2019年01月14日
小説『人狼ゲーム BEAST SIDE』
2014年4月24日 初版第一刷発行
著者・・・・・・川上亮
イラスト・・・・・犬倉すみ
協力・・・・・・アミューズメントメディア総合学院
ブックデザイン・・渡辺高志(GALOP)
発行・・・・・・AMG出版
発売・・・・・・株式会社竹書房
印刷・製本・・・・共同印刷株式会社
上記は小説版「人狼ゲーム」と全く変わっていません。
今作では登場人物欄でキャラクター設定が紹介されていました。
STORY
『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。この中には三人の人狼役がまぎれこんでいます。それ以外は村人役。毎日二十時に、住人は自分が人狼だと思う相手に投票してください。最も多くの票を集めた住人が死亡します。人狼は零時から二時までの間に部屋を出て、村人の中から一人を選んで殺害してください―――』
あたし、樺山由佳は、2度目の殺戮ゲームの席に着いていた。参加者は13名。全員、2年4組のクラスメイトだ。前回は村人側として人狼を駆逐し、勝利を収めたけど、今回は逆に村人たちをあざむき、ひとりずつ殺していかなくちゃならない。普通の女子高生なら絶望するのかもしれないけど・・・・・あたしはむしろ興奮し、驚喜していた。なにせ、ずっと待ち望んでいた「非日常」を存分に楽しめるのだから!
複数の「自称予言者」が現れ、追いつめられた人狼が道連れを欲し、共有者がほかの村人たちを扇動する。場が混迷を深める中、あたしはひとりほくそ笑み、さらなる血の味を求める・・・・・!(文庫 裏表紙より)
ルール説明(本文より抜き出しまとめてみました)
ルール1 住人の中に人狼役が3人います。(それ以外は村人側)
ルール2 毎日20時に同じ席で、人狼と思われる1人を投票する。
ルール3 最多票を集めた者は死亡します。(複数いた場合は、当事者以外で決選投票を行う。)
ルール4 深夜0時から翌朝6時までは、自分の部屋にいてください。
ルール5 人狼は深夜0時から2時まで村人を1人殺害してください。
ルール6 人狼を全滅させた場合、村人側の勝利。
ルール7 村人が人狼の人数以下になった場合、人狼側の勝利。
ルール8 勝利した側に合計1億円お支払いします。
ルール9 他人のカードを見ても、見せてもいけません。
ルール10 ゲームの進行を妨げてはいけません。建物から出てはいけません。建物と備品を壊してもいけません。ほかの住人に危害を加えてはいけません。ルールに反した住人は命を失います。
役職紹介
人狼(3名)・・・・毎晩、村人1人殺害する
村人(6名)・・・・特殊能力なし
予言者(1名)・・・毎晩1人だけ、参加者の正体を知ることができる
用心棒(1名)・・・毎晩、自分以外の住人1人を人狼の襲撃から守れます
共有者(2名)・・・お互いの正体が最初から分かっているが、特殊能力はなし
登場人物
参加者と部屋番号
樺山由佳・・・・205号室
萬田麗子・・・・206号室
伊勢淳・・・・・105号室
藤堂由紀彦・・・103号室
安道漢和・・・・106号室
柳川祐貴・・・・110号室
榎本亜希子・・・208号室
宗像美海・・・・不明
対馬瞳・・・・・不明
平一也・・・・・101号室
原志保・・・・・不明
小曽根正則・・・108号室
佐伯まこと・・・不明
樺山由佳・榎本亜希子と伊勢淳を除く男性陣は部屋番号の記述あり。
樺山由佳の部屋から萬田麗子の部屋が推測でき、伊勢淳も空き部屋から割り出すことが可能でした。
参加者の関係性 ネタバレ
全員が2年4組のクラスメイト
樺山由佳・萬田麗子・伊勢淳は2回目
