手によって開拓された383haもの美田・千町ヶ原が広がるほか、寝太郎を祀る寝太郎荒神社や寝太郎を御神体(稲荷木像)として拝むことのできる円応寺まである。加えて、駅前に大きな寝太郎の銅像までそびえるという念の入れよう。地域がこぞって寝太郎を盛り上げていこうとの熱意が、ヒシヒシと感じられるのだ。

 そして、単なるおとぎ話の主人公だったというだけなら、これらの水利施設が残されることはなかったはずである。それらが存在するということは、つまりこの伝承が何らかの史実を物語っていることを示している。実はこのお話の主人公・三年寝太郎には、モデルとなる人物がいたというのだ。

■三年寝太郎のモデルは武田信玄ゆかりの戦国武将だった!?

 興味深いのは、三年寝太郎のモデルが戦国時代の豪族で、清和源氏・義光の流れを汲む御仁だったこと。その名は、平賀清恒(ひらが・きよつね)。その父・玄信(源心)が、なんと、かの武田信玄ゆかりの人物だったというから、俄然興味が湧いてくる。

 実は、清恒の父・玄信は信濃国佐久郡平賀城主で、武田晴信(信玄)の初陣・海ノ口城の戦い(1537年)の対戦相手として知られる人物であった。ただし、この時の戦いに勝利したのは信玄の方で、玄信は城を落とされ、討死している。

 そのため、息子の清恒は姉の夫・冷泉隆豊(れいぜいたかとよ)を頼って周防国へ向かったとか。しかしこの御仁、運に見放されたのか、大内義隆が家臣・陶隆房(晴賢)の謀反によって殺された大寧寺の変(1551年)に巻き込まれて、やむなく厚狭の地へ逃れて帰農している。

 この清恒がどういう経緯かは不明ながらも、寝太郎のモデルになったとみなされるようになったのだ。おそらく、清恒は厚狭の地へ移って以降、その地の開拓に乗り出し、それなりの成果をあげたのだろう。

 ただ、なぜ「寝太郎」という怠け者にたとえられたかは不明。清恒ばかりかその父・玄信まで実在が疑われることもあるから、何とももどかしい。それでも、玄信(源心)の首塚が山梨県北杜市須玉町若神子に、胴塚が長野県南佐久郡南牧村に現存していることなどを踏まえれば、その子・清恒の実在も信じたくなるのである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/02b2a0dedf2cb9ff53182d1426dbb0013d5951ea


<コメント>

「三年寝太郎」は私の好きな話です。一見ぐうたらだが頭の回る男が世の中の役に立つ姿は痛快ですね♪





posted by Akamaru at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康
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