柴犬 その遊びのキャリアは、きっと、世界に届く。

知人を介して相談がありました、90歳近くの独り暮らしの男性が肺水腫で入院するために飼っている犬猫10数匹を引き取れないか、そんな内容でした。

知人の話によると何年か前まではブリーダーでしたが廃業して、その後は残っている犬猫の世話をしていたらしいのですが、奥さんが亡くなり一人で世話をしているので犬猫は病気だらけ、そう聞かされました。

残されている仔達を保護すると決めましたが、実際には成犬成猫は誰かが引き取っていて、残されていたのは親戚が引き取る老犬と老猫それに体調不良の仔犬と仔猫だけでした。

引き取った仔犬（ラブ2頭・コーギー2頭）仔猫（ノルウエージャン２・シャム１・マンチカン１）はどの仔も耳ダニと真菌症で、その上に先天性疾患もあり、誰も引き取らなかった理由が分かりました。

ラブラドルレトリバー2ヶ月の兄妹です、ブラックの男の子は耳ダニで外耳炎を起こしていて兄妹ともに真菌症でハゲハゲです。

ウェルシュ・コーギー・ペンブローク2ヶ月の兄妹です、真菌症であちこちハゲています。

シャムの女の子2〜3ヶ月です、風邪と耳ダニ、真菌症です。

さて今回は、リューシスティックへの思いって事で

少し自分なりに迷っていた事に一つの答えが

見つかりましたので、少しお話させて頂こうと思います。

数年前は、リューシスティックはリューシスティックでしか

無かったのですが、今は見た目（表現体）がリューシって

個体が存在してます。

優勢因子であホワイトフェイスやモザイクの特徴が

表に出ないタイプとプラチナ表現にならないタイプ

リューシスティック・モザイク（モシスティック）でも

耳ブチや黒耳にならずに、白耳の個体がそうです。

ホワイトフェイスに関しては特徴は現れません！

プラチナ×リューシスティックなのに白い個体のみ産まれる？

此れは単なるリューシスティックなのかな？

こんな疑問から検証ブリードが始まりました。

モザイク×リューシスティックやホワイトフェイス×リューシスティック

上記のヘテロ体に更にリューシスティックを掛け合わせると

リューシスティック（５０％・あくまで確率）が産まれます。

この掛け合わせでリューシスティックに（表現体）なるのですが

次の掛け合わせでは、ホワイトフェイスやモザイクが

産まれて来ます。

ブリードをお考えで無い方にとっては、見た目リューシなら

何の問題も無いと思いますけど、ブリードする人に取っっては

大事な遺伝子情報になるかと思います。

上記の画像個体は、白いプラチナ？×クリミノから産まれた

白い双子になります。

※祖母はプラチナモザイク（アメリカ個体）

今回は、この掛け合わせからプラチナ（表現体）が産まれました。

※後のブログで写真をＵＰいたします。

まとめ

今までの検証ブリードの結果を（他のブリーダーさん情報も含む）踏まえ

今後、当店では、Paradox（パラドックス）を表記に使いたいと思います。

例えば、リューシスティックParadoxモザイクのように！

リューシスティック・モザイクだけど耳にモザイクの特徴の出てない

個体や見た目がリューシスティック（表現体）だけどホワイトフェイスや

プラチナの特徴が表れていない個体に対しての表記

※賛否両論が有るかとも思いますが

リューシスティックが多様化している今

細分化し正しい情報の元、お迎えして

頂きたいと言う、あくまでも当店の見解です。