必ずお読みください!
昨日、テレビで見た「ブドウハゼ」によく似ている(と私が勝手に思い込んでいた)「イイギリ」について触れた。ブドウハゼはもともと赤い実であり、あれが紅葉的な進化だか退化だかによって金色っぽく変色するのだと考えていたのだ。もしひと粒でも金色の実が見つかれば、私は疑うことなく「ブドウハゼ」と判断していたと思う、というような話をした。
しかしイイギリはイイギリである。私ははからずも「みにくいアヒルの子」という童話を思い出した。イイギリの赤が進化だか退化だかした写真を今日山でカメラにおさめてきたので、ご覧いただこう。
これを見た瞬間、あ、いい感じに熟した山ブドウ発見!と喜んだ。しかし枯葉から引っ張り上げてみるとご覧の通り、実以外の構造がブドウと大きく異なる。山ブドウもスーパーで売っている一般的なブドウと同じ構造をしている。そしてこの正体がイイギリであるとわかってしまったとき、私はけっこう落胆した。
イイギリは金色に変色しないんだなー(つまり、ブドウハゼの可能性がほぼゼロになった)という落胆と、食えるには食えるけど山ブドウとは味に天地ほどの差があるんだろうなーという落胆。
実際イイギリがどういうふうになっているのかも撮影してきたので、ついでにご覧いただこう。
↑「独りバックドロップ」という自爆技が存在するならこんな角度に首を曲げるんだろうなーと思うような角度で見上げながらの撮影。パソコンやスマホでご覧いただく分にはふつうの角度でご覧いただけます。
念のため説明を加えるが、ボツボツと山柿の実のようなものがたくさんなっているでしょ?この画像状の柿ちっくなひと粒が、上の画像の「ひと房」分ですよ。つまり、ちっちぇえ粒は数えるのが不可能なくらいたくさんあるんです。意味わかりますか?説明ヘタクソですいませんねぇ。
私は右脳だか左脳だか、あるいは前頭葉だか後頭部だかわからんけど、たぶん脳のどこか一部がおかしくなっていて、ふつうの人間よりもノルム空間(簡単にいうなら、空間における2点間の距離)の分野では脳が正常に機能していないのではないかという疑念を昔から自覚していた。
直線距離にしてもノルムの見当は恐ろしく調子っぱずれである。脳は基本水平方向の感覚に慣れ親しんでいるから、鉛直方向の感覚は鈍いのではないかと推測する。とすると、木の高さなんて確実に不明である。富士山は3700メートルですなんて言われても、私には「はぁ?」としか思えない。当然独りバックドロップの角度で見上げた木の高さなんてまったくわからんのですよ。
ただ、やたらと高所にこうしてイイギリの赤い実はなっており、落下して時間が経過すると、金色ではなく、黒いような紫のような、ススケヤマドリカラーへと変色するのだ・・・ということだけは今回学習できた。この学習が何らかの役に立つのはおそらく1000年に1度くらいの頻度だとは思うが、学習できたことはものすごくちょっとだけよかった。
ちなみに今日は一番奥のヒラタケホダ木(最もデカくて分厚いヒラタケが最も大量に発生する木)を見に行ってきたのだが、残念ながらヒラタケはまったく出ていなかった。だから珍しくヒラタケ画像なナシ。
しかしそのホダのところに行くための急斜面の途中に立っている大木に、こちらは間違いなく山ブドウがなっているのを発見した。こちらはいかにも山ブドウらしくカラフルな実がたくさんなっていたのだが、残念ながら大木の高所にブドウ蔓が絡まるようにしてなっていたので、収穫は物理的に不可能だった。結局またもや落胆である。
落胆ばかりしていてもしかたがないので、ここで話を変える。先日の「山の恐怖」の鹿が死んでた回のとき、巨大な鳥がいたっつー話をしたじゃないですか。この鳥の正体について推測。今日はクマもイノシシも鹿も登場しないが、数種類の「鳥」が登場する少々イレギュラーな回である。鳥ファンの方、お待たせしました!!的ノリでお読いただきたい。
ノルムが対象の脳機能は劣っていても、物体そのものの大きさはおそらく人並みに推測できる程度に私の脳は役立つ。かの巨大な鳥、一見して私の脳は「カラス2羽分」と瞬時に判断を下した。このあたりの大型鳥はカラスとオオタカくらい。カラスは見たくなくても目に入るが、オオタカもごくまれに目にすることがある。
しかしオオタカはデカいサイズでもカラスと同じかカラスよりひと回り小ぶりなのがふつうサイズだ。とすると、カラス2羽分の鳥がなんなのかの想像がまったくつかなくなってしまったのだ。このへんにいるとなると「フクロウ」の可能性がまずは考えられたが、調べた結果、日本にいるフクロウはどんなにデカくてもカラスをひと回り大きくした程度である。カラス2羽分というのは少々無理がある。
そこで「ワシ」の可能性を考えた。しかしワシ数種類もイメージほど大きくはなかった。イヌワシというバカでかいワシもいるが、残念ながら私が住む周辺にイヌワシは生息していないことがわかった。ではアイツはいったい何者なのか・・・ここで私の脳は思考停止状態に陥った。
内心「もういいかなぁ」などと思いながら、もうこれでラストチャンスと思って最後に渾身の検索をかけた。「茶色 デカイ鳥 私が住む地方」で検索をかけたところ、これまでに調べた鳥とは異なる大型鳥がヒットした。みなさん、なんの鳥だと思いますか?
