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2023年01月30日

中日・砂田毅樹投手、トレードを聞いた「次の瞬間、家の解約の電話」 
妻が明かした胸中「ついに来たか」



中日・砂田毅樹投手、
トレードを聞いた「次の瞬間、家の解約の電話」 妻が明かした胸中「ついに来たか」




https://full-count.jp/2023/01/30/post1332273/
プロ野球選手にとって、移籍はつきものだ。翌日には違うユニホームを着てプレーしているかもしれない世界。とはいえ、実際にトレードを告げられた時、最も身近にいる家族はどのような思いなのだろうか。今オフ、DeNAから中日にトレード移籍した砂田毅樹投手の妻・葵さんが胸の内を明かした。

「正直言うと、結婚してから成績があまり良くなかったので、トレードや戦力外というものはずっと頭にありました。ただ(昨年11月のトレードは)契約更改の日も決まっていて『今年はないかな』と思っていたときだったので、実際に言われてビックリしましたね。ビックリしつつ『ついに来たか』と思いました」

 前日の夜19時頃、球団から砂田に「明日10時にスーツで来てくれ」と電話があった。「その時点で絶対にトレードだなと。『どこの球団かな』なんて話をしましたけど、考えれば考えるほど分からなくて」。幼い子ども2人を含めた家族4人の生活。転居が必要な場合は「一緒に行くのはすぐに決めました」と振り返る。

 トレードといえば、世間ではいまだマイナスなイメージも残るが、葵さんは違った。「本人がのびのびと、求められて野球ができるならどこでもいいと私は思っていました。球団は関係なく、必要とされることが一番やりがいのあることだと思うので。もう一度初心に帰って頑張る機会をいただいたのは良かったと思いました」。

引っ越しまで約1か月、家探しや手続きは「超ハードでした」
翌日の午前10時半頃、砂田から「中日だった」と連絡を受けると「次の瞬間には、家の解約の電話をしていました」。解約まで1〜2か月を要するのが一般的なため、すぐに申し入れる必要があったからだ。さらに名古屋の家探し、さまざまな手続きに追われる毎日。「1か月ちょっとで引っ越しをしたので超ハードでしたね。大野雄大さんが(砂田にインスタグラムの)DMで『住むならここら辺がいいよ』と情報を下さったらしくて、そういう話を参考に探したりしました」と感謝した。

継続して活躍できるのは一握りの世界。2019年に結婚し、2020年は17試合登板、2021年は58試合登板と復活の兆しを見せたが、2022年は15試合登板に終わった。自宅にいても、砂田がマウンドに上がればテレビのあるリビングを離れて家の用事をこなす。「そこまで精神を安定させられなくて……。リアルタイムで見てダメだったよりも、知らなくて後からダメだったんだっていう方がまだ気持ちが楽なんです」と知られざる思いも語る。

 それでも砂田をサポートする葵さんは明るい。「会社員でも転勤はあるし、野球選手だけが特別なわけではない。それに対するサポートはありますが、もしまた転居が必要になったらそれも宿命なのかなって思うだけです。まあでもこのタイミングでトレードしていただいたので、しっかりやってほしいです(笑)」。

 育成ドラフトから支配下をつかみ、2018年には70試合登板を果たした左腕も正念場のときを迎えている。ともに戦う家族の思いも胸に、新天地で復活を目指す。







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