伊勢淳・安道漢和・柳川祐貴はサッカー部
平一也と原志保は交際中(クラス公認)
佐伯まことは藤堂由紀彦を強請っていた
藤堂由紀彦は対馬瞳に嘘の告白をし、振られていた
萬田麗子と原志保は特に親しい
伊勢淳と榎本亜希子は交際中(秘密)
小曽根正則は榎本亜希子に好意を持っていた(二人は予備校仲間)
前作の「人狼ゲーム」と違い恨みのループがない分、関係性が複雑になっていました。
死亡順と役職 ネタバレ
1 柳川祐貴 投票 村人 ルールの真偽を確かめるため立候補 12票
2 原志保 投票 村人 恋人・平の画策で6票
3 平一也 襲撃 村人 斬殺(実行者・萬田麗子)
4 伊勢淳 投票 人狼 自称予言者・小曽根に誘導され、6票
5 佐伯まこと その他 共有者 逆上した伊勢に斬られた
6 榎本亜希子 襲撃 共有者? 刺殺(実行者・樺山由佳)
7 小曽根正則 ルール違反 村人 自ら窓から身投げした(運営により処刑)
8 萬田麗子 投票 人狼 人狼をカミングアウトして5票
9 藤堂由紀彦 襲撃 予言者 刺殺(実行者・樺山由佳)
10 安道漢和 投票 村人 他から反感を買い3票
11 対馬瞳 投票 用心棒 2票
12 宗像美海 敗者 村人 運営により処刑
勝者 樺山由佳 人狼(前半戦は村人)
もう一人の共有者は、内容からはわかりませんでしたが、まことのカミングアウトのシーンから男性陣ではないと思われる。
まことは2回目の投票で志保に投票している。
亜希子がまことに伊勢への投票を頼むシーンで、由佳の存在を知った時の態度。
以上の点から、亜希子が共有者ではないかと思われる。(美海の可能性もあり)
用心棒(対馬瞳)が守った人 ネタバレ
1日目 小曽根正則 逃げ出そうとしたことで、村人と推測。襲撃失敗
2日目 佐伯まこと 共有者と名乗ったため
3日目 小曽根正則 予言者と名乗ったため
4日目 不明
5日目 宗像美海 襲撃失敗
第1作目の「人狼ゲーム」を読んだ方であれば、続編なのでは?と思い手に取ったと思いますが、残念ながら単独のストーリーでした。
そして、主人公の樺山由佳の新しい人狼ゲームが始まりそうな終わり方になっていますが、もちろん続きはありません。
【人狼ゲーム】シリーズは大人の事情で作られている作品だと強く思っています。
著者・・・・・・川上亮
イラスト・・・・・犬倉すみ
協力・・・・・・アミューズメントメディア総合学院
ブックデザイン・・渡辺高志(GALOP)
発行・・・・・・AMG出版
発売・・・・・・株式会社竹書房
印刷・製本・・・・共同印刷株式会社
上記は小説版「人狼ゲーム」と全く変わっていません。
人狼ゲーム(BEAST SIDE) (竹書房文庫) [ 川上亮 ] 価格:702円 |
今作では登場人物欄でキャラクター設定が紹介されていました。
STORY
『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。この中には三人の人狼役がまぎれこんでいます。それ以外は村人役。毎日二十時に、住人は自分が人狼だと思う相手に投票してください。最も多くの票を集めた住人が死亡します。人狼は零時から二時までの間に部屋を出て、村人の中から一人を選んで殺害してください―――』
あたし、樺山由佳は、2度目の殺戮ゲームの席に着いていた。参加者は13名。全員、2年4組のクラスメイトだ。前回は村人側として人狼を駆逐し、勝利を収めたけど、今回は逆に村人たちをあざむき、ひとりずつ殺していかなくちゃならない。普通の女子高生なら絶望するのかもしれないけど・・・・・あたしはむしろ興奮し、驚喜していた。なにせ、ずっと待ち望んでいた「非日常」を存分に楽しめるのだから!