正解発表!鹿の死体を食っていたと思われるあの鳥、私の検索が正しければ、「クマタカ」というタカの仲間ではないかと推測した。おお!クマタカ、確かに聞いたことあるぞ!とちょっと興奮した。オオタカは東京の真ん中あたりにも姿を見せることがあるくらい「意外と身近な猛禽類」だったりするのだが、まさか私が住む近辺にクマタカが出るとは思わなかったなぁ・・・
鹿のときのブログにも書いたが、なんだか鳥にしちゃケツがでけえなぁと妙なところに関心しながら、私を誘導するように飛行していたその怪鳥(けちょう)を眺めていたのだが、クマタカって、割とケツのほうがデカく見える鳥らしい。猛禽類の中ではかなり珍しいシルエットなんだそうだ。それで、私が見た怪鳥もクマタカなんじゃないかなと判断したのだ。
クマタカの画像は残念ながらカメラに収めることができなかった。そこで、代わりといってはナニだが、同じ山の別の鳥・動物の画像を掲載しようと思う。
↑思わず「あーっっ!」て声出しちゃいましたよ。誰だこんなもん捨ててったバカタレは・・・
↓山に入ればだいたい3日に1日くらいの割合で出くわすカモシカ。このあたりはカモシカの群生地になっている。
ということで、私が見たデカイ鳥はオオタカでもフクロウでもイヌワシでもなく、どうやら「クマタカ」ということでいちおうの決着はついた。めでたしめでたし・・・て感じで、今回はおしまいです。
・・・てか、結局また「クマ」かよ!
2018年12月10日
2018年11月05日
パドック1〜野生きのこのとらえ方/ヒラタケ煮つけやべえ!
必ずお読みください!
ヒラタケ後半戦がスタートしている。キクラゲはほぼ通年だが、夏場のタマゴタケ、秋口のハタケシメジ(今年は台風の影響であまり採りに行けず)と割と大口きのこの時期も過ぎ、1年で最大のイベントであるヒラタケも、もうあとひと月もせず終わり。あとは、このへんではあまり数がとれないシモフリシメジ、冬きのこのエノキタケ、運が良ければブナハリタケが少し・・・今年もほんとうに残りわずかである。
例年多くは乾燥ヒラタケにして保存しているのだが、今年はできるだけ乾燥させないヒラタケを食うという目標を立てており、この目標を着々とこなしている。おそらくもう半月くらいは欠かさずヒラタケを食い続けている。そうはいっても、先日の5kgを乾燥し終わると、350缶よなよなエール18本入りの空き箱2箱分近くの乾燥ヒラタケができた。
ちなみに私は、大ザルで1日ほど粗干ししてヒラタケを半分ほどの大きさにし、そこから4〜5日みっちり天日で乾燥するようにしている。そうしないと、5kg以上のヒラタケがこの天日干し網の中に入りきらないのだ。
↑およそ半分になったヒラタケ天日干し2日目。見る見るちっこくなっていくが香りは徐々に増幅するフシギ。
これは前半戦のラストに掲載した満開ヒラタケの、食った分数枚を除きほぼ全部。はじめから他より水分が少なく大型・肉厚なため、完全に乾燥を終えてもこいつらだけでよなよなエールの空き箱がほぼ埋まってしまった。
近所の人(毎年家族がヒラタケを差し上げているらしい)がこれを見て、「そんなにあるなら農協にでも売れるんじゃないの?」と笑顔で言っていた。実は家族もそんなようなことを言っている。でも私は売るつもりはない。
あくまでも私は素人であって、あくまでも趣味としてきのこを楽しんでいる。というよりそもそもはじめからきのこ目的で山を歩いているわけではない。私は腰に爆弾を抱えており(ヘルニアです)、しょっちゅう医者にかかっていたことがかつてあった。
あるときかかりつけの医師に、「こんなにしょっちゅうお前の顔なんざ見たかねえな。お前んちの近くにせっかく山があんだから、少し山でものぼってテメエのコルセットを鍛えろ」と発破をかけられたのが山歩きのきっかけであった。つまり、山歩きはきのこ採りの手段ではなく、それ自体を目的としてスタートしたのだ。
確かに量的、質的には売れるヒラタケなのかもしれない。でも、売ってしまったら私は素人ではなくプロになってしまう。アホなことを言いながらこうして写真を掲載することなんてもうできなくなってしまうのだ。素人がきのこを売ることほど危険な話はない。材料を自分で調達してつくったダイナマイトを売り込むようなもんである。かなりのバカである自信はあるが、さすがにそこまでハイレベルのバカではない。
例年であれば、だいたい10カ月くらいかけて乾燥ヒラタケを家族みなで食う。今年は例年以上のハイペースで採りたてヒラタケを食い進めているのでそこまで持たないかもしれない。だいたい家族が「アンタのとってきたもんなんて気持ち悪くて食えない」なんて言ってるクセに、ヒラタケだけは食うし、けっこうな量を人に差し上げてしまう。
