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2019年01月25日

パン工場で働いていた時の話@

あれは1999年春頃だったと思うが、金も無くなり移住した九州から渋々実家に帰った。早く働けと親が毎日のようにガミガミうるさかったので、仕方なく求人情報誌に載っていた近くのパン工場に面接に行き、即採用となった(バイトだと思っていたがなぜか契約社員にされていた。。。)

◆配属先は食パン部門の最終工程
結論から言うとパン工場は配属先により「楽」か「苦」かの差が激しいように思う。初めての配属先は「食パン(1斤)」が完成して自動機でカット&袋詰めされた製品を検品して出荷係に引き渡す作業の補助であった。自動機から排出された食パンに傷などがないか検品する人がおり横にある出荷用の箱に入れていく。

補助作業はその箱が一杯になったら台車に移し新しい箱を検品者の横に用意する。既定数の箱が積み上がったら伝票と共にすぐ後ろにある出荷係まで持って行くといった単純で楽な作業であった。どうやら俺は検品作業をしていたバイト君の後釜要員だったらしく2週間もしないうちに俺が検品作業をするようになった。

◆定時で帰れない日々
食パンと言ってもレーズンパンのような具入りのものなど種類が多く、それぞれパンの大きさや幅が違うため種類が変わる度に自動機の調整(型替え)作業が必要になってくる。その間、数分休憩できたのでラッキーだったが後が大変だった。

調整が難しいのかパンの断面に穴や傷が発生したり、袋上部を止めるクロージャーがなく袋が空いたままで出てくるなどのトラブルが多発することが多い毎日。。。機械を止めている間も「焼き」の前工程からは次々とパンが流れてくる。

そのパンは当然捌ききれなくなるため検品作業者+補助者が流れてきたパンを壁沿いに置いてあるラックに載せていき一時退避させなくてはならず遅れが発生するため2〜3時間残業する毎日。だが作業自体は楽なので苦にはならなかった。

◆パン工場は変人が多い?
検品のバイト君が辞めた後、俺の作業補助には日替わりで応援者がやってきた。意味不明な事を話し掛け続けてくる障〇者っぽい人、常にキレ気味な女、明らかなコミュ症の奴。。。隣の工程から来て自分の後ろにあるウォータークーラーまで独語を発しながら頻繁に水分補給しに来る人が居て、その人はよく社員と喧嘩をしており怒鳴り合う声が俺の作業場まで聞こえてきた(頻繁に水分補給しなくてはならない理由が後になって分かるのだが、、、)

変人ばかりではない、17時から検品作業補助にバイトでやってくる陽気なおっさんが居た。この人は自営業の合間に小銭を稼ぎに来ていた。気が合い作業中に話が盛り上がる毎日で長時間労働中、唯一楽しい時間帯だった。

そんな楽しい時期が半年ほど続くのだが。。。

長くなりそうなので今回はここまでとする。
タグ:パン工場
posted by ゲーリー at 01:30 | 仕事の話
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