2020年06月28日
み〜んなみるる レントゲン
レントゲンをナメているすべての人たちへ
レントゲンへようこそ!
6月24日(水)
梅雨の中休み、ということで今日も大阪は快晴です。
前回記事のその後。
土日は京都の実家に帰って報告して、少しゆっくりしました。
月曜は久しぶりに出社して会社の片付けと上司や同僚に挨拶。
火曜は入院準備と家の掃除・片付け。
そして、今日を迎えました。
そう、今日は再発治療の入院の日です。
入院初日というのは往々にしてそうですが・・・、あまりにも盛りだくさんの1日でした。
特に医師からの病状や治療法の説明。
想像通りの部分と少し違う部分がありましたが、納得できました。
この部分は改めて別記事にしたいと思います。
ひょっとすると、書くのに時間がかかるかもしれませんが、しっかりと自分で受け止めて、消化して書きたいと思います。
なので今日は慌ただしい入院初日を備忘録的に書きます。
快晴ではありますが、切ない朝です
しばしの間ではありますが、家族と別れの朝。
いつものように長女ココを起こします。
沢山抱きしめて、おりこうさんにしててね、おりこうさんにしてたらとーちゃん帰ってくるからね、と伝えました。
「あのねー、とーちゃんがねー、びょーいんにいってしまうのかなしいの・・・」と言うので、朝から涙腺が崩壊しそうになりました
3歳児なりに何かを感じ取っているんでしょう。。
幼稚園に行くのを見送って、いよいよ入院の最終準備。
入院準備自体は慣れたもの・・・の筈でしたが最後に入院したのは11月末。
7ヶ月前のことって結構忘れているもんですね
お風呂セットなどが嵩張るので結構な大荷物です。
でも、今日、仕事が休みだった義兄が車で妻と私を病院まで送ってくれました
ありがたいことです
妻の実家には、また大きな負担をかけることになります。
心配せんとしっかり治しておいで、と送り出されます。
病院についてビックリ!
朝一番や午後からの通院では気づかなかった入退院受付の現状に愕然とします。
何ですか、この待ってる人の多さは・・・
今までも多少は待つことはありましたが、今日は30分待ちました。
この病院に入院するのは5回目ですが、初の経験です。
何故かというと、新型コロナウィルス対策でレイアウトを無理やり変更しており、その関係で同時受付人数が以前より減っているからです。
要は「密」を避けることで、パフォーマンスが悪化しているんです。
新型コロナウィルスの影響がこんなところにも。
以前は小さな部屋みたいなところで受付していたので、確かに「三密」そのものでした。
しかし、事務員さんも患者もお互いストレスが溜まりますねこれは・・・
やっとのことで受付を終えて13階病棟へ。
今日の担当です、と知っている看護師さんが案内してくれます。
割り当てられた部屋は突き当りから2つ目、13号室。
初発の寛解導入で最初に入った個室と同じ部屋です。
見慣れた景色。
このブログのがこの部屋の窓からの風景です。
テーブルの上にカードが置いてありました。
以前にもブログに書いたことがありますが()、ベッドのところに挿入するカードがあり、そこに担当医師とメインの担当看護師の名前が記載されています。
主治医のところには・・・先生の名前ではなく若先生の名前が!
初発の寛解導入療法当時、様々な科で勤務して経験を積むローテーション中の新人医師として私を担当したのが若先生でした。
つまり、若先生と先生のコンビで寛解導入を担当してもらったのですが、若先生は専門が血液内科だったので新人とは思えない感じで、毎日私の質問に答えてくれたのです。
その若先生がめでたく血液内科に正式配属になっていて、今回も先生とのコンビで担当してくださるとのこと。
同じ部屋、同じ医師で治療。軽く運命を感じます
そこからは、怒涛のごとく。
新人看護師さんによる入院の説明、検温の後、採血を行い、若先生&先生による説明。
説明が終わると、もう12:00を過ぎていてお昼でした。
ちなみに記念すべき再発治療最初のメニューは「かた焼きそば」。
この病院では数少ない"当たり"の部類です
昼からは空いた時間に出来る検査をやっていき、隙間に薬剤師さんがきたり、若先生が診察したり、HLA型検査の説明をしたり。
そしてフロアを移動しての検査は、心エコー(心臓超音波検査)、心電図、胸部レントゲン。
戻ってきたら、慌ただしくマルク(骨髄穿刺)です。
(マルクって何?という方はをどうぞ)
2週間前のマルクで採取した骨髄液は、白血病細胞の有無を調べるのに全て使ってしまっているので、もう一度マルクをして、様々な検査をするのです。
約1年ぶりの若先生のマルクです。
プロの患者として(上から目線で)コメントさせていただきますと。
若先生のレベルアップ感がすごい!
まずテンポがいい。麻酔から本番の針までがスムーズ。
もちろん、痛くない。
更に「沢山取らないといけないのに"上り"が悪いんでもうちょっと針を進めましょう」みたいな感じで冷静!
おまけに、マルクに立ち会うのが3回目という新人看護師さんの段取りが悪くても、的確に指示して余裕が感じられる!
んー、2年目医師とは思えない安定感です。
「とーちゃんはいわゆる骨太なのかもしれませんね。刺すのも抜くのも堅いし、相当針を進めないと採取できない感じです」
とのコメントをいただきました。
そして、「裏返しの儀式」をして待っていると、なんと今日は月に1度
の部長回診の日、ということで血液内科部長と看護師長さんが登場。
「あ、もちろん、そのままで〜」と仰向けに寝ころんだまま部長と話をしました。
部長としても、今回の事態は全く想定外だったようで
若先生&先生の説明を思い出しながら、話をしました。
セカンドオピニオンのことも話をしましたが、九大でも行かない限り私と同じ治療をして再発したケースはないですよね?と言うと。
「そうだね〜、九州とか名古屋とか、あとは首都圏の一部じゃないとないかもしれないね。でも、異なる意見を聞いて納得することが大切だからね〜」とコメント。
若先生や先生から聞けなかった新しいことを聞けたわけではないけど、この部長先生は話を聞くのがすごく上手なので、自分がこれからやっていく治療に対して、少し頭の整理が進んだ気がします。
そんなこんなで。
盛りだくさんの1日となりました。
ホッと一息ついたら、もう夕方でした。
1日のメニューが終わると、自分が入院したんだな〜と感じます。
夜には早速、テレビ電話で家族と話をしました。
二人の娘の笑顔に癒されます
治療や薬の解説を書いたわけでもないのに長くなりました
ブログを書いていたら、眠くて眠くて・・・寝てしまいました
ということで、当日のアップならず
ちなみに、起きたら5時前でした
多分、ものすごく疲れていたんでしょうね。
緊張もしてたんだろうし。
でも、ぐっすり眠れるという事は、心がしっかりと回復してきた証拠だと思います
こんな感じで、新たな闘いのスタートです。
前回記事に沢山の応援コメント、有難うございます。
早期再発というのは決して楽観視できない事態ですが、しっかりと受け止めて、必ず乗り越えてやりますよ!
それでは、今日も皆様が健やかでありますように!
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