あげてもいいけど、だったら俺のとってきたきのこに文句をつけるなよと言いたい。言いたいけど言えない。だからここで言う。そしてそんな事情も知らない親戚からの乾燥ヒラタケの評判はすこぶる良好なのである・・・
で、後半戦のスタート。いつもならまだクソ暑い中真っ先に顔を見せるヒラタケ――台風が無残にへし折ったホダの――が、なんと今年はこんなヘンテコリンな時期にようやく顔を見せた。遅ればせながらもいいとこである。
↑ここのヒラタケは毎年良型。今年も私の手のひらを楽に超える良型を出してくれた。しかし量は半減した。
↓折れ残ったほうのホダにもちゃんと発生している。今年は例年よりひと回り小さく、ヤケに白い。
ちょっとびっくりしたが、今年も出てくれてうれしかった。いつも真っ先に顔を見せるヒラタケだけに、出ないでいるのはなんだかひどく寂しかったのだ。
↑良型ヒラタケときのこ専用ナイフ。大きいナイフだとホダを傷めるので、こういうサイズで切れ味鋭いナイフがベター。ベストはオペ用のメスなんだけどね、そんなもん持って山ん中をふらふらするわけにはいかない。
小ぶりの個体も多く、乾燥していたこともあっておそらく1sにも満たないだろうと判断し、こいつらはそのまま食うことにした。1週間もあれば食い切れるかな・・・とタカをくくっていたが、野生のヒラタケを甘くみるとえらいことになる。かなりの量の煮つけをつくったのだが、ぜんっぜん減らねよこいつら・・・
でも、煮つけは我ながら絶品である。これこそ売れるっつーの。そんくらいうまい。私はあまり食いもんの画像ってのが好きではないのだが、「焼き」と「煮」の画像をあえて掲載しよう。こういうことはもう金輪際ないだろうから、心して見よ。
↑焼き。ほんとは七輪で炭火焼がベストだけど毎度毎度七輪引っ張り出すのもめんどう。トースターでも十分。それにしても、あんまりうまそうに見えない。だからやだったんだよなー。
↓煮。なんとかタケっつー茶色い毒きのこにそっくり。でも味はやべぇよこれ。自分でも驚いた。
例年初夏のころ、ヤマブキを採ってきて「きゃらぶき」をつくるのが上半期の大きな楽しみ。セリの佃煮もうまいが、きゃらぶきは数倍うまい。ちなみにヤマブキは「山吹」ではなく「山蕗」ですね。きゃらぶきは、ヤマブキをしょうゆと酒で煮詰めるんです。
私は酒のみなので、甘いきゃらぶきよりも、3本食ったら病気になるくらいしょっぱいきゃらぶきが好き。1本あるとめし1膳食えるくらいの味付けを好む。ちょこっとかじって酒をちびりちびりやるのだ。ほぼきゃらぶきの要領でヒラタケ煮も初チャレンジした。ただしきのこなので、多少甘みもつけた。しょうゆと酒と砂糖を適当にぶち込んで、あとはひたすら煮た。
朝晩だけ、めしを食っている時間をつかって1時間ずつくらい煮詰めたのが上の毒きのこっぽい煮つけ。甘辛くて酒が進むしなんつってもヒラタケ自身が出すダシは秀逸。こういう味はやっぱり日本酒――最近はまっている「どぶろく」でちびちびやっている。
タッパー2つにぎゅうぎゅうに詰め込むほどの煮つけができたので、こりゃあひと冬楽しめそう。なくなりそうならまた作ればいいや。
ヒラタケ後半戦がスタートしている。キクラゲはほぼ通年だが、夏場のタマゴタケ、秋口のハタケシメジ(今年は台風の影響であまり採りに行けず)と割と大口きのこの時期も過ぎ、1年で最大のイベントであるヒラタケも、もうあとひと月もせず終わり。あとは、このへんではあまり数がとれないシモフリシメジ、冬きのこのエノキタケ、運が良ければブナハリタケが少し・・・今年もほんとうに残りわずかである。
例年多くは乾燥ヒラタケにして保存しているのだが、今年はできるだけ乾燥させないヒラタケを食うという目標を立てており、この目標を着々とこなしている。おそらくもう半月くらいは欠かさずヒラタケを食い続けている。そうはいっても、先日の5kgを乾燥し終わると、350缶よなよなエール18本入りの空き箱2箱分近くの乾燥ヒラタケができた。
ちなみに私は、大ザルで1日ほど粗干ししてヒラタケを半分ほどの大きさにし、そこから4〜5日みっちり天日で乾燥するようにしている。そうしないと、5kg以上のヒラタケがこの天日干し網の中に入りきらないのだ。
↑およそ半分になったヒラタケ天日干し2日目。見る見るちっこくなっていくが香りは徐々に増幅するフシギ。
これは前半戦のラストに掲載した満開ヒラタケの、食った分数枚を除きほぼ全部。はじめから他より水分が少なく大型・肉厚なため、完全に乾燥を終えてもこいつらだけでよなよなエールの空き箱がほぼ埋まってしまった。
近所の人(毎年家族がヒラタケを差し上げているらしい)がこれを見て、「そんなにあるなら農協にでも売れるんじゃないの?」と笑顔で言っていた。実は家族もそんなようなことを言っている。でも私は売るつもりはない。
