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2019年03月27日
自業自得
これは俺の小学校時代の体験談です。
5年生の時Y(女)という転校生がやって来た。
体育の授業があるわけではないのにいつも体操ズボンを履いてきているオカッパ女だった。
俺は「変な奴」と思っただけでそこまで気にしなかった。
そして三学期に入った頃あいつは当時イジメの標的だったI(男)と仲がよくラヴレターの書きあいなど両思いのような関係だった。
そういう関係は小学校というところでは結構広まる感じで皆がいろいろな噂を立てたりしてた。
ある日その二人が昼休みにイチャついてたので俺はなんとなく絵を描きながら見ていたらYが「見んな!ツバかけるよ!」と怒鳴ってきた。
当時ガキ大将のような存在だった俺はそんな言葉を言われて黙ってるはずがない。
「かけてみろwwww」と言ってニヤニヤしてた。
するとYは俺に近寄ってきてブフッとツバを吹きかけてきた。
もうね、教室に居たみんな放心状態。
俺も本当にやられると思わなかったのでもろ顔にかけられて、放心状態だった。
次の瞬間我に返って「なにしやがるコラァッ!」と怒鳴り散らしたが、Yの追弾は更に続く!
俺はそういう事をやられるのが本当にキライで多分小学校生活で一番ブチ切れてた。
女とか関係なしにボッコボコにしてやった。
血とか出まくってた(鼻血だけど)
殴ったり蹴ったりしてたら近くにいた先生をだれかが呼んできたようで俺は止められた。
Yは泣きじゃくってて俺は「ざまぁwwww」としか思わなかった。
やりすぎとか思わなかった。
次の日から俺はYをイジメの対象にしていた。
でもYもそれに対抗するように前の机の席の俺に後ろからケシゴムをちぎって投げたりしていた。
そんなこんなで6年生になった。
本当についてなくて俺はまたYと同じクラス。
でもまたイジめてやるとかいろいろ考えてたのでそこまでイヤではなかった。
それからはずっと俺のターン!
女子供関係なしに顔ボコボコにしてやった。
仲の良かったKやTともYを虐める作戦を立てたりしていた。
Yの家の前で待ち伏せなんてのは日常茶飯事でそのたびぶん殴ってた。
それからYの抵抗もなくなり俺らだけが虐めるといった感じだった。
しかし中学生になりYは変わった。
前と違い勉強もできるようになったし性格も明るくなった。
俺はというと小学校と同じでこの中学でもガキ大将になってやろうwwとか思っていた。
ちなみにこの頃KとTは受験して俺の友達はいなくなった。
それからと言うもの俺の人生に終わりが来たよう学生生活だった。
Yにあることないこと噂されて俺は先輩や共学になった学校の奴らからイジメられた。
トイレに顔つっこまされたりもした。
服とられて変態扱いされたりもした。
もう我慢できなくなり不登校になった。
しかし心の教室たるものがあることがわかりそこに通っていた。
ある日、俺が心の教室から帰っているとYに会った。
奴はニヤニヤしながら満面の笑みである一言を俺に言い放った。
Yに言われた一言は今でも鮮明に覚えている。
「自業自得」
この言葉聴いたときまじでびびった。
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