禅の名言に
『刻苦光明必ず盛大なり』
があります。
意味は、
「刻苦そのものこそが財産であり、光明である」
です。
これについて、
『人生を照らす禅の言葉』(著者 横田南嶺 致知出版社)
の中に、こう書いてあります。
「古来何の苦労もなく大成した者などいはしない。
古人もみな、刻苦された。
激しい苦労に耐えられた。
刻苦した分だけ光るものがある。
いや刻苦そのものこそがめいめいの財産であり、光明なのだ。
自ら光り輝いてこそ周りを照らすことができる。
(中略)
『何もかもなげうって死さえもいとわないほど価値のある宝が見つかったときにこそ人はほんとうの意味で生きる』(アントニー・デ・メロ『心の歌』)という言葉もある。
孔子は
『朝(あした)に道を聞かば夕(ゆうべ)に死すとも可なり』
と言われた。
人間一生で何を得るかは、
何を懸けるかにかかっている。
『刻苦光明必ず盛大なり』
と肝に銘じたい。」(62頁~63頁)
『得るは捨つるにあり』
という言葉もあります。
『悟りを得るは執着を捨つるにあり』
です。
人生で何を得るかは、
何を第一義とするかにかかっています。
あなたにとって一番大切なことは何ですか?
(推薦図書)
『人生を照らす禅の言葉』
(著者 横田南嶺 致知出版社)
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