あくまでも私は素人であって、あくまでも趣味としてきのこを楽しんでいる。というよりそもそもはじめからきのこ目的で山を歩いているわけではない。私は腰に爆弾を抱えており(ヘルニアです)、しょっちゅう医者にかかっていたことがかつてあった。
あるときかかりつけの医師に、「こんなにしょっちゅうお前の顔なんざ見たかねえな。お前んちの近くにせっかく山があんだから、少し山でものぼってテメエのコルセットを鍛えろ」と発破をかけられたのが山歩きのきっかけであった。つまり、山歩きはきのこ採りの手段ではなく、それ自体を目的としてスタートしたのだ。
確かに量的、質的には売れるヒラタケなのかもしれない。でも、売ってしまったら私は素人ではなくプロになってしまう。アホなことを言いながらこうして写真を掲載することなんてもうできなくなってしまうのだ。素人がきのこを売ることほど危険な話はない。材料を自分で調達してつくったダイナマイトを売り込むようなもんである。かなりのバカである自信はあるが、さすがにそこまでハイレベルのバカではない。
例年であれば、だいたい10カ月くらいかけて乾燥ヒラタケを家族みなで食う。今年は例年以上のハイペースで採りたてヒラタケを食い進めているのでそこまで持たないかもしれない。だいたい家族が「アンタのとってきたもんなんて気持ち悪くて食えない」なんて言ってるクセに、ヒラタケだけは食うし、けっこうな量を人に差し上げてしまう。
あげてもいいけど、だったら俺のとってきたきのこに文句をつけるなよと言いたい。言いたいけど言えない。だからここで言う。そしてそんな事情も知らない親戚からの乾燥ヒラタケの評判はすこぶる良好なのである・・・
で、後半戦のスタート。いつもならまだクソ暑い中真っ先に顔を見せるヒラタケ――台風が無残にへし折ったホダの――が、なんと今年はこんなヘンテコリンな時期にようやく顔を見せた。遅ればせながらもいいとこである。
↑ここのヒラタケは毎年良型。今年も私の手のひらを楽に超える良型を出してくれた。しかし量は半減した。
↓折れ残ったほうのホダにもちゃんと発生している。今年は例年よりひと回り小さく、ヤケに白い。
ちょっとびっくりしたが、今年も出てくれてうれしかった。いつも真っ先に顔を見せるヒラタケだけに、出ないでいるのはなんだかひどく寂しかったのだ。
↑良型ヒラタケときのこ専用ナイフ。大きいナイフだとホダを傷めるので、こういうサイズで切れ味鋭いナイフがベター。ベストはオペ用のメスなんだけどね、そんなもん持って山ん中をふらふらするわけにはいかない。
小ぶりの個体も多く、乾燥していたこともあっておそらく1sにも満たないだろうと判断し、こいつらはそのまま食うことにした。1週間もあれば食い切れるかな・・・とタカをくくっていたが、野生のヒラタケを甘くみるとえらいことになる。かなりの量の煮つけをつくったのだが、ぜんっぜん減らねよこいつら・・・
でも、煮つけは我ながら絶品である。これこそ売れるっつーの。そんくらいうまい。私はあまり食いもんの画像ってのが好きではないのだが、「焼き」と「煮」の画像をあえて掲載しよう。こういうことはもう金輪際ないだろうから、心して見よ。
↑焼き。ほんとは七輪で炭火焼がベストだけど毎度毎度七輪引っ張り出すのもめんどう。トースターでも十分。それにしても、あんまりうまそうに見えない。だからやだったんだよなー。
↓煮。なんとかタケっつー茶色い毒きのこにそっくり。でも味はやべぇよこれ。自分でも驚いた。
例年初夏のころ、ヤマブキを採ってきて「きゃらぶき」をつくるのが上半期の大きな楽しみ。セリの佃煮もうまいが、きゃらぶきは数倍うまい。ちなみにヤマブキは「山吹」ではなく「山蕗」ですね。きゃらぶきは、ヤマブキをしょうゆと酒で煮詰めるんです。
私は酒のみなので、甘いきゃらぶきよりも、3本食ったら病気になるくらいしょっぱいきゃらぶきが好き。1本あるとめし1膳食えるくらいの味付けを好む。ちょこっとかじって酒をちびりちびりやるのだ。ほぼきゃらぶきの要領でヒラタケ煮も初チャレンジした。ただしきのこなので、多少甘みもつけた。しょうゆと酒と砂糖を適当にぶち込んで、あとはひたすら煮た。
朝晩だけ、めしを食っている時間をつかって1時間ずつくらい煮詰めたのが上の毒きのこっぽい煮つけ。甘辛くて酒が進むしなんつってもヒラタケ自身が出すダシは秀逸。こういう味はやっぱり日本酒――最近はまっている「どぶろく」でちびちびやっている。
タッパー2つにぎゅうぎゅうに詰め込むほどの煮つけができたので、こりゃあひと冬楽しめそう。なくなりそうならまた作ればいいや。
2018年10月02日
パドック0〜きのこにまつわる考察
必ずお読みください!
