2021年06月29日
** クレマンソー博物館 **
クレマンソーの肖像画(39歳)(エドゥアール・マネ作) オルセー美術館所蔵
クレマンソーとモネ
モネの庭にも有る笹藪
** クレマンソー博物館 **
1931年にオープンした、この魅力的なパリの博物館はまだ余り人々には知られていません。
ドレイファス事件での戦いで有名な、植民地主義に対する死刑、平等、世俗主義の廃止のために、
ジョルジュ・クレマンソー(1841-1929)は偉大なフランスの政治家でした。
彼の死後、パリの16区の彼のアパートは、博物館になりました。
ジョルジュ クレマンソーと言えば、メトロ1号線の駅名『シャンゼリーゼ クレマンソー』が
ありますが、この駅の上に、クレマンソー広場があり、
そこには、ジョルジュ クレマンソーの銅像があり、その駅名が付きました。
20世紀始めのフランスの政治家で、首相を2期務めています。
又、画家クロードモネの友人として、晩年のモネに『国の為に睡蓮を描いて欲しい』と勧めた人物です。
モネも『死ぬまで描かせて欲しい』と、白内障の手術を何度か行って、
巨大な睡蓮の連作を仕上げていきました。
そして、モネが他界した数ヵ後に、モネの連作の睡蓮が見られるように
オランジェリー美術館を作ったのもクレマンソーでした。
2人は手紙でやり取りをしていたのですが、その手紙の数が凄く、
何百通と残っているそうです。
モネが他界後には、一人でモネの家のお庭を訪れて、
物思いにふけっていらっしゃったようです。
親友が先に他界してしまうのは、何て、寂しい事でしょうか。。。
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