2017年05月14日
松山英樹参戦の2017 ザ・プレーヤーズ選手権大会前日練習
優勝予想8位の松山英樹 不振と不満の10時間練習
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◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 事前情報(9日)◇TPCソーグラス(フロリダ州)◇7189yd(パー72)
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4大メジャーに準ずる大会である「ザ・プレーヤーズ選手権」でも、松山英樹への期待は大きい。開幕前のパワーランキング(優勝者予想番付)では8位にランクイン。世界ランク4位という実績と、初出場の2014年大会で23位、15年17位、そして昨年は最終日最終組をプレーして7位と、年々順位を上げていることもその理由。しかし、本人の受け止め方は例によって違う。自ら「ズタボロ」と表現したのが開幕2日前の状態だ。
谷原秀人と戦ったダブルス戦「チューリッヒクラシック」を終え、1週間のオフを挟んで迎えるPGAツアーのフラッグシップイベント。この日、午前9時過ぎにコースに姿を見せた松山は、ダニー・リー(ニュージーランド)らと練習ラウンド。午後4時過ぎに18ホールを回り終えると、午後7時15分まで居残って調整を続けた。
「(オープンウィークは)ゆっくりやって、良い形で来られたんじゃないかなと思っていたんですけど…。ここで調子が悪くなってしまった」という。2週間前に見出したショートゲーム復調の兆しが暗転。「ショットもだいぶ良くなってきて、いけるかなと思っていたが、きょうはズタボロになっていた」
TPCソーグラスのスタジアムコースは今大会前に改造が施されたが、芝が貼りかえられたグリーンは相変わらず砲台形状が多く、松山は周辺からショートサイドのピンを想定したアプローチを入念に確認した。「今年はラフが長いような気がする。グリーンを外すと大変。ショットでグリーンを捕らえていきたい」と攻略法を頭に描くだけに、“芯”で打てないショットへの不満を募らせた。
松山英樹が世界トップ3入りへ「0.041」差まで肉薄
5月7日付の男子世界ランキングが発表され、トップ5に変動はなかった。前週は出場がなかった松山英樹も4位をキープ。3位のジェイソン・デイ(オーストラリア)とのポイント差は喪失ポイントの差分により「0.1214」から「0.041」まで詰まり、日本人男子では初となる世界トップ3入りは残りコンマ2桁台まで迫った。
松山は2月26日付の世界ランクで、1987年に中嶋常幸が記録した日本人男子の最高位に並ぶ4位に浮上。以降は、11週連続で順位をキープし続けている。今週の米国男子ツアー「ザ・プレーヤーズ選手権」(フロリダ州、11日開幕)には、松山もデイも出場予定。結果次第で松山はトップ3入りを果たす。
松山英樹が世界トップ3入りへ「0.041」差まで肉薄
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