先日ヒラタケの画像を掲載したが、そのときに「だいたい3kgくらい?」と書いたと思う。株は全部で5株だったので、それで3kgというのは、ふつうはあり得ない。ヒラタケ1枚は大人の手のひら1枚分前後である。大きくなると子供の顔よりも大きくなることもあるが、まだ出始めだったので、まあノーマルサイズではあった。
スーパーのレジ袋中型サイズ一杯に満たない程度だったが、重量は相当あった。本格的な収穫期を迎えると、私はゴミ袋の中サイズ(小学生1人がすっぽり入るくらい?)を携えて収穫する。それで概ね7kgくらいだから、中型レジ袋で3kgはねえよなぁと、内心いぶかっていた。
量ったわけではないから明確なことはいえないが、持った感じはおそらく3kg前後はあったのだと思う。もし中型ゴミ袋で今回のと同じヒラタケを収穫期と同量収穫していたら、きっと20kgくらいになっていたんじゃないかと推測する。理由はもちろん、したたか降った雨の影響である。水分を大量に含んだヒラタケだったのだ。
なぜそんな素っ頓狂な推察をしているのかというと、私はヒラタケを収穫したらいつも塩水で虫だしをして天日干しして保存するのだが、いつもと同じ要領で天日に干したら、ヒラタケは見るも無残な「きのこのカス」のようになってしまったからだ。いちおうヒラタケの体はなしているが、収穫した当時の面影はなかった。なんつーか、スーパーで売ってるヒラタケのサイズで著しく水分を損なった不思議なきのこといった風情だ。
水分を含んだヒラタケは、おそらく水風船のように膨らんで私を待っていたのだろう。そういえば、あのサイズにしては例年よりもだいぶ早い収穫であった。なぜそんな発想に至ったのか・・・ちょっと話しておこう。
実は今回収穫した付近には「ゴムタケ」と呼ばれる珍しいきのこが例年発生するのだが、このゴムタケというやつは、見た目と違ってずっしりと重量感あるきのこなのだ。以前は珍しさからコイツを収穫してきたのだが、今は食う前の下処理が面倒すぎてもう収穫はやめている。
↑きもちわるいでしょー?これはゴムタケ幼菌。こいつが成長すると・・・
↑ゴムタケ成菌。幼菌時の穴みたいなとこが徐々に広がって、平らな面ができるんです。幼菌よりは多少マシでもまだきもちわりい。おえー。
↓ゴムタケ全体像。なんかネットで探すゴムタケよりもデカイので、もしかしたら「オオゴムタケ」ってやつかもしれない。こいつが見た目のサイズよりもずっしり重いのだ。
で、当時皿に入れて冷蔵庫に放りっぱなしにしていたところ、ゴムタケが風呂に入っているくらいの水分が発生していたのだ。それでいながらゴムタケ自身は、多少弾力を欠いてひと回り小さくなってはいたものの、放出した水の量とゴムタケ自身の縮み具合がどうにも対応していないのではないか・・・の疑念を抱いた。アルキメデスもきっとびっくりするくらいの違和感である。
まあそんなおかしな話はどんな物理法則に当てはめてみたってありえないことなのだが、持った感じの重さや出現した水の量(多少黄色っぽく濁っている)の不当な多さから、「ありえない想像」をしそうになってしまうのだ。
話をヒラタケに戻そう。ヒラタケってやつはとにかく「なんでも吸い込むきのこ」である。水分はもちろんだが、重金属系(要はヤバい系)物質や放射性系(もっとヤバい系)物質をも積極的に取り込む性質があるらしいのだ。
私が採取する近くにはどう考えても重金属系の何かがあるようには思われないのだが、もっとヤバいほうはおそらくほぼ確実に飛んできていると思うので、そういう怖さが実はある。実際最近どうものどのあたりが不調で、もしかしたら甲状腺関連が破綻をきたしたのではないか・・・の懸念も生じた。そう考えると、なんとなくヒラタケを食ったあとにのどの違和感を覚える傾向が強い気もする。
あまりに気になったので甲状腺の検査をしてもらったものの、検査結果を見た医者は「正常ですね」とつまらなそうに言い放ったので、まあとりあえずは安心した。のどの検査をしてもらっても異常はなかった。やっぱり医者はなんとなく残念そうであった。
まあそれはいいんだけど、考えてみりゃ重金属とか放射性なんちゃらとかヤバそうなもんをズルズルと吸い込むんだから、水だったらバリバリ吸い込むのは自然と言えば自然のことなのかもしれない。私は山に入ったときは毎日のように「キクラゲ(多くはアラゲキクラゲ)」を採取してくるのだが、そのときはちょことだけだったので乾燥保存させずに水を入れた容器に入れて冷蔵庫でほっぽっておいたことがあった。
