2020年08月16日
懐かCDを買うB 松田聖子「We Are Love」
松田聖子の1990年のアルバム。
これまで未聴のアルバムだったが、収録曲の中にどうしても聴いてみたい曲があって、今回資料用的に購入した。
松田聖子のオリジナルアルバムは、今や新旧問わず、大概のものはダウンロードで買える感じなのだが、どういうわけかこのアルバムだけがぽっかり空いたエアポケットのように音楽配信が見送られている。(というか、何らかの事情で今後もされることはないのかもしれないが)
そんなわけで今回CDでもって購入してみたわけなのだけれども、いやはやこれが。
全曲、Seiko Matsuda名義で松田聖子ご本人が作詞を担当しているのだが、聴く曲聴く曲、盛りのついたネコのような調子の歌詞で、どうにもこうにも面食らってしまう。松田聖子の書く詞ってこんなんだったっけ??比較対象が早世のアイドル岡田有希子さんに提供した「くちびるNet Work」ぐらいしか思いつかなくてもどかしいのだが、良く解釈すれば、洋楽のラブソングを和訳したときのようなテイストがしなくもない感じなので、もしかしたらそのへんの雰囲気を狙っていたのかもしれない。1990年といえば、松田聖子のアメリカへの傾倒っぷりがますますヒートアップしていた頃だったように思うので。
しかし、詞はともかくとしても(ごめんなさい)、作曲家陣には、原田真二、上田知華、鈴木祥子など名うてのシンガーソングライターが名を連ねてそれぞれに手腕を振るっており、また、当時、格好のワイドショーネタにされていたいわくつきの米国人男性とのデュエット曲も収録されているなど、ある時期一定の話題性を提供した作品といった意味でも、全く聴きどころのないアルバムというわけではないということだけは申し添えておきましょう・・・。
なんだか失礼なことばかり書いてしまったが、このアルバムに対する巷の評価は意外と高いようだ。
きっと私がひねくれているだけなんだろうな
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