複数の「自称予言者」が現れ、追いつめられた人狼が道連れを欲し、共有者がほかの村人たちを扇動する。場が混迷を深める中、あたしはひとりほくそ笑み、さらなる血の味を求める・・・・・!(文庫 裏表紙より)
ルール説明(本文より抜き出しまとめてみました)
ルール1 住人の中に人狼役が3人います。(それ以外は村人側)
ルール2 毎日20時に同じ席で、人狼と思われる1人を投票する。
ルール3 最多票を集めた者は死亡します。(複数いた場合は、当事者以外で決選投票を行う。)
ルール4 深夜0時から翌朝6時までは、自分の部屋にいてください。
ルール5 人狼は深夜0時から2時まで村人を1人殺害してください。
ルール6 人狼を全滅させた場合、村人側の勝利。
ルール7 村人が人狼の人数以下になった場合、人狼側の勝利。
ルール8 勝利した側に合計1億円お支払いします。
ルール9 他人のカードを見ても、見せてもいけません。
ルール10 ゲームの進行を妨げてはいけません。建物から出てはいけません。建物と備品を壊してもいけません。ほかの住人に危害を加えてはいけません。ルールに反した住人は命を失います。
役職紹介
人狼(3名)・・・・毎晩、村人1人殺害する
村人(6名)・・・・特殊能力なし
予言者(1名)・・・毎晩1人だけ、参加者の正体を知ることができる
用心棒(1名)・・・毎晩、自分以外の住人1人を人狼の襲撃から守れます
共有者(2名)・・・お互いの正体が最初から分かっているが、特殊能力はなし
登場人物
参加者と部屋番号
樺山由佳・・・・205号室
萬田麗子・・・・206号室
伊勢淳・・・・・105号室
藤堂由紀彦・・・103号室
安道漢和・・・・106号室
柳川祐貴・・・・110号室
榎本亜希子・・・208号室
宗像美海・・・・不明
対馬瞳・・・・・不明
平一也・・・・・101号室
原志保・・・・・不明
小曽根正則・・・108号室
佐伯まこと・・・不明
樺山由佳・榎本亜希子と伊勢淳を除く男性陣は部屋番号の記述あり。
樺山由佳の部屋から萬田麗子の部屋が推測でき、伊勢淳も空き部屋から割り出すことが可能でした。
参加者の関係性 ネタバレ
全員が2年4組のクラスメイト
樺山由佳・萬田麗子・伊勢淳は2回目
伊勢淳・安道漢和・柳川祐貴はサッカー部
平一也と原志保は交際中(クラス公認)
佐伯まことは藤堂由紀彦を強請っていた
藤堂由紀彦は対馬瞳に嘘の告白をし、振られていた
萬田麗子と原志保は特に親しい
伊勢淳と榎本亜希子は交際中(秘密)
小曽根正則は榎本亜希子に好意を持っていた(二人は予備校仲間)
前作の「人狼ゲーム」と違い恨みのループがない分、関係性が複雑になっていました。
死亡順と役職 ネタバレ
1 柳川祐貴 投票 村人 ルールの真偽を確かめるため立候補 12票
2 原志保 投票 村人 恋人・平の画策で6票
3 平一也 襲撃 村人 斬殺(実行者・萬田麗子)
4 伊勢淳 投票 人狼 自称予言者・小曽根に誘導され、6票
5 佐伯まこと その他 共有者 逆上した伊勢に斬られた
6 榎本亜希子 襲撃 共有者? 刺殺(実行者・樺山由佳)
7 小曽根正則 ルール違反 村人 自ら窓から身投げした(運営により処刑)
8 萬田麗子 投票 人狼 人狼をカミングアウトして5票
9 藤堂由紀彦 襲撃 予言者 刺殺(実行者・樺山由佳)
10 安道漢和 投票 村人 他から反感を買い3票
11 対馬瞳 投票 用心棒 2票
12 宗像美海 敗者 村人 運営により処刑
勝者 樺山由佳 人狼(前半戦は村人)
もう一人の共有者は、内容からはわかりませんでしたが、まことのカミングアウトのシーンから男性陣ではないと思われる。
まことは2回目の投票で志保に投票している。
亜希子がまことに伊勢への投票を頼むシーンで、由佳の存在を知った時の態度。
以上の点から、亜希子が共有者ではないかと思われる。(美海の可能性もあり)
用心棒(対馬瞳)が守った人 ネタバレ
1日目 小曽根正則 逃げ出そうとしたことで、村人と推測。襲撃失敗
2日目 佐伯まこと 共有者と名乗ったため
3日目 小曽根正則 予言者と名乗ったため
4日目 不明
5日目 宗像美海 襲撃失敗
第1作目の「人狼ゲーム」を読んだ方であれば、続編なのでは?と思い手に取ったと思いますが、残念ながら単独のストーリーでした。
そして、主人公の樺山由佳の新しい人狼ゲームが始まりそうな終わり方になっていますが、もちろん続きはありません。
【人狼ゲーム】シリーズは大人の事情で作られている作品だと強く思っています。
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