1週間後、キクラゲのことなんて忘れていたところ、冷蔵庫の中でやたらと黒っぽいエリアがあったので何事かと思ってそっちを見ると、水分を吸収してきもちわりいくらいに膨張したキクラゲに邂逅したのであった・・・という具合に、ヒラタケに限らず、あんまり積極的に水を吸い込みそうもないキクラゲをはじめ、きのこってやつはなんでも吸い込んじまう「吸引体質」があるのだと思う。
で、きのこって、食えるものは基本的に「身体に良い」とされるじゃないですか?中には「ガンに効く」とか「ガンを治す!」なんていうとんでもねぇパワーを持ったきのこもあるらしいじゃないですか?(実はヒラタケやタモギタケ、タマゴタケなんかもガンへの有効性の検証対象になっているらしい)
やっぱり人間がいくらがんばって「医薬品」をつくっても、地べたから頭の良い人間にさえ理解できないいろんな物質や成分を吸収して毒も抗がん物質も生成しちゃうきのこにはかなわないのかなーという気がしないでもない。オプジーボなんていう立派な薬が日の目を見たこのタイミングでこんなこと言っちゃうのもはばかられるが・・・
放射性物質を取り込むことで、ガン(特に免疫系)の発症リスクが高まるという話をきいたことがある。ということは、多少なりともそういうリスキーな物質を吸い込んでいると思われるヒラタケを1年中食っている私は、もしかしたらほかの人よりもガンの罹患リスクが高いのかもしれないという気がする。
しかし逆に、発ガンしたとしてもヒラタケの未知なるパワーで立ちどころにガン細胞をやっつけてくれるかもしれない望みもあるのだ・・・もしかしたら私の身体の中ではヒラタケの吸引物をめぐり、なんとも複雑なせめぎ合いが日夜行われいるのかもしれない。
ところで、ヒラタケをはじめなんでも吸い込んじまうきのこが抗ガン作用などの医学的メリットを生むとするなら、同じく高い抗ガン作用が期待されるタマゴタケも、いろんな物質を吸い込んでいることに理屈上はなる。放射性物質についてはいくら考えてもしょーがねぇかなぁ・・・というところなのだが、もっと身近な問題があるのだ。というのも・・・
タマゴタケはテングタケのファミリーである。代表格といってもいいだろう。食えるほうの代表だ。そして食えない――というか、食ったらシャレじゃすまないレベルの猛毒きのこも同じファミリーには多い。たとえばこいつだ。
↑「猛毒御三家」の次男ドクツルタケ。長男タマゴテングタケに次いで食った人の高い致死率を誇るとされる
こんなやつもいる。
↑こちらも死亡例がある猛毒ウスキテングタケ。毒性に関する詳細は知られていないが、見た感じ、ボツボツがある以外は超猛毒タマゴテングタケに似ている。猛毒御三家には条線がないが、ウスキテングタケには成菌になるとはっきりする条線がある。
こんな具合に・・・
↑タマゴタケとウスキテングタケが仲良く並んでいる。ドクツルやタマゴテングともっと親密にぴったりと重なるように生えるタマゴタケもある。
これ、どうなんですかねぇ・・・なんでも吸い込むかもしれないタマゴタケがドクツルやタマゴテング、ウスキテングなんかとぴったりくっついていたりすると、その毒成分が吸収されちまうなんてことはないんだろうか?アマトキシン系の毒は強力だし、「遅効性」といういやらしい効き方なので、なんとしても避けなければならない。
まあ私はできるだけ「タマゴタケのみの群衆」の中から1つ2つつまんで食っているので、そういう危険は最小限にとどまると思っているのだが・・・あ、最後にこいつを披露しておこう。
「ゴムタケを食ってみた!」てやつですね。なんでもこのゴムタケもすこぶる身体には良いという話なので食ってみたが・・・できの悪いこんにゃくゼリーという感じで、まずくはないがうまくもなかった。それに何より、調理してもやっぱりきもちわりいなこいつは・・・
ゴムタケの名誉のためにも言っておくが、ゴムタケは水分バランスの状態が良好な山にしか生えないきのこなので、林業者にとっては重要なきのこらしい。そして私が入る山の水分バランスは間違いなく絶好調であることも、このゴムタケたちによって見事証明されたのである。
先日ヒラタケの画像を掲載したが、そのときに「だいたい3kgくらい?」と書いたと思う。株は全部で5株だったので、それで3kgというのは、ふつうはあり得ない。ヒラタケ1枚は大人の手のひら1枚分前後である。大きくなると子供の顔よりも大きくなることもあるが、まだ出始めだったので、まあノーマルサイズではあった。
スーパーのレジ袋中型サイズ一杯に満たない程度だったが、重量は相当あった。本格的な収穫期を迎えると、私はゴミ袋の中サイズ(小学生1人がすっぽり入るくらい?)を携えて収穫する。それで概ね7kgくらいだから、中型レジ袋で3kgはねえよなぁと、内心いぶかっていた。
量ったわけではないから明確なことはいえないが、持った感じはおそらく3kg前後はあったのだと思う。もし中型ゴミ袋で今回のと同じヒラタケを収穫期と同量収穫していたら、きっと20kgくらいになっていたんじゃないかと推測する。理由はもちろん、したたか降った雨の影響である。水分を大量に含んだヒラタケだったのだ。
なぜそんな素っ頓狂な推察をしているのかというと、私はヒラタケを収穫したらいつも塩水で虫だしをして天日干しして保存するのだが、いつもと同じ要領で天日に干したら、ヒラタケは見るも無残な「きのこのカス」のようになってしまったからだ。いちおうヒラタケの体はなしているが、収穫した当時の面影はなかった。なんつーか、スーパーで売ってるヒラタケのサイズで著しく水分を損なった不思議なきのこといった風情だ。
水分を含んだヒラタケは、おそらく水風船のように膨らんで私を待っていたのだろう。そういえば、あのサイズにしては例年よりもだいぶ早い収穫であった。なぜそんな発想に至ったのか・・・ちょっと話しておこう。
実は今回収穫した付近には「ゴムタケ」と呼ばれる珍しいきのこが例年発生するのだが、このゴムタケというやつは、見た目と違ってずっしりと重量感あるきのこなのだ。以前は珍しさからコイツを収穫してきたのだが、今は食う前の下処理が面倒すぎてもう収穫はやめている。
↑きもちわるいでしょー?これはゴムタケ幼菌。こいつが成長すると・・・
↑ゴムタケ成菌。幼菌時の穴みたいなとこが徐々に広がって、平らな面ができるんです。幼菌よりは多少マシでもまだきもちわりい。おえー。
↓ゴムタケ全体像。なんかネットで探すゴムタケよりもデカイので、もしかしたら「オオゴムタケ」ってやつかもしれない。こいつが見た目のサイズよりもずっしり重いのだ。
で、当時皿に入れて冷蔵庫に放りっぱなしにしていたところ、ゴムタケが風呂に入っているくらいの水分が発生していたのだ。それでいながらゴムタケ自身は、多少弾力を欠いてひと回り小さくなってはいたものの、放出した水の量とゴムタケ自身の縮み具合がどうにも対応していないのではないか・・・の疑念を抱いた。アルキメデスもきっとびっくりするくらいの違和感である。
まあそんなおかしな話はどんな物理法則に当てはめてみたってありえないことなのだが、持った感じの重さや出現した水の量(多少黄色っぽく濁っている)の不当な多さから、「ありえない想像」をしそうになってしまうのだ。
話をヒラタケに戻そう。ヒラタケってやつはとにかく「なんでも吸い込むきのこ」である。水分はもちろんだが、重金属系(要はヤバい系)物質や放射性系(もっとヤバい系)物質をも積極的に取り込む性質があるらしいのだ。
私が採取する近くにはどう考えても重金属系の何かがあるようには思われないのだが、もっとヤバいほうはおそらくほぼ確実に飛んできていると思うので、そういう怖さが実はある。実際最近どうものどのあたりが不調で、もしかしたら甲状腺関連が破綻をきたしたのではないか・・・の懸念も生じた。そう考えると、なんとなくヒラタケを食ったあとにのどの違和感を覚える傾向が強い気もする。
あまりに気になったので甲状腺の検査をしてもらったものの、検査結果を見た医者は「正常ですね」とつまらなそうに言い放ったので、まあとりあえずは安心した。のどの検査をしてもらっても異常はなかった。やっぱり医者はなんとなく残念そうであった。
まあそれはいいんだけど、考えてみりゃ重金属とか放射性なんちゃらとかヤバそうなもんをズルズルと吸い込むんだから、水だったらバリバリ吸い込むのは自然と言えば自然のことなのかもしれない。私は山に入ったときは毎日のように「キクラゲ(多くはアラゲキクラゲ)」を採取してくるのだが、そのときはちょことだけだったので乾燥保存させずに水を入れた容器に入れて冷蔵庫でほっぽっておいたことがあった。
1週間後、キクラゲのことなんて忘れていたところ、冷蔵庫の中でやたらと黒っぽいエリアがあったので何事かと思ってそっちを見ると、水分を吸収してきもちわりいくらいに膨張したキクラゲに邂逅したのであった・・・という具合に、ヒラタケに限らず、あんまり積極的に水を吸い込みそうもないキクラゲをはじめ、きのこってやつはなんでも吸い込んじまう「吸引体質」があるのだと思う。
で、きのこって、食えるものは基本的に「身体に良い」とされるじゃないですか?中には「ガンに効く」とか「ガンを治す!」なんていうとんでもねぇパワーを持ったきのこもあるらしいじゃないですか?(実はヒラタケやタモギタケ、タマゴタケなんかもガンへの有効性の検証対象になっているらしい)
やっぱり人間がいくらがんばって「医薬品」をつくっても、地べたから頭の良い人間にさえ理解できないいろんな物質や成分を吸収して毒も抗がん物質も生成しちゃうきのこにはかなわないのかなーという気がしないでもない。オプジーボなんていう立派な薬が日の目を見たこのタイミングでこんなこと言っちゃうのもはばかられるが・・・
放射性物質を取り込むことで、ガン(特に免疫系)の発症リスクが高まるという話をきいたことがある。ということは、多少なりともそういうリスキーな物質を吸い込んでいると思われるヒラタケを1年中食っている私は、もしかしたらほかの人よりもガンの罹患リスクが高いのかもしれないという気がする。
しかし逆に、発ガンしたとしてもヒラタケの未知なるパワーで立ちどころにガン細胞をやっつけてくれるかもしれない望みもあるのだ・・・もしかしたら私の身体の中ではヒラタケの吸引物をめぐり、なんとも複雑なせめぎ合いが日夜行われいるのかもしれない。
ところで、ヒラタケをはじめなんでも吸い込んじまうきのこが抗ガン作用などの医学的メリットを生むとするなら、同じく高い抗ガン作用が期待されるタマゴタケも、いろんな物質を吸い込んでいることに理屈上はなる。放射性物質についてはいくら考えてもしょーがねぇかなぁ・・・というところなのだが、もっと身近な問題があるのだ。というのも・・・
タマゴタケはテングタケのファミリーである。代表格といってもいいだろう。食えるほうの代表だ。そして食えない――というか、食ったらシャレじゃすまないレベルの猛毒きのこも同じファミリーには多い。たとえばこいつだ。
↑「猛毒御三家」の次男ドクツルタケ。長男タマゴテングタケに次いで食った人の高い致死率を誇るとされる
こんなやつもいる。
↑こちらも死亡例がある猛毒ウスキテングタケ。毒性に関する詳細は知られていないが、見た感じ、ボツボツがある以外は超猛毒タマゴテングタケに似ている。猛毒御三家には条線がないが、ウスキテングタケには成菌になるとはっきりする条線がある。
こんな具合に・・・
↑タマゴタケとウスキテングタケが仲良く並んでいる。ドクツルやタマゴテングともっと親密にぴったりと重なるように生えるタマゴタケもある。
これ、どうなんですかねぇ・・・なんでも吸い込むかもしれないタマゴタケがドクツルやタマゴテング、ウスキテングなんかとぴったりくっついていたりすると、その毒成分が吸収されちまうなんてことはないんだろうか?アマトキシン系の毒は強力だし、「遅効性」といういやらしい効き方なので、なんとしても避けなければならない。
まあ私はできるだけ「タマゴタケのみの群衆」の中から1つ2つつまんで食っているので、そういう危険は最小限にとどまると思っているのだが・・・あ、最後にこいつを披露しておこう。
「ゴムタケを食ってみた!」てやつですね。なんでもこのゴムタケもすこぶる身体には良いという話なので食ってみたが・・・できの悪いこんにゃくゼリーという感じで、まずくはないがうまくもなかった。それに何より、調理してもやっぱりきもちわりいなこいつは・・・
ゴムタケの名誉のためにも言っておくが、ゴムタケは水分バランスの状態が良好な山にしか生えないきのこなので、林業者にとっては重要なきのこらしい。そして私が入る山の水分バランスは間違いなく絶好調であることも、このゴムタケたちによって見事証